電影『紅楼夢』サントラ

d0095406_222795.jpg以前にブログでもご紹介した、88年の大作映画『紅楼夢』。当時から有名な劉暁慶、陶慧敏、何賽飛、陳凱歌監督夫人となった女優さんなど、キャストもスタッフもセットも何もかもが豪華絢爛菜です。神保町の内山書店によってみたら、何とそのサントラが!今までほしくても見つけられなかったので、1500円にて購入。内山書店は値段が高めだけれど、これは外装が立派な割に安かったです。

映画ではタイトルのわからなかった挿入歌や、黛玉の「葬花詞」など歌詞のわかるものもちょこっと内容が変わっていたりと面白かったです。同時期のテレビドラマより神話的というか神秘的色彩の強いこの映画、なぜか情報が圧倒的に少なく不思議でしたが、このCDは「記念中国電影誕生100年」のもの。やっぱり凄いんですね!ブックレットには88年の映画祭で芸術賞、女優賞(賈母役の林黙予)など全部で4部門を受賞、とありました。でもこの林さん、99年のドラマでも変わらずお婆さん役を演じていて驚きです。CCTVドラマ版賈母の女優さんはもう亡くなってしまったので・・。

ほとんど原書の漢詩から創作の曲が多いドラマより、映画の方がオリジナル曲が多い気がして「娘娘起駕」:元春が省親から宮廷へ戻る時の悲しみを綴った歌、「出殯」:黛玉の弔いの曲、「劉姥姥進怡紅院」など、結構好きです。なんとも言えない、いかにも清朝という感じの古~い重厚さ。個人的には黛玉が父の葬儀を済ませ、賈家に戻ってくる時の「黛玉南帰」が好きです。この映画で最もお気に入りのシーンのひとつで、ボンボンの宝玉なりに黛玉にかなり気遣った様子が見ていて心がほっとします。でも映画ではほとんど楽曲のみで歌がなかった気がするんですが、CDにはしっかり入ってます(笑)。

電影『紅楼夢』について
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# by hungmei | 2007-01-23 22:07 | 3紅楼夢/ドラマ、書籍等 | Comments(0)

紅楼夢について

清代に成立し四大奇書の一つとも言われる中国古典小説「紅楼夢」。曹雪芹著の前80回と、続作者の筆と言われる後40回、合わせて120回本が通行していますね。でも日本では情報も乏しく、情報発信をしつつ知らない・誤解したところを知ることが出来ればと思っています!ちなみに北京オリンピックの開催される08年、新版ドラマが放映されるらしく興味津々。

概要
内容は大貴族の賈家を舞台に少年少女の淡い悲恋を主軸とし、使用人と主人の密通など、清濁合わせ人間味溢れるエピソードが綴られています。第一話の縁起にあるとおり作者のであった優れた女性達をモデルに描いた、現代日本にも通じる共感の出来る登場人物がたくさん出てきます。

特徴

明代「金瓶梅」と比較される事もあり、料理の名前や衣服の詳細、他の古典小説では描かれる事のない日常生活の細かい内容が精緻な筆で描かれており、そこが好きです。また屋敷内の私的な面が主題なので、嫡庶の子ども同士のいさかいや正妻と側室の確執など、当時の貴族の家族問題が伺われます。宴や漢詩のシーンでは、清朝のお金持ちってこんなだったのかなあ・・・と想像をかきたられますね。

このブログでの興味・感心

他のブログやHPの方では漢詩の解釈・解説など文学的なところが多いですが、私の興味関心と語学力不足から、このブログでは当時の文化的背景や中国語の素人なりの疑問、版本問題や成立過程についてなど書いていこうと思っています。夢は中国語で紅楼夢を読むこと!研究書だけはちらほら読んでいますので。
# by hungmei | 2007-01-14 21:33 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(2)

入門にお勧め名家唄段

ネットで手に入る、メジャーな戯曲の名場面(の唄)を集めたDVDが結構ありお勧めです。ここでご紹介するのはブログの趣旨から越劇と黄梅戯のもの。3つのうち2つは両方の戯曲が入っているのでお得!全てVCDかNTSCのDVDなので家で簡単に見られるし、書虫でもそんなに高くなくて、せいぜい2千円くらいかな。

d0095406_10555954.jpg1つめは文化部から出ている春節晩会10年分の名シーンダイジェスト。晴れ舞台だけにメイクが特濃でアップにはきついかもしれませんが、演目もまとまってるし俳優さんはスター揃い。越劇からは紅楼夢「天上掉下林妹妹」「読西廂」、「梁祝」からは「楼台会」「十八相送」、茅威涛の「陸游与唐琬」、白蛇伝から「断橋」。これ以上ないスタンダードな演目で、女優さんも銭恵麗、単仰萍など豪華。

