韓国時代劇「王と妃」その2・1~160話と178・179話

【オープニング】※「大河~!」って感じの渋さ。女性主人公っぽくないです。


 一度ご紹介したこのドラマ(その1)ですが、186話でどうもうまくこなしきれず・・。KBSワールドでの週3回、1年以上に及ぶ放送が4月初旬でとうとう最終回を迎えます!160話までは録画にて、164話以降はとびとびでKBSWリアルタイム放送で視聴中。その中で独断と偏見による紹介を書いてみました。ほかのドラマのように「あれから×年後・・」という演出はほぼなく、実に描写が細かい作品のため、いつもの調子で書くと終わらないので骨子のみに絞っています。また印象深かった178・179話の感想もあり。
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1-89話:5代文宗~7代世祖朝(前期)
 5代文宗(ムンジョン)時代から物語は始まる。文宗はすでに病床にあり、幼い息子は婚礼を控えていた。まもなく文宗は亡くなり、息子で世子の6代端宗(タンジョン)が11歳で即位。しかし政治的実権を握る叔父(文宗の弟)である首陽大君(スヤンデグン)は甥を上王にして譲位させ、7代世祖(セジョ)となる。世祖の兄弟である安平大君、錦城大君は世祖の王位簒奪を批判、処刑される。また端宗は世祖の命令により絞殺、川に遺体を投げ捨てられる。その後、世子の桃源君(懿敬世子)が20歳で死亡、その正室・韓氏(主人公)は実家に退く。

90-111話:世祖朝(後期)
 端宗の存在を取り除いた世祖は政治改革に乗り出し、院相制など独自の制度を確立していく。また世祖のクーデター、癸酉靖難で活躍したハン・ミンフェらは世子に娘を嫁がせており、権勢を増してゆく。主人公・韓氏はわが子を即位させる野望に燃え、暗躍する。晩年の世祖は皮膚病を患い、懿敬世子の死とともに端宗の祟りであるとうわさされるように。臨終の世祖は世子に譲位し、自分を慕ってくれた甥の幻影を見ながら、罪悪感に苦しみ亡くなる。最後、「欲が深いおかげでこうした繁栄を得たが、欲がなければこんなにも楽だと今気がついた。早く気がつくべきだった。」と言い残し端宗の墓を作るよう遺言。

112-119話:8代睿宗朝
 世祖の死の直前、譲位された世子が即位し睿宗(イエジョン)となる。睿宗は世子時代に章順王后・韓氏との間に仁城大君をもうけるも母子ともに夭折し、それが端宗の祟りとうわさされていたため、世祖の王位簒奪という汚名を意識せずにはいられない環境が続いていた。また聡明ながら幼い王のため、生母で世祖の正室・貞喜王后は李氏朝鮮王朝で初めての垂簾聴政を開始する。睿宗は安順王后との間に斉安大君と顕粛公主をもうけるが、即位後1年を経ずして病死。王位継承問題で朝廷は紛糾し、実家へ退いていた韓氏のもとへ、思わぬ知らせが届き・・・。



