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鑑賞作品レビュー、視聴検討作品の備忘録

by 黄梅(hungmei)

カテゴリ:2中韓古装電影・電視劇( 351 )

    越劇スター女優から出発し、テレビドラマや映画、さらには他の地方劇にも積極的に取り組むアラフィフ何賽飛。30年近くファンやってて(爆)いつまでも褪せない、年齢らしい美しさや存在感を保ち、第一線を走る姿に感服します。

   伝統劇ではおしとやかな役も多いですが、実写のドラマや映画では醸し出す雰囲気、一癖も二癖もありそうな美女__から、太后、妃嬪かつ“姨太太”専業戸としても有名。

 「姨太太」は正式な妾のことですが(和訳だと第二夫人以降)、特に民国以降の「大宅門」「喬家大院」などのドラマでよく聞いたような気がします。そこでまさに妾役だったのが何賽飛、はまり役でした。あまり他の時代では姨太太って聞かないような……

  詳しい経緯は未知ですが、紅楼夢や地方劇など見ていても、清末民初より前には「姨太太」というより「姨娘」の語彙のほうが使われる傾向にあると思うので(自信はない)、民国期の妾地位向上、それに伴う正室の地位低下が関係あるのだろうか。

  民国の中洋折衷レトロファッションや演技で強烈な印象を残すのもたまりません。好きになったきっかけが、李少紅監督の映画《紅粉》(邦題「紅おしろい」)_近代の国策妓女“解放”運動でも奔放に生きる女性役_だったので、姨太太専業戸なのも納得。  



by hungmei | 2019-08-02 12:33 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
   「唐妝」となっていますが、後半は北宋を舞台にした《知否》の衣装解説にも及び、服飾史研究者のおしゃれな学者さんが細かく解説してくれています。唐妝はおなじみだけど、北宋は未知の部分が多いので、「北宋では朱は男性、女性の正装はどちらかというと青」と聞いて納得。

   《知否》の婚礼服はそれに倣っていました。北宋皇后の正装の翟衣は青だし、逆に皇帝は黄袍も着たでしょうが、残っている肖像では赤が多い印象。中国語音声・字幕ではありますが、ドラマから服飾史に興味の有る方、漢字字幕なので何となくあたりはつけられるかも?よかったらご覧になってみてください。


by hungmei | 2019-07-18 04:46 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
     清朝コメディ時代劇でそれぞれ皇帝、寵臣奸臣やらどれをやっても3人だとうまくはまる?「鉄三角」と呼ばれるベテラン俳優さん。張鉄林は劉暁慶主演《火焼円明園》《垂簾聴政》(邦題「西太后」)の恭親王役から始まり、テレビドラマで乾隆帝といえばこの人ってなくらい皇帝専業戸ですし、王剛も張国立も交えた《鉄歯銅牙紀暁嵐》が印象深いです。

    その中で飄々とした紀暁嵐役がはまる張国立さん、その今の奥様こそ87版紅楼夢で王熙鳳役の鄧婕さん。ご夫婦で《康熙微行私訪記》に、それぞれ康煕帝と宜妃で出演しヒット。余談ですが宜妃といえばモデルになった実在人物が、これまたよくとりあげられる雍正帝生母の徳妃と、康煕帝の臨終で喧嘩したエピソードが個人的にスキ。最後まで騒がしい。



by hungmei | 2019-07-17 18:26 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
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   李相国導演、春秋戦国時代の斉国王后、鐘離春に取材した娯楽時代劇。赫文婷、高海誠ら出演。

   主人公は歴史上四大丑女(不美人)に必ずカウントされますが、ドラマでは天帝の六女。荒廃する斉の国を見て哀れみ下凡、斉王后となり様々な知恵を授けて戦国七雄の一国へと導くというお話みたいです。なので不美人設定不採用か、最初だけとかなのかもしれない。

    探してみても美しい姿しか出ないので、前者の可能性は高そう。中国古代四大丑女といえば黃帝次妃の嫫母、今回のドラマのモデル鐘離春、東晋武帝の妃嬪・左芬、東晋滅亡のきっかけとも言える賈皇后こと賈南風。諸葛亮の正妻で有名な黄月英が入ったりしますが、鐘氏と嫫母と賈南風は固定っぽい。