黄梅戯は「天仙配」、「天河配」、「牛郎織女」にヒットした「徽州女人」など。これもめちゃくちゃ基本演目組。演じるのはベテラン黄新徳(新版紅楼夢では柳湘蓮)や韓再芬、私の一押し呉亜玲!1994年~2003年の10年間のものを集めてあり、見ごたえは十分です。晩会だからその俳優さんの生唄で原唄/配像にわかれていないのもいいかな。臨場感たっぷりです。ただあれ程ヒットした「紅楼夢」がないのは、越劇とかぶりすぎるから?

d0095406_1830717.jpg2つ目は黄梅戯単体のDVD。黄梅戯の草分け、厳鳳英の十八番「女附馬」と「天河配」です。どちらも原唄が厳で、配像はそれぞれ大スター馬蘭と呉亜玲。「天河配」ではやはり創成期の名優・王少舫に配像は黄新徳。「女附馬」は冤罪で投獄された許婚のために男装し状元となった女性を巡るすったもんだの喜劇、「天河配」は仙女と人間の男の悲恋を描いた演目です。どちらも憤死した厳鳳英の映画版が普及しており、越劇で音配像を見る時より切ない。

3つめは2006年春節戯曲晩会のVCD。普通の晩会でなく戯曲オンリーなので、普段の晩会では扱いの小さくて残念な戯曲がえんえん4時間半。たまりません。この年は越劇誕生100周年で特に時間が多くさかれており、ファンには垂涎の的かも。京劇が多く他の地方劇は少なめだけれど、呉亜玲の「牛郎織女」が入っていてこれはお勧め(※)。人間界に下凡した仙女が人間と結婚し子どもをもうけ、人の世の楽しさを晴れ晴れしく唄うところです。紅いエプロン姿もかわいい!越劇は「春香伝」「梅龍鎮」「何文秀」など。アイドル趙志剛も出てます。

(※)『牛郎織女』より「到底人間歓楽多」60年代映画の厳鳳英演唱。セットがちゃちくてかわいい
# by hungmei | 2007-01-09 23:02 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(0)

DVD「中国戯曲・演劇への招待」

2000年中国中外文化交流中心の文化紹介DVD。紅楼夢や三国志など中央電視台ドラマのソフト販売でお馴染みコニービジョンさんからジャケットを日本仕様にして発売されており、アラビア語・ポルトガル語・イタリア語・ロシア語・フランス語など言語も多彩。ディスク自体もNTSC・PAL両方に対応しており、珍しく表裏両面が読み込み画面になっています。最初、レーベル印刷がなくてびっくりしました(笑)。

原題は「中国戯曲芸術大観」で、その名の通り対外向けに中国戯曲の概要や歴史を40分で紹介しています。個人的には越劇や黄梅戯が詳しく紹介されているし、いろいろな劇種がいっぺんに見られて大満足。パッケージには京劇と川劇としかなかったので最初テンション低めでしたが、冒頭3分で黄梅戯の新版紅楼夢が出てきたのでご満悦でした。それに私の一番好きな黄梅戯女優・呉亜玲さんの「天河配」がBGMとして長く使われており、ファンとしては大感激(涙)。

内容は中国戯曲の歴史から始まり、その特徴、京劇の発展、衣装や行当について、300種を超える地方劇の概要とその中からピックアップしての詳しい紹介。中国戯曲は唐代にその原型をもち、宋代の市民階級の振興によって普及し、元・明・清の興隆を経ているとか。今でも王実甫「西廂記」や湯顕祖「牡丹亭」などが伝わっているそう。特徴としては、1・現実中心主義かつ現世利益的、2・小道具や背景よりも役者の演技によって時間・場所を表現、3・そして何より歌舞や武技を伴うこと!そのためオペラとも言い切れない、中国独自の芸術であることが強調されています。

地方劇にも以外に詳しく、名前が出てくるだけでも20種以上。少数民族のチベット族やチワン族の演劇にも触れており、中でも浙江省の越劇・四川省の川劇・河南省の評劇・トリは新興、安徽省の黄梅戯について。越劇では銭恵麗や単仰萍が主演の「梁山泊与祝英台」「舞台姐妹」、黄梅戯は2000年梅花賞だった気がする韓再芬主演「徽州女人」(※)が紹介されています。特に越劇の楊小青演出「西廂記」は、900年続く中国戯曲に音響照明など現代舞台芸術を導入したことが高く評価されていました。茅威涛もいっぱい使われていて、さすがの小百花団長。「徽州女人」はその起伏のないストーリーと伝統歌舞の特徴を排した現代的な踊りがいいみたい。

分量的にはさすがに京劇が一番多く、カツラや衣装の種類、行当のメイクなど詳しく見られて良かった。練習風景の映像があるので、洋服での練習姿やスーツ姿の楽団を見るとすごい違和感(笑)。よく春節晩会でもあったけど、子ども京劇祭みたいなのがあるらしい。役者さんは生涯一劇種のみ学べるそうでそうで・・・。北京唯一の地方劇というのが紹介されていて、見てみたいです。明代を基調とする衣装の戯曲が多いのに比べ、辮髪に胡服・北京語の唄にあっさりメイクが珍しかったです。ただ字幕がないので、母語でも専門用語や中国語からそのままの単語を言われると何だかわからない(涙)。さすがの完成度ですが、戯曲晩会などからひっぱってあるらしく、全部映像ソフトもっているものばかりだったのでそこだけ残念です。


※黄梅戯「徽州女人」は安徽省を舞台にした、20世紀初頭の中国で頻発したという結婚問題についてです。これすごく面白いと思うんですが、日本ではダイジェスト版しかソフトを見たことがない・・。20世紀初頭に多く起ったという、自由意志で結婚した男性とその妻と正妻と、3者の葛藤を描いています。確か魯迅もそうだったんだった。怖いのは、舞台のラストで婚家を出て行かざるをえなくなった正妻が笑顔なんですよ。怒って出て行くより空恐ろしいような。黄梅戯は越劇と違いほとんど男女共演ですが、このへんちょっと越劇にも通じる気がします。右下の写真はこの演目じゃないけどとりあえず韓再芬。ちなみに左下は黄梅戯の新版紅楼夢、馬蘭(宝玉)・呉亜玲(黛玉)主演。これもお勧め!

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# by hungmei | 2007-01-08 17:25 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(2)

南京越劇団演出「莫愁女」

珍しく上海・浙江小百花以外の劇団のものが手に入り、興味しんしんで鑑賞しました。でも南京ですから、まさに越劇って感じの土地ですかね。才子佳人ものでも、清・民国期の悲恋でもなく、明代くらいの感じ。衣装も装だし、「叶わぬ恋」「強制された結婚」「封建社会に押しつぶされる被害者」なんてーキャッチフレーズが紅楼夢と似ていてつい比較してしまいました。タイトルは最初名無しだったヒロインが、途中でもらった新しい名前から。

公子と侍女の悲恋ですが、最後は西太后ばりのエグイ場面もあり越劇らしくないような気も。王府の嫡孫・徐澄は新参のY頭の名無しさんと恋に落ち、祖母の進める縁談を拒みます。もちろんそんな我侭が通るわけもなく、打たれた上に家法にのっとり書房に監禁される徐。式当日、新娘の彩雲は新郎の異変に気づきすばやく事情を察知し、老太君に訴えます。洞房から抜け出し莫愁との逢瀬を取り押さえられ、一気に修羅場へ。そして正妻となった彩雲と老太君の画策のもと、莫愁は毒を飲まされ失明し、最後に二人は心中します。

パッケージに「封建社会」「叶わぬ恋」などとあり、徐の衣装が宝玉とそっくりの時代考証なしの芝居衣装だったり、莫愁の容貌が黛玉のような眉根を寄せている美人かつ美貌をたたえて「芙蓉仙子」とか言われてるし、やっぱり似てる!ただ宝釵に相当する彩雲は完全に悪役。紅楼夢より善悪がはっきりつけてあります。洞房で侍女に向かい「新郎がどこ行ったか言わないと酷いよ!」と脅すわ、老太君にへつらう姿は王煕鳳も入ってるかも・・最強です。王夫人がいないせいか老太君も確実に悪役。服は変わらないけど髪形に関しては見慣れた形と違い、普段見ている黄梅戯にも近いような気がしました。かわいい。