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120-160話:9代成宗朝~
 世祖の息子・睿宗の死後、王位を継承したのは死んだ桃源君の次男・者乙山君だった(9代成宗ソンジョン)。睿宗の息子・斉安大君はまだ幼く、桃源君の長男である月山大君は王の適性なしとのことで、貞喜王后の指名によって者乙山君が選ばれたのだった。夫の死後、憤懣やるかたない思いで実家へ退いていた韓氏は晴れて新王の母として宮中へ戻ることに。しかし今度は成宗の即位の正当性をめぐる議論が巻き起こり、成宗の実父・懿敬世子を「徳宗」と追号すべきか、また実母の韓氏を「王妃/王大妃」に冊立すべきかでもめる。
 結局、両方ともかなえられ、韓氏はついに大妃としての権力を掌握。温厚な貞喜王后をよそに頭角を現してゆく。しかし成宗の初代王妃・恭恵王后は10代で夭折、再び世祖の正当性に陰りが見える。親政を始めた成宗は大妃・韓氏らの反対を押し切り、淑儀の尹氏を二代目王妃にすえる。そして尹氏は成宗の長子を産むが、大妃・韓氏との溝は深まる。側室の鄭氏・張氏らの煽り、自身の性格によって、尹氏は行き過ぎた振る舞いが増え、ついには廃妃。朝廷には廃妃反対派や復位運動もあったが、結局、尹氏は賜死。尹氏の恨みは深く、死の夜には雷鳴が轟く。
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※161-163話:未見
164-177話:成宗の死~燕山君即位
 尹氏の廃妃により、大妃・韓氏と成宗の仲も微妙なものとなる。成宗は以前から抱いてきた母への恐れをより強く感じるようになり、また政務に勤しんだため過労によってついに病床につく。廃妃尹氏の子、燕山君(ヨンサングン)は母の死を詳しく知らず成長していたが、祖母の大妃・韓氏との軋轢はすでに生まれていた。「自分は祖母に愛されない」と感じ、弟で三代目王妃・貞顕王后から生まれた晉城大君への複雑な思いを募らせる。成宗の臨終でも世子・燕山君と大妃・韓氏は対立し、成宗は「祖母には逆らうな」と燕山君に遺言し亡くなる。しかし成宗の葬儀から孫と祖母の対立は激化、燕山君は朝廷から韓氏派を追放することに躍起になる。

178.179話:燕山君朝~
 王位につき数年が過ぎた燕山君は、徐々にその凶暴性をあらわす。燕山君は母の死への疑念を募らせ、「罪人の子と見下す臣下や大王大妃(韓氏)が許せない」と復讐を誓う。義父の慎守勤や幼いころから仕えてきた内侍キム・チョソンはたびたび進言するが、燕山君の怒りは増すばかり。そんな中、王と大妃の仲裁役だった韓致亨らが相次ぎ死亡。また燕山君は斉安大君の歌妓だった張緑水を側室とし、若い内侍キム・チャウォンを寵愛、内侍らに「慎口牌」をかけさせる。「口は災いの元、舌は奥深くしまえ」と命令。官僚にすらそれを適用しようとし、武寧君・柳子光、任士洪らは尹氏賜死について燕山君にチクリを入れる。生母の死の真相に燕山君は激怒し・・・。
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 感想を書きたかったのに、あらすじと話数の整理だけで終わってしまい残念。このドラマ、「王と私」(07)と時代がかぶりますが、ここでのアン・ジェモ燕山君のほうがしっくり来ると思っています。狂気という意味では映画「王の男」の燕山君が一番ですが。おそらく180話では有名な士禍が起こり、廃妃に加担した二人の貴人が殺される様子。また「王と私」では主人公の忠臣内侍キム・チョソンを、「王と妃」ではキム・ソンファンさんが演じています。キム・チョソンといえば、燕山君を諌めて舌を抜かれ、その名前の漢字「処」をその後使用禁止にされたというエピソードの持ち主。
 これからおじいちゃんチョソンも残酷な目にあうのかと思うと・・・。このへんでの大王大妃・韓氏役チェ・シラさんは70歳くらいの設定を見事に演じています。老けメイクはそれなりなんだけど、言動がまさに老人ぽい。お得意の「チュサン!!」攻撃で相変わらず迫力は衰えませんが、最期に向かう哀愁が漂っています・・。また燕山君のおば、月山君夫人は正史ですと彼に強姦され自殺したとありますが、ここではまさに「母親」として懐かれ周囲に勘ぐられている様子(燕山君の初子は夭折したため、厄除けに月山君夫人宅で養育されている)。ヨ・ウンゲ演じる尹氏の母・申氏の怨念もすごい!彼女も実年齢より遥かに年上の老婆役を演じきっています。
by hungmei | 2009-03-29 00:16 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(9)
Commented by hungmei at 2009-03-29 00:53
文中に漢字名とカタカナ表記名が混在するのは、管理人の無知と不精のせいです。アン・ジェモ燕山君の演技で印象的だったのは、お后さまたちに(@女人天下やチェ・シラ韓氏)負けない高笑いと、張緑水とのエロトーク!ここでの張緑水は下品さといい傾城の美女がはまっています。