   鐘離春は容貌から40歳近くなっても未婚(当時は10代で嫁ぐのが普通)、背は曲がり肌は黒くetc.これてもかというくらいの描写。嫫母は神話時代、賈南風は実在で庶出の皇太子殺すわ東晋滅亡の八王の乱の遠因を作り一族もろとも処刑されるわ派手。左芬は文才で名を馳せたので、才女枠かな。

   ドラマで見るの賈南風が多い気がしますが、鐘離春も「斉無艶」として01年には香港映画にと、結構映像化されていました。主役の場合演じる際にブスメイク=顔に痣。よく見たら造作は美人。呂后演じた時の秦嵐特殊老けメイクには叶わない、て趣旨が違うか。脇役ならはじめからそれなりなのかも。


by hungmei | 2019-06-25 16:11 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
  今年に入ってからの放送、北宋仁宗を主人公にしたドラマ。ここしばらく、北宋時代劇が昔より多いような。李少紅監督の《大宋宮詞》もありましたし。王凱、江疏影、任敏、王楚然、劉鈞、孫堅ら出演。

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  左が王凱演じる仁宗、右が江疏影の曹皇后。彼女は継室で、廃后された郭氏が道観にいる(はず)。お気に入りの曹曦文が「賈婆婆」なんですか、どんな役なんだろう?仁宗は李宸妃所生、ながらく章献明粛皇后劉氏が生母と信じていたものの、即位後真実を知ってショックを受けたり、そこそこ仁政だったり、なイメージです。

    何が主軸に成るのかよくわかってませんが、とりあえず衣装は他の北宋ものより好みなので気になる。後は王楚然演じる寵妃の張貴妃、立后されたが徽号がなく皇后カウントされない張美人なのか、それと別の張美人のほうなのか、ややこしい。坤寧宮事変も仁宗の時に合ったはずですし、蘇軾、陸游、包拯とかももしかしたらちらっとでたりして。適当予想。


by hungmei | 2019-06-07 11:59 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(2)
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   《延禧攻略》などと近い時期、Netflix経由で放映されたファンタジー時代劇。邦題「鳳凰の飛翔」。架空の王朝・天盛朝のもと、前王朝・全成の公主が男装し軍隊入り、国一番の兵士になって…というと明るいアクションものかと思うが、結末全く救いがないと思うので見る予定なし。
   ただし倪妮演じる主人公の男装がはまっているのと、唐代っぽい衣装の斬新さが気になり、拾い見したい作品です。倪妮はチャン・イーモウ《金陵十二釵》がデビュー、久しぶりに見たら大きくなってたなぁ。ちょっと遠心なファニーフェイス?後は鄧沙が少しだけ出ていたからチェックしたい!

by hungmei | 2019-06-07 06:45 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)

清朝「格格」の定義は

  「格格劇」=清朝公主を主役にしたコメディ時代劇というジャンルがあり、清朝宮廷劇では必ず耳にする「格格」。「う」の口の形で「が」を発音します。ゴーゴ?清朝皇族のお姫様と思っていれば間違はないですし、どれくらい日本放送やDVDで訳されてるのか実は未知なんですが、せっかくだからまとめました。

●用法1……低級な妾の呼び方
 清初からある使い方。皇帝(というかハーン)、皇子などの最低位の妾をさす。のちの位階で言うと皇帝の官女子とか。次第に皇帝妾には使われなくなり、親王の妾のみへの呼び方へ変化。

●用法2……皇帝、皇族の娘への呼び方
 これも古め。満語の音写で、皇帝の姉妹も娘も孫もみんな格格。皇族の娘も(一定資格を満たすと)格格。この大雑把なくくりから、のちには

 ・和碩格格(親王の娘、郡主に相当)
 ・多羅格格(郡王の娘、県主に相当)

 と分かれていく。清朝で皇子に生まれても親王に封じられるとは限らないので、親王→郡王→貝勒→貝子、など位階があり、皇子の娘でもそのときの父親の位階で呼び方が違うのかな、多分。格格が内輪での呼び方、公主・郡主になると正式な呼び方になります。