登場する旦が、みんな上海越劇院の単仰萍みたいなオミズ美人顔だったり、スモーク焚かれてその中を恋人同士がクルクル踊ったり、水袖ふりまくりの演技はなかなかよかったです。舞台版にしてはテンポ良く飽きることもありませんでした。しかし老太君のあの悪役面、彩雲のずるがしこさは背筋が寒くなりました・・最初は新婚なのに置き去りにされ「ああこれで不幸な結婚が増えた・・」なんて同情していたんだけど、彼女にそんなものは無用だった(笑)。確かに夫はダメだし、かわいそうなんだけど、そんな逆境も彼女はちゃんと克服でくそうで・・・強いんだもん。むしろ黛玉と違ってひたすら被害者に徹するヒロイン莫愁の印象が薄いくらい。
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# by hungmei | 2007-01-07 20:29 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(2)

越劇「釵頭鳳」

浙江小百花越劇団の大ヒット演目「陸游与唐琬」と同じ題材で、宋代の愛国詩人・陸游とその愛妻・唐琬の悲劇です。ただこちらでは先行を意識したのか、唐琬ではなく唐恵仙となっていて、陸游もずっと「恵妹」と呼びかけていました。ただ年が記載されていないので、もしかしたら小百花より先立ったのかなあ・・ちょっとよくわかりません。

仲の良い夫婦の陸と唐は陸母のごり押しにより離婚します。唐は沈氏に再嫁し陸は出征し、3年後の園で再会しますが、釵頭鳳という陸家に代々伝わる髪飾りを題し詩を壁に書き付ける未練たっぷりの陸に唐は答えない。数十年がたち陸が再び梅林を訪れると、壁に書いた詩はボロボロで雪が積もっていました。そこで唐の侍女だった老婆に再会し、旧交を温める二人。侍女は臨終の床にある唐から託された釵頭鳳を陸に見せ、むせび泣いて終わり。

小百花の方は未見ですが、越劇の本によると内容はほぼ一緒みたいですね。でも唄はかなり違いました。レビューを見た限りでは小百花の唐の方がドライで、前夫につれなかった気がします。従来は夫側にたち、妻の変節に否定的な描き方だった演目を、越劇では彼女側にたった見方を提示しヒットしたと聞きましたが・・・。ともかくこの演目のキモは重鎮・範瑞娟(陸游)と呂瑞英(唐恵仙)の演技です!

お二人とも越劇界の最長老かつ1940年代の越劇改革時代をすごした大女優です。範は何といっても「梁祝」の梁兄、呂は「紅楼夢」の宝釵や「西廂記」の紅娘で有名。現在活躍している小生にも範派の人はたくさんいますし、一時代を築いた方達でほんと圧巻!範の演唱は若手である韓<女亭><女亭>ですが、こんなにひげ面の武人役が似合う越劇女優は他にいないんじゃないかと思います(^^)鄭忠梅も『紅楼夢』王夫人、『碧玉簪』王裕など有名。

録画用にとったらしくドラマというより舞台版ダイジェストっぽい感じで、1シーンがすごく長いです。叙情たっぷりに唄もながーく演じられるので、結構だれる(汗)。個人的にはこの前に見た孟麗君で皇太后を演じていた鄭忠梅が、いじわる姑に徹していて結構すき。この女優さんは『紅楼夢』で王夫人でした。おばさん活躍するのはいいですねえ。て、夫婦の愛情がテーマのはずなんですが・・・・自分の趣味によりあまりそちらにはピンときませんでした(爆)。
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# by hungmei | 2007-01-07 14:11 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(2)

王文娟「孟麗君」

d0095406_13192935.jpg1996年作品ですが、26年生まれの王はこの年70歳・・美容医療と画像処理の力を実感する映画です(汗)。話劇がもとだそうなんですが、これは歴史ものだし才子佳人ぽくもあってイメージと違うかも。黄梅戯「女附馬」を思い出させるような異性装の魅力満載、越劇らしさに溢れた美しい作品でした。10集の電視連続劇がもとに、ナレーションを入れつつ4時間強に編集してあります。それと『紅楼夢』で同じく王夫人を演じた鄭忠梅が太后なのが意外によかったです。

許婚であった孟麗君(王文娟)と皇甫少華(曹銀姊)は皇甫家の抄家により破談、孟は劉家に嫁がされますが逃亡。孟は少華との結婚を認めてもらおうと科挙に応じ、その後宰相へ。偽名を使い宮仕えを続ける孟に、劉家や名誉回復なって出仕し始めた皇甫家が疑念を抱きます。皇帝はそれを悟り後宮に入るよう孟に大攻勢をかけ、困った彼女は死罪覚悟で公式に女であることを上奏。李太后のとりなしもあり斬首寸前で助けられ、最後には少華と菜の花畑を仲良く馬で駆けるという爽やかシーンでめでたしめでたし。