「世の中で楽しい3つのことは、喪中に女を抱くこと、寡婦を犯すこと、妓生と楽しむことといいます。王様はいま喪中ですし、私は結婚したことが一度あって現在は妓生ですから、私を抱けば世の中の楽しみを一度に味わえますわ」とか、燕山君が張緑水を貰い受けるときも「あの女は斉安叔父上の女ですか?」、「斉安叔父上はこの女と寝ていないといいましたが、けっこう淫乱な女なんですよ」とかおいおいいいのか?

それに対し余裕の表情で否定した斉安大君に向かい「それでは叔父上と兄弟にならずには済みますね」とお下品。張緑水も「王様は下品なのがお好きですのよ」とかまし、宮中の顰蹙をかいまくっています。ちなみに180話は昨日の深夜放送だったのですが、普段は夕方の再放送を見ている私も、「録画しとけばよかったあ」と気になって仕方ありません!
Commented by hungmei at 2009-03-29 16:30
オープニングと書きましたが、実際のものとはタイトルロゴ&音楽のみ共通です。実はネタバレ映像なんですが、世祖の挙兵&端宗の譲位、明恵王后の陰謀最高潮期、月山君夫人、燕山君をおぶうキムチョソン(「王と私」だけでなくここでもーっ!とびっくり)、成人後の燕山君、張緑水と戯れる様子や斉安大君。

そしておそらくラストであろう、流刑にされた燕山君と即位する弟の中宗即位シーンのようです(でも、18歳で即位した中宗にしてはずいぶん幼子で・・11-13歳くらいで即位した明恵王后の子・成宗か?)

しかし王と私でそうとうキムチョソンは人をおぶってると思いましたが、もう「王と妃」(99)からあったイメージなんですね。それかそういう固定イメージでずいぶん前から流通してるのかなあ?意外に明恵王后の絶頂期かと思える成宗朝が短いのが印象的です。なんたって仁祖即位まででほぼ半分使ってるし・・。あと明恵王后(インス大妃)が主人公なんですが、書いてるとどうしても前半は世祖が主人公みたいになっちゃう。
Commented by hungmei at 2009-03-30 17:40
余談ですが、7代世祖役のイム・ドンジンさんは「王の女」で14代宣祖を演じて、どっちもエネルギッシュで声のデッカイ怖い王様役が印象的です(笑)。闘病を終えられ、牧師さんになったとか(このお年ですごい!)。

また、ここで柳子光役のイム・ビョンギさんは「王と私」で任士洪役です。どっちでも燕山君をあおる!と・・。この方も「王の女」にチョ・ピルドゥ役(ダレだっけ?)で出演されており、おやじパワー実感。またビョンギさんは千秋太后(ハン・オンゴン)、テジョヨン(ヤン・ソウィ)、海神(泥棒)、不滅の李瞬臣(ファン・ユンギル)、武人時代(ホン・ナガン)、帝国の朝(チョ・ヘンギ)、イ・ジュマ(チョ・ジナ)、明成皇后(キム・ビョンシ)、雷鳴(ファン・ジュノン)、太祖王建(シンドク)、牧民心書、流の涙(パク・ウン)、キム尚書(パク・スンジョン)、ハンミンフェ(94・ユ・ス役)、チャンノクス(95)、輝かしい黎明(95)と、時代劇の名スタンドプレイヤー。こんなに見たい作品とかぶってる俳優さんは初めてでびっくりしました。もれなく出てるくらいの印象!なんでもKBