思いのほか面白かった
「新・別巡検」seaon1(2007)を満喫し、さあ元祖「別巡検」(05)と「新・別巡検」season2を見よう!と思い立ちました。最後は意外に別巡検のメンバーに入れあげてしまい・・・と思ったら、season2ではキャスト総入れ替えです!どうやら1の
カン・スンジョ警務官率いる旧別巡検は去年解散した1897年の設定のもよう。解散から1年後、新しいメンバーで発足した別巡検が舞台。かなりトーンダウンしたものの、シーズン式だけあって一応つながっており、会話の端々に過去のスンジョ隊(勝手に命名)の話が♪1話ではseason1でペ巡検(アン・ネサン)がよく使っていたヨンパルが、新しいチ巡検に「別巡検御用達便利屋」として売込んでいます!
ペ巡検を演じたアン・ネサンさんはこれから友情出演でちょこっと出るらしいので、それだけ(とは言い過ぎか)が楽しみ。私の独断予想で、season1のスんジョ隊は数々の殺人事件に潜む日本人(日本政府?)の暗躍をキャッチしていたようなので、大韓帝国となった朝廷には不都合になり解散させられた、とか。そして個人的希望として、今後新しい別巡検もその黒幕に肉薄し、過去のスンジョ隊が絡むとか再登場するとか(完全に私の妄想)、あーそんな展開いいな!ヨンパルは「
ペ巡検がいなくなって稼ぎ口が減ったんだ、ばくちもするくらいだ」と嘆いておりました。私も悲しいぞー。
番組紹介ページ※テーマソングは2回まで同じですが途中から2独特のものに変わり、作中効果音など若干違っています。
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チン・ムヨン....イ・ジョンヒョク
警務官。新しく捜査指揮を担当。若い。12年前の事件で警務官だった父が自殺しそれをひきずっている。1話の犯人から「久しぶりだな、チン・ムヨン」といわれるが、犯人は射殺されてしまい・・。7話では警務使と大喧嘩。
ハン・ダギョン...チン・ヨンア
無表情の別巡検。髪の毛結んでほしい。アクションシーンがすごい。無鉄砲だったりクールだったり起伏が激しい不安定そうな人。1話で「茶母じゃない」と言っているところから、今までの官奴出身の茶母/別巡検でないみたいだし、夢で出てきた幼少時はお嬢様の姿で、父も警務官だったらしい。両親はすでになく、二人の命日は3日違い。妹が一人いて嫁入りしているみたい。その事情はムヨン以外が知っていた。父の死がトラウマ。男性の全裸死体が見つかると恥ずかしがり、ヒョンに笑われる。カマトトとは言わないが・・。8話で母が憤死しその現場を目撃したトラウマがわかる。
ソヌ・ヒョン...パク・クァンヒョン
警務使にツテのある笑い声のコワイ妓房の女将・メヒャンの息子。25歳。母のコネで入隊。屈託のない天然男。1話ラストに洋服姿で登場。馬にも乗れるらしい。この人もダウンヘアで、髪結んでくれー。7話で父親が警務官のチョン・ユンスだっとわかり、一時動揺する。
チ・テハン...パク・ウォンサン
別巡検の一人でお笑い担当4,5番めの名前はヒョンギョン、ヒョンシムといい、二人を含め娘が5人いて4話では総出で登場。息子いなくて大丈夫かな。ものすごい愛妻家でもあり、彼女は死の淵(死にそうな人を安置する部屋:避幕)から生還したらしい。
ナ・チョソル...チン・ヨンナム
美人検死官。今までの検死官と違いこの人は結構出歩き現場でも死体を調べたり。休みの日には妓楼の友人と遊んだりするみたい。口数は多く毒舌で死者に話かかける役割は今回はこの人。5話では紛失した臓器の確認のため死体の腹ん中かき回しておりました。「実物を見たのは初めて」らしい(大丈夫かー?)。
メファ(梅花)
警務使にコネのある、妓房の女将。1話から登場。ヒョンの母親。お約束に美熟女で妖怪ババア。7話ではチョン警務官の死にあたり、
ユイ
別巡検の職場に程近い茶店/居酒屋逍遊遥(ソユヨ)のおかみ。第一話だかの被疑者だったが、なぜかヘラヘラ笑って逃げおおせる、謎の多い美人。ソユヨはのち別巡検のたまり場、情報提供先となり、7話では人身売買組織から病気で息された女性を拾ったりも。
警務使
別巡検の直属上長。衣装が妙に派手なじいさん。あらゆる意図(時にはお上の意向、時には出世のため)で捜査の邪魔をするような印象があるんですが・・・。犯人を捕らえるはずが内輪もめ。
チョン・ユンス
7話で登場した警務官。ヒョンの父親だとわかる。誠実でチョソルからも信頼されていたが、人身売買組織に弱みを握られ、脱獄の片棒を担がされた挙句に殺されてしまう。献妾(お客さんにその家の妻を同衾させる旧式の接待)をユン家で12年前にうけ、その家の子ユン・ボムをメファにかくまうよう頼んだ。
ヨンパル
1,7話に登場。旧別巡検のペ巡検が使っていた密偵。今度は「便利屋として使ってくれ」「別巡検に入れてくれ」とテハンに絡む。しぐさがかわいいオッサン。
・・・・エピソード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1話/もと白丁と役人が相次いで逆さづりの死体で発見される。新編成のチーム発足。
2話/鬼火騒動の村で火災がおき女児が焼死する。またヒョンが正式にメンバーに。
3話/絵師でばくち好きの夫が殺される。全員休日の別巡検(日曜)が呼び出される回。
4話/両班の息子が花畑で誘拐。そこには「男子は一人だけ」という家門の障壁が。
5話/海で家族4人の死体が見つかるが溺死でなく、しかも腹を割かれ内臓が紛失。
6話/もと外務大臣の甥で訳官に合格したばかりの青年が蓮池で死体となって発見。
7話/チョン警務官が殺され、脱獄騒ぎが起きる。そこには人身売買が絡んでいて・・。
8話/仲のよい新婚夫婦の妻が殺されるが、そこには12年前の強姦事件が浮上する。
9話/
10話/
11話/
12話/
13話/
14話/
15話/
16話/
17話/
18話/
19話/
20話/
・・・疑問・感想・ツッコミ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4話で逍遊遥(ソユヨ)の茶店で会議してたけど、機密漏えいじゃないの?ラブライン強化、やっぱり私にはいらないー。別巡検の私生活もどーも・・別に普通に生活しながら勤務しているわけで、描写されたら面白いと思いそうなものなのに、今回はイマイチ。5話ではコレラの退避院が、6話で「外務大臣」「訳官が出世」とありますが、「外務大臣」ってそれまでの朝鮮王朝時代劇で見なかった気がするのでやはり大韓帝国期ならでは?また「張禧嬪」は訳官の姪で中人階級として宮廷で散々卑しいといわれてましたが、開国しなければいけないと必然的に粛宗時代より訳官のステータスあがってそうですね。ちなみに英語でした(「張禧嬪」では主に中国語だった)。しかし今回二世が多いですね。その方が扱いやすいのかな?今回、登場人物の過去がふんだんに語られていて、私には過剰かも。私情挟まれまくりの捜査はどーかと。