CCTVテレビで放送したものの台湾版。中国古代最長の叙事詩「孔雀東南飛」から改編。越劇「陸游と唐婉」などでも思ったけど、「旧中国の姑、怖い」「孝行だからって嫁の離縁も母の意見に逆らえないのか」「嫁、悪くないじゃん!」と悲恋というより嫁虐待物語としかとらえられていませんでしたが、このドラマだとさらに救いようのない結果に。
【あらすじ】前漢の献帝の治世、廬州府の役人・焦仲卿は琴に秀でていた。劉員外の娘・劉蘭芝と結婚し、お互いに音楽を愛する仲の良い夫婦となる。生涯添い遂げることを誓っていたが、蘭芝の美しさが権力者の目に留まり不穏な空気に。焦仲卿の母(姑)は息子の栄達を狙い、また蘭芝の実家・劉家の勢いが衰えてくのを目にして、息子に離婚を迫る。親には逆らえず仲卿は妻を離縁するが、二人は固く再婚を誓うのだった。そんな折に戦乱が起こり焦仲卿が死んだという知らせが蘭芝に届き、傷ついた蘭芝はかねてから迫られていた太守への嫁入りを承諾。しかし結婚式当日になんと焦仲卿が無事に帰還し、絶望した蘭芝は投身自殺。それを嘆いた仲卿も後を追うのだった・・・。