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鑑賞作品レビュー、視聴検討作品の備忘録

by 黄梅(hungmei)
     清朝コメディ時代劇でそれぞれ皇帝、寵臣奸臣やらどれをやっても3人だとうまくはまる?「鉄三角」と呼ばれるベテラン俳優さん。張鉄林は劉暁慶主演《火焼円明園》《垂簾聴政》(邦題「西太后」)の恭親王役から始まり、テレビドラマで乾隆帝といえばこの人ってなくらい皇帝専業戸ですし、王剛も張国立も交えた《鉄歯銅牙紀暁嵐》が印象深いです。

    その中で飄々とした紀暁嵐役がはまる張国立さん、その今の奥様こそ87版紅楼夢で王熙鳳役の鄧婕さん。ご夫婦で《康熙微行私訪記》に、それぞれ康煕帝と宜妃で出演しヒット。余談ですが宜妃といえばモデルになった実在人物が、これまたよくとりあげられる雍正帝生母の徳妃と、康煕帝の臨終で喧嘩したエピソードが個人的にスキ。最後まで騒がしい。



# by hungmei | 2019-07-17 18:26 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
   北京影視のYou Tubeチャンネルで見つけ視聴。越劇、映画、テレビ女優であり、すべてでベテランかつ実力派であり続ける何賽飛のインタビュー特番。サムネイルの写真は浙江小百花越劇団時代の《五女拜寿》でのヒロイン役。

   もとから越劇のエリートチーム出身でもあり、地方戯でも沪劇や滑稽戯(上海)、豫劇(河南省)に挑戦し、映画《大紅灯籠高高掛(邦題 「紅夢」)》《色、戒(ラスト、コーション)》、ドラマ《大宅門》など、いつも第一線を走る何賽飛大好きです。

# by hungmei | 2019-07-14 21:18 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(0)
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   李相国導演、春秋戦国時代の斉国王后、鐘離春に取材した娯楽時代劇。赫文婷、高海誠ら出演。

   主人公は歴史上四大丑女(不美人)に必ずカウントされますが、ドラマでは天帝の六女。荒廃する斉の国を見て哀れみ下凡、斉王后となり様々な知恵を授けて戦国七雄の一国へと導くというお話みたいです。なので不美人設定不採用か、最初だけとかなのかもしれない。

    探してみても美しい姿しか出ないので、前者の可能性は高そう。中国古代四大丑女といえば黃帝次妃の嫫母、今回のドラマのモデル鐘離春、東晋武帝の妃嬪・左芬、東晋滅亡のきっかけとも言える賈皇后こと賈南風。諸葛亮の正妻で有名な黄月英が入ったりしますが、鐘氏と嫫母と賈南風は固定っぽい。

   鐘離春は容貌から40歳近くなっても未婚(当時は10代で嫁ぐのが普通)、背は曲がり肌は黒くetc.これてもかというくらいの描写。嫫母は神話時代、賈南風は実在で庶出の皇太子殺すわ東晋滅亡の八王の乱の遠因を作り一族もろとも処刑されるわ派手。左芬は文才で名を馳せたので、才女枠かな。

   ドラマで見るの賈南風が多い気がしますが、鐘離春も「斉無艶」として01年には香港映画にと、結構映像化されていました。主役の場合演じる際にブスメイク=顔に痣。よく見たら造作は美人。呂后演じた時の秦嵐特殊老けメイクには叶わない、て趣旨が違うか。脇役ならはじめからそれなりなのかも。


# by hungmei | 2019-06-25 16:11 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)

   《角児来了》シリーズで黄梅戯、しかも大ベテランの蒋建国・呉亜玲ペア。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!最近はいろんな俳優さんが増えて、見るの追いつかない〰と思っていましたが、このお二人をみるとホッとする!
   女駙馬と男装する演目が有名な黄梅戯ですが、スター女優さんは概ね男装する主役を経験するものの、呉亜玲さんはそれより公主など完全に女性役だけのイメージ。新版紅楼夢の林黛玉が印象深い、私の中で黄梅戯ベスト女優です。

# by hungmei | 2019-06-10 03:59 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(0)
  今年に入ってからの放送、北宋仁宗を主人公にしたドラマ。ここしばらく、北宋時代劇が昔より多いような。李少紅監督の《大宋宮詞》もありましたし。王凱、江疏影、任敏、王楚然、劉鈞、孫堅ら出演。

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  左が王凱演じる仁宗、右が江疏影の曹皇后。彼女は継室で、廃后された郭氏が道観にいる(はず)。お気に入りの曹曦文が「賈婆婆」なんですか、どんな役なんだろう?仁宗は李宸妃所生、ながらく章献明粛皇后劉氏が生母と信じていたものの、即位後真実を知ってショックを受けたり、そこそこ仁政だったり、なイメージです。

    何が主軸に成るのかよくわかってませんが、とりあえず衣装は他の北宋ものより好みなので気になる。後は王楚然演じる寵妃の張貴妃、立后されたが徽号がなく皇后カウントされない張美人なのか、それと別の張美人のほうなのか、ややこしい。坤寧宮事変も仁宗の時に合ったはずですし、蘇軾、陸游、包拯とかももしかしたらちらっとでたりして。適当予想。