●用法3……皇女の呼び方
  恐らく一番時代劇で耳にする用法。皇帝子女の嫡庶に厳しくない清朝でも、一応皇女は嫡庶で正式な名前が変わる。

 ・固倫公主……嫡女、皇后所生
 ・和碩公主……庶女、妃嬪所生

  朝鮮王朝だと庶女の場合公主でなく翁主だから、清朝においては皇帝庶女でも公主ではある。しかし皇太極嫡女で和碩公主がいるし、後世では皇帝の溺愛で庶女の固倫公主も(乾隆帝末娘で惇妃汪氏所生、和珅の息子豊紳殷徳妻)。
   漢族で異性の公主孔氏(外藩王呉三桂の養女)や、皇女でなく皇帝何世孫でも場合により公主、郡主になる。和親公主(他民族や国家と和睦のためその国へ嫁す)は賜死したりと失脚した父を持つ宗室の娘が公主に封じられて行くことも多い。無情。
  

by hungmei | 2019-06-06 15:02 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
  亡き姉の死因の謎を探るために宮女として出仕し、最後は思いがけず栄達する主人公・魏璎珞のサバイバル物語。《如懿伝》が公式の《甄嬛伝》続編ですが、中身が似てるのはこちらかも。ネタバレを含みますのでご注意ください。
   かつてなく清中期の妃嬪風俗再現にこだわり、国内手刺繍も取り入れたそうな気の遠くなる力の入り様。数年前の《如懿伝》との比較も楽しく、並行して見ているとかなり混乱。自分用メモとして妃嬪中心にまとめました。
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  「選秀女」といっても后妃選抜の戸部主催、宮女選抜の内務府主催とあり、生まれ(※)でどちらか決まるみたい。宮女だけでなく宗室邸の侍女も含むため、宮廷勤めか王府勤めになるかは結果次第。戸部主催も后妃でなく宗室の妻妾選抜の場合もありタイミングによります。
    甄嬛は前者で妃嬪候補として入宮、魏璎珞は後者のため宮女として働きます。清朝後宮の特色は宮女は八旗や内務府所属(特権階級)、宦官は基本漢人。宮女を虐待死させたら皇后でも罪は免れません。それまでの王朝だと宮女を殺しても、清朝より罪は軽め。

  ※生まれは、旗人か包衣かだと私は理解してます。間違っている可能性あり(汗)清朝特権階級は満州人、次が蒙古族、最後が漢族という序列で八旗や内務府所属。漢族は八旗・内務府所属か民間人かで境遇激変、特権階級に属する漢人はかなり満化したようです。金佳氏や高佳氏など朝鮮系も。
   蒙古や漢族八旗は後金など清朝前夜から愛新覚羅氏に帰順したり捕虜となったケース。中でも包衣は満語で「奴隷」を意味し、旗人よりも格下。ふつう宮女から、妾になれても格格スタート。かつ八旗は上三旗と下五旗があり、后や国母を出すと下五旗出身の場合、后の実家のみ上三旗に変更される(拾旗)。


※如懿伝では慎刑司が出てきたけど、ここでは辛者庫と宗人府。慎刑司は太監などの監督、辛者庫は奴才の刑罰、宗人府は皇族の監督。時期によっても違うのかな?

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●乾隆妃嬪その他、主要六人
・魏瓔珞/飾:呉謹言
綉坊綉女、円明園宮女、魏貴人、令妃、皇貴妃
  産みの母を早くに亡くし姉に育てられたが、その姉が宮中で変死。真相究明のため自身も宮女として出仕。衣装、刺繍を扱う綉坊、長春宮、辛者庫などを経て魏貴人、延禧宮に住む。モデルは嘉慶帝生母の孝儀純皇后魏佳氏。
  《還珠格格》で趙麗娟(娟子)が演じた令妃が印象深いです。乾隆妃では最多の四子二女をもうけ、包衣出身と出自が低いも皇貴妃まで栄達。死後20年で息子が即位、追封皇后へ。見ていると甄嬛と重なる。「私は虎」と言い放ち啖呵を切るときの迫力は、さながらスケバンのかおり。

・富察・容音/嫡福晋、皇后/飾:秦嵐
  乾隆帝が宝親王だった頃からの正室で、即位に伴い立后。満州鑲黄旗人。我が子が夭折したことから立ち直れず、飛び降り自殺。公には病死とされた。モデルは孝賢純皇后富察氏。
   上三旗出身かつ元配といって初婚の正室は継室らよりも格上。演じる秦嵐は《還珠格格第三部》ぶりっ子妾の知画を演じていましたが、遠くまで来たものだ。綺麗。高潔。

・輝髪那拉・淑慎/飾:余詩曼
宝親王側福晋、嫻妃、継皇后
 下五旗の満州鑲藍旗出身。はじめ善人を装うもその実、袁春望を操り陰謀の限りを尽くす。勝ち逃げするかと思いきや、最後は自滅し失脚。本性あらわした時のはりつき笑顔は怖かった。
  モデルは継皇后輝髪那拉氏、従来は皇后葉赫那拉氏とされ、《還珠格格》での戴春荣老師が印象深い。諡号がなく「継皇后」。演じるのはベテラン香港女優、本土時代劇出演の多い余詩曼。ちょっと年上な気も。

・高寧馨/飾:譚卓
宝新王使女、側福晋、高貴妃、
皇貴妃、追諡慧賢皇貴妃
  満州鑲黄旗人、崑曲ができ披露したことも。見るからに悪相、嫉妬深い。陰謀を巡らすも最後は首を吊りバレる前に自殺する犯人パターン。モデルは慧賢皇貴妃高佳氏で、もと高氏。彼女の死後、賜姓により高佳氏に。
   祖先は朝鮮系、かつ包衣。「高貴妃」なのは貴妃高氏の意味。しかし八旗子女なら戯曲はやらないと思う(旧中国では「戯子」と強い蔑視の対象)。彼女の赤い衣装は特に目を引き、髪型も一人違う。無子で皇貴妃はすごい。

・富察・傅恒/富察府三爺/飾:許凯
  富察皇后の同母弟。清朝官員。魏璎珞の心の恋人、仇討ちを助けてくれ、登場する女性みんなに好かれる。爾晴と結婚。史実では男は後宮に入れないのにしょっちゅう来ていて、最後は魏瓔珞を守って落命。俳優さんが若い。

・愛新覚羅・弘暦/宝親王、乾隆帝/飾:聶遠
   雍正帝の四子で、生母は雍正帝妾、崇慶皇太后・録祜禄氏。如懿伝の霍建華乾隆はワイルド&癇癪持ち(独断)だが、こちらではもっとノーブルでおとなしい感じ、けっこう毒舌。乾隆帝って富察皇后逝去時の官員へのヒステリー(独断)といい、祖父や父よりちょっとわがままな印象。

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●八旗
・満州、蒙古、漢軍にそれぞれ八旗、計二十四旗

・上三旗/皇帝直属
 正黄旗……黄色の旗
 鑲黄旗……黄色に赤い縁取りの旗
 正白旗……白地(多爾袞により上三旗へ編入)

・下五旗/貝勒(宗室)がトップ
 正紅旗……赤い旗
 正藍旗……藍色(正白旗と入れ違い)
 鑲藍旗……藍地に赤い縁取りの旗
 鑲紅旗……赤地に白い縁取り
 鑲白旗……白地に赤い縁取り
 
※旗ごとの序列も多少ありますが無視して羅列しています。
※鑲は縁取りのこと。赤が基本だが、正旗の色と重なる紅旗では白い縁取り知なっている。


ほかの妃嬪、皇族などはこちらから
by hungmei | 2019-06-04 09:56 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
  このドラマ、日本放送やDVD発売はいつかなーと思っていたら、中国Wikipediaに邦題がのっていて、「瓔珞〈エイラク〉~紫禁城にも燃ゆる逆襲の王妃~」とありました。