皇甫の姉・長華に新版紅楼夢で黛玉や元妃を演じた単仰萍(♀)、孟家の家族に越劇会の重鎮・劉覚(♂)や範派トップスターで梅花賞受賞の章瑞紅(♀)など、かーなーりの豪華キャストです!他にも越劇新星の称号を持つ傳派旦の陳飛(♀)が皇甫家の侍女、78年電影「祥林嫂」で素敵なダンナさまを演じていた史済華(♂)、などなど・・・OP曲は趙志剛(♂)なので、上海越劇院と小百花越劇団のスターが揃い踏み。背景もお金をかけた感じで豪華、宮女の衣装もそのたびごとに違うし踊り派手だし!男優さん主にが他の閣僚やお父さんを演じ、小生や旦は女優さんという構図に慣れなかったけれど、おじいちゃん達がいい味だしてます。何とも言えずユーモラスで暖かい存在感。

王文娟ですが整形(?)で若い時代からかなり変わってますね。肌がパンパンで違和感が・・・80年代の電影「西園記」の時より若返ってるし、彼女だけアップでソフトフォーカスが(笑)。でも王文娟好きだしヒロインがすごくハマってるし、いいや。当時30代前半の単仰萍の方が大人にも見えるかな?孟はいざという時に過激なんですが、それが王文娟のかもし出す一途さや憂いとぴったりで応援したくなります!太后に訴える時「これがばれたら皇上の名誉が保てなくなります」と脅したり、断頭台では「私は孟家の娘として全く恥じるところはない潔白の身」と強気。

字幕ありですが唄にだけなので、せりふの意味が追えず。戯曲映画にしては珍しくナレーションが入りますが、字幕なしだと何言ってるのか私には不明(涙)。連続劇で唄が多く理解しやすいですが、「いつの間に長華が皇帝の后に?」とか、わからないところが多々あり。それと年配の男優さんがたくさんいる中、女性小生が皇帝役というのも面白い。孟に後宮入りを迫るあたり、恋のライバルとしてイケメン扱い?独特の越劇風皇帝衣装も印象的でした。しかし越劇女優さんメイクが完璧で、慣れないと旦も小生も見分けられませんが、やっぱり旦でも女性の格好より男性の格好した方が綺麗な気がして異性装大好きです。
# by hungmei | 2007-01-07 07:19 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(2)

越劇「血手印」

比較的最近かと思われる、スター重視の舞台版VCDです。書虫で1000円ちょっと。主演の周雅仙は28年浙江省生まれ、上海で03年に逝去された第一世代の女優さんです。紅楼夢で有名な徐玉蘭、王文娟などと同じ世代で同じ舞台にも立ったことがおありだそう。79年に結成したのが上海静安越劇団で、この演目はその看板らしい。ずっとこの方気になっていたけれどソフトが見つからず、今回勇んで見てみました。

内容は才子佳人もの。許婚だった王千金(周)と林招得(華春芳)は、王家が没落したため林老爺から婚約解消となります。情に厚い招得はそれを悲しみ、未婚之夫妻であるからには投獄された許婚のため、新しい縁談を拒みます。その後林老爺が亡くなり、老母を養うためにも生活のためにも他家に嫁入りせざるをえなくなりますが、結局は娼妓になったのか(このへんとても怪しいです)。しかし貼身Y頭やじいやの助けで王の冤罪は晴らされ、めでたしめでたし。

最後、定番の包大人による再判シーンなのですが、冤罪が晴らされ王が無罪となるとあっさり幕切れで・・林小姐と感動の再会とか・・あると嬉しいんですが(汗)。字幕が読みづらく歌詞がああまり把握できなかったのと、舞台版で3時間弱あるし、最後は息切れしてました。でも唄が多いし長いし、がっつり越劇を味わえた!裁判のお約束で包公は赤地に黒縁取りのメイク。越劇っぽくなかったような。でも周雅仙の演技を初めて見ることが出来、感動です(^^)。後は舞台版が苦手と痛感しました。集中力がもたず・・ライブで見てみたい。
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# by hungmei | 2007-01-06 13:39 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(0)


鑑賞作品レビュー、視聴検討作品の備忘録です


by hungmei(黄梅)

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