# by hungmei | 2019-06-07 11:59 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(2)
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   《延禧攻略》などと近い時期、Netflix経由で放映されたファンタジー時代劇。邦題「鳳凰の飛翔」。架空の王朝・天盛朝のもと、前王朝・全成の公主が男装し軍隊入り、国一番の兵士になって…というと明るいアクションものかと思うが、結末全く救いがないと思うので見る予定なし。
   ただし倪妮演じる主人公の男装がはまっているのと、唐代っぽい衣装の斬新さが気になり、拾い見したい作品です。倪妮はチャン・イーモウ《金陵十二釵》がデビュー、久しぶりに見たら大きくなってたなぁ。ちょっと遠心なファニーフェイス?後は鄧沙が少しだけ出ていたからチェックしたい!

# by hungmei | 2019-06-07 06:45 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)

清朝「格格」の定義は

  「格格劇」=清朝公主を主役にしたコメディ時代劇というジャンルがあり、清朝宮廷劇では必ず耳にする「格格」。「う」の口の形で「が」を発音します。ゴーゴ?清朝皇族のお姫様と思っていれば間違はないですし、どれくらい日本放送やDVDで訳されてるのか実は未知なんですが、せっかくだからまとめました。

●用法1……低級な妾の呼び方
 清初からある使い方。皇帝(というかハーン)、皇子などの最低位の妾をさす。のちの位階で言うと皇帝の官女子とか。次第に皇帝妾には使われなくなり、親王の妾のみへの呼び方へ変化。

●用法2……皇帝、皇族の娘への呼び方
 これも古め。満語の音写で、皇帝の姉妹も娘も孫もみんな格格。皇族の娘も(一定資格を満たすと)格格。この大雑把なくくりから、のちには

 ・和碩格格(親王の娘、郡主に相当)
 ・多羅格格(郡王の娘、県主に相当)

 と分かれていく。清朝で皇子に生まれても親王に封じられるとは限らないので、親王→郡王→貝勒→貝子、など位階があり、皇子の娘でもそのときの父親の位階で呼び方が違うのかな、多分。格格が内輪での呼び方、公主・郡主になると正式な呼び方になります。

●用法3……皇女の呼び方
  恐らく一番時代劇で耳にする用法。皇帝子女の嫡庶に厳しくない清朝でも、一応皇女は嫡庶で正式な名前が変わる。

 ・固倫公主……嫡女、皇后所生
 ・和碩公主……庶女、妃嬪所生

  朝鮮王朝だと庶女の場合公主でなく翁主だから、清朝においては皇帝庶女でも公主ではある。しかし皇太極嫡女で和碩公主がいるし、後世では皇帝の溺愛で庶女の固倫公主も(乾隆帝末娘で惇妃汪氏所生、和珅の息子豊紳殷徳妻)。
   漢族で異性の公主孔氏(外藩王呉三桂の養女)や、皇女でなく皇帝何世孫でも場合により公主、郡主になる。和親公主(他民族や国家と和睦のためその国へ嫁す)は賜死したりと失脚した父を持つ宗室の娘が公主に封じられて行くことも多い。無情。
  

# by hungmei | 2019-06-06 15:02 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
  亡き姉の死因の謎を探るために宮女として出仕し、最後は思いがけず栄達する主人公・魏璎珞のサバイバル物語。《如懿伝》が公式の《甄嬛伝》続編ですが、中身が似てるのはこちらかも。ネタバレを含みますのでご注意ください。
   かつてなく清中期の妃嬪風俗再現にこだわり、国内手刺繍も取り入れたそうな気の遠くなる力の入り様。数年前の《如懿伝》との比較も楽しく、並行して見ているとかなり混乱。自分用メモとして妃嬪中心にまとめました。
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  「選秀女」といっても后妃選抜の戸部主催、宮女選抜の内務府主催とあり、生まれ(※)でどちらか決まるみたい。宮女だけでなく宗室邸の侍女も含むため、宮廷勤めか王府勤めになるかは結果次第。戸部主催も后妃でなく宗室の妻妾選抜の場合もありタイミングによります。
    甄嬛は前者で妃嬪候補として入宮、魏璎珞は後者のため宮女として働きます。清朝後宮の特色は宮女は八旗や内務府所属(特権階級)、宦官は基本漢人。宮女を虐待死させたら皇后でも罪は免れません。それまでの王朝だと宮女を殺しても、清朝より罪は軽め。

  ※生まれは、旗人か包衣かだと私は理解してます。間違っている可能性あり(汗)清朝特権階級は満州人、次が蒙古族、最後が漢族という序列で八旗や内務府所属。漢族は八旗・内務府所属か民間人かで境遇激変、特権階級に属する漢人はかなり満化したようです。金佳氏や高佳氏など朝鮮系も。
   蒙古や漢族八旗は後金など清朝前夜から愛新覚羅氏に帰順したり捕虜となったケース。中でも包衣は満語で「奴隷」を意味し、旗人よりも格下。ふつう宮女から、妾になれても格格スタート。かつ八旗は上三旗と下五旗があり、后や国母を出すと下五旗出身の場合、后の実家のみ上三旗に変更される(拾旗)。


※如懿伝では慎刑司が出てきたけど、ここでは辛者庫と宗人府。慎刑司は太監などの監督、辛者庫は奴才の刑罰、宗人府は皇族の監督。時期によっても違うのかな?

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●乾隆妃嬪その他、主要六人
・魏瓔珞/飾:呉謹言
綉坊綉女、円明園宮女、魏貴人、令妃、皇貴妃
  産みの母を早くに亡くし姉に育てられたが、その姉が宮中で変死。真相究明のため自身も宮女として出仕。衣装、刺繍を扱う綉坊、長春宮、辛者庫などを経て魏貴人、延禧宮に住む。モデルは嘉慶帝生母の孝儀純皇后魏佳氏。
  《還珠格格》で趙麗娟(娟子)が演じた令妃が印象深いです。乾隆妃では最多の四子二女をもうけ、包衣出身と出自が低いも皇貴妃まで栄達。死後20年で息子が即位、追封皇后へ。見ていると甄嬛と重なる。「私は虎」と言い放ち啖呵を切るときの迫力は、さながらスケバンのかおり。

・富察・容音/嫡福晋、皇后/飾:秦嵐
  乾隆帝が宝親王だった頃からの正室で、即位に伴い立后。満州鑲黄旗人。我が子が夭折したことから立ち直れず、飛び降り自殺。公には病死とされた。モデルは孝賢純皇后富察氏。
   上三旗出身かつ元配といって初婚の正室は継室らよりも格上。演じる秦嵐は《還珠格格第三部》ぶりっ子妾の知画を演じていましたが、遠くまで来たものだ。綺麗。高潔。

・輝髪那拉・淑慎/飾:余詩曼
宝親王側福晋、嫻妃、継皇后
 下五旗の満州鑲藍旗出身。はじめ善人を装うもその実、袁春望を操り陰謀の限りを尽くす。勝ち逃げするかと思いきや、最後は自滅し失脚。本性あらわした時のはりつき笑顔は怖かった。
  モデルは継皇后輝髪那拉氏、従来は皇后葉赫那拉氏とされ、《還珠格格》での戴春荣老師が印象深い。諡号がなく「継皇后」。演じるのはベテラン香港女優、本土時代劇出演の多い余詩曼。ちょっと年上な気も。

・高寧馨/飾:譚卓
宝新王使女、側福晋、高貴妃、
皇貴妃、追諡慧賢皇貴妃
  満州鑲黄旗人、崑曲ができ披露したことも。見るからに悪相、嫉妬深い。陰謀を巡らすも最後は首を吊りバレる前に自殺する犯人パターン。モデルは慧賢皇貴妃高佳氏で、もと高氏。彼女の死後、賜姓により高佳氏に。
   祖先は朝鮮系、かつ包衣。「高貴妃」なのは貴妃高氏の意味。しかし八旗子女なら戯曲はやらないと思う(旧中国では「戯子」と強い蔑視の対象)。彼女の赤い衣装は特に目を引き、髪型も一人違う。無子で皇貴妃はすごい。

・富察・傅恒/富察府三爺/飾:許凯
  富察皇后の同母弟。清朝官員。魏璎珞の心の恋人、仇討ちを助けてくれ、登場する女性みんなに好かれる。爾晴と結婚。史実では男は後宮に入れないのにしょっちゅう来ていて、最後は魏瓔珞を守って落命。俳優さんが若い。

・愛新覚羅・弘暦/宝親王、乾隆帝/飾:聶遠
   雍正帝の四子で、生母は雍正帝妾、崇慶皇太后・録祜禄氏。如懿伝の霍建華乾隆はワイルド&癇癪持ち(独断)だが、こちらではもっとノーブルでおとなしい感じ、けっこう毒舌。乾隆帝って富察皇后逝去時の官員へのヒステリー(独断)といい、祖父や父よりちょっとわがままな印象。

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●八旗
・満州、蒙古、漢軍にそれぞれ八旗、計二十四旗

・上三旗/皇帝直属
 正黄旗……黄色の旗
 鑲黄旗……黄色に赤い縁取りの旗
 正白旗……白地(多爾袞により上三旗へ編入)

・下五旗/貝勒(宗室)がトップ
 正紅旗……赤い旗
 正藍旗……藍色(正白旗と入れ違い)
 鑲藍旗……藍地に赤い縁取りの旗
 鑲紅旗……赤地に白い縁取り
 鑲白旗……白地に赤い縁取り
 
※旗ごとの序列も多少ありますが無視して羅列しています。
※鑲は縁取りのこと。赤が基本だが、正旗の色と重なる紅旗では白い縁取り知なっている。


ほかの妃嬪、皇族などはこちらから
# by hungmei | 2019-06-04 09:56 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)