  これほんと?センス悪すぎる!私の(※違う)延禧攻略を汚さないでぇと悲鳴を上げそうになりました、、「宮廷の諍い女」も大概だとは思ったけど。しかも王妃じゃないし。

   誤報であってほしい(泣)以前、後宮甄嬛伝の邦題が誤って「宮廷の女諍い」となっていたりしたので、ちょっと期待。ちなみに諍い女は古いフランス映画からとったらしいです。延禧攻略のこの邦題(仮)は中身はよく表してるかもしれないけど品がない!

by hungmei | 2019-06-04 04:59 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
   話題になってからずいぶんたち、《延禧攻略》との比較でさらに騒がれ、当初は見ないつもりでしたが興味を惹かれちびちび鑑賞中。そこで登場人物が多くて処理しきれなくなり、ここにメモ。ネタバレありなのでご注意ください。

  歴史人物との比較に興味はない方は飛ばしてくださいませ(^.^; 《如懿伝》は、それまでの清朝宮廷劇の新機軸か、妃嬪の住む宮殿をフューチャーしていて面白いです。影響で紫禁城観光も増えてるとか。展示品破損が起きたりもだけど。

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※皇帝の妃嬪位階
→皇后(正妻、一人)、皇貴妃(妾、一人)、貴妃(二人)、妃(四人)、嬪(六人)、貴人(以下定数・品階なし)、常在、答応、官女子

※概ね皇后がいる場合は皇貴妃はおかず、皇貴妃は皇后不在時におかれ後宮を統括することが多い。

※大答応とか、学生なんて妃嬪位階名もあるらしいです。でもよくわらないので割愛。

※親王、郡王の妻妾位階
→嫡福晋(正妻、一人)、側福晋(妾、親王は四人、郡王は三人まで)、庶福晋(以下定数なし)、格格

※皇族でも爵位が貝勒からは福晋でなく夫人(正妻)、側室(妾)と呼ぶ

※宮女は旗人、包衣出身の特権階級だが、宦官は基本漢人で平民。旗人や包衣は宦官にはなれない(と思う)。
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●乾隆妃嬪主要六人、他主要人物
・烏喇那拉・如懿(名前)/飾:周迅
宝親王側福晋、嫻妃、嫻貴人、嫻貴妃、皇后(封号、徽号、諡号)
 延禧宮(東六宮)、翊坤宮(西六宮)に居住、主人公。もとの名前は青櫻だが、義母の録祜禄氏(雍正妾、乾隆養母)から「如懿」の名を下賜される。原名「青櫻」は《後宮甄嬛伝》を踏襲。モデルは乾隆の継皇后輝髪那拉氏。夫に諫言し怒りを買い、死後に諡号なし皇貴妃扱いの人。
   後宮の不妊騒ぎで元侍婢に讒言され、太后の命令で冷宮落ち。しかし冤罪がはれ嫻妃、のち皇后。皇帝との信頼を深め蜜月を送るも、その後は衛嬿婉や高晞月に侍衛との艶聞を吹聴され、侍衛は賜死。かつ江南への御幸(南巡)ではしゃぐ皇帝に諫言。廃后、蟄居となる。
   終盤、すべてに気づいた皇帝から復位・皇后御璽も返還されるが突き返しもう以前には戻れないと言い切り、肺病で死ぬ。逆境に負けず自ら運命を切り開き、皇帝へも臆することなく諫言するはかっこよい。あまりにも作中老けないなぁとツッコミつつ、周迅はこういう役がとてもうまい。

・珂里叶特·海蘭/飾:張钧甯
宝親王府綉娘、庶福晋、海常在、海貴人、愉嬪、愉妃
 咸福宮(西六宮)、延禧宮(東六宮)に居住。如懿の親友。酔っ払った宝親王に一夜限り手を付けられ、后妃となるも寵争いは放棄。五子永琪の生母。モデルは愉貴妃珂里葉特氏、綉娘(お針子)ではなく始めから妾。
  紫禁城に入ってからは他の妃嬪にさんざいじめられ情緒不安定になったり雪の中でひんむかれたり、いつも助けてくれたのは如懿。凌雲彻賜死の際は如懿と一時疎遠になるも、二年後の南巡で如懿が事実上廃后され復縁。ラストで我が子と如懿の仇をうった。

・富察·琅嬅/飾:董潔
宝親王嫡福晋、皇后
  長春宮(西六宮)に住む。モデルは孝賢純皇后富察氏。乾隆帝皇子時代からの正妻だが早世。董潔は章子怡に続く謀女郎(チャン・イーモウ女優)だそうで、凛とした気品がはまります。が、ここではなかなかの裏の顔を持ち、最期は落水して死ぬ。あんなことをしなければ死ぬこともなかったかも。母親の富察夫人がでばってきたり、名門なだけに外野もうるさい。

・金玉妍/飾:辛芷蕾
宝親王格格、嘉嬪、嘉妃、庶人、追封淑嘉皇貴妃
  大極殿/启祥宮(西六宮)に住む。朝鮮からの貢女、玉氏の娘。祭祀やお茶など母系風俗を維持し帝にも披露、母族の命運を背負うと自負。歌舞もうまく高慢、イメージカラーは赤。失脚シーンといいすべて派手。モデルは淑嘉皇貴妃金佳氏。
   しかし本来なら金氏一族は包衣で満化しているし、当時の朝鮮半島の衣服とも違う。より前の皇帝になら、本当に朝鮮半島からやってきた妃嬪がいますけど。玉氏と李氏(朝鮮)との関係も説明あったかな。とはいえ自殺した時も朝鮮風衣装で、このドラマなりのこだわりかも。

・高晞月/飾:童瑶
宝親王庶福晋、側福晋、慧貴妃、追封慧賢皇貴妃
  威福宮(西六宮)に住む。八旗包衣出身、総督の娘。体が弱く活発ではないが数々の謀略を巡らせ、衛嬿婉が出るまでは悪役ナンバー2(ナンバー1は金玉妍)。最後は犯した罪にふさわしく憤死。モデルは慧賢皇貴妃高佳氏。《延禧攻略》の高貴妃と同じモデルだけど小物感。しかし無子で皇貴妃になるとはすごい。

・衛嬿婉/飾:李純
大阿哥侍婢、嘉妃侍婢、衛常在、炩妃、炩皇貴妃、追封懿貴妃
  八旗包衣出身、宮女として出仕。凌雲彻と恋人、愛情の証に指輪を与えていた。昆曲をよくし権勢欲が強い。延禧攻略主人公モデル・嘉慶帝生母の孝儀純皇后が原型だが改変が激しく魏氏から衛氏に、令妃から炩妃に。如懿が蟄居になると皇貴妃となり後宮を統括。
   乾隆が一時的に病んだ際、好機と我が子を皇嗣にするため次代皇帝指名の書類を偽造しようして見つかった挙げ句、弟らから告発され、数年間拷問され惨死。告発され逆ギレし「翊坤宮娘娘(如懿)こそ真心あなたを思っている人、それを幽閉して何が皇帝か(意訳)」と悪態をつく。

・愛新覚羅・弘暦/飾:霍建華
雍正帝四阿哥、宝親王、乾隆帝、太上皇
   雍正帝第四子。生母は李氏だが、太后録祜禄氏に養育される。義母の烏喇那拉氏が如懿のおばのため、幼少期から面識が有り、自身の結婚では如懿を正妻にと望むも雍正帝から却下。皇子生活から一転、皇帝となってからは……。雍正妃に安嬪李氏という人はいるようなので、無子ですがモデルなのかも。
    九年間衛嬿婉を拷問し死ぬと、ようやく衛嬿婉所生の慶親王を太子にした。後には譲位し太上皇となり、如懿から贈られた緑梅を眺めながら死去。まさにその時、緑梅が再び花開いたが、盆栽ってそんな保つの?如懿伝は続編といえど、甄嬛伝とは違い乾隆と如懿の純愛が主軸。そこにスパイスとして後宮闘争な感じでした。

※原作自体、同じ著者による後宮甄嬛伝続編。原著は未読ですが、名前が同じなのはそのせい。ドラマ化にあたり変更もありそうです。太后録祜禄氏は甄嬛なのかな、たぶん。

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by hungmei | 2019-06-03 16:55 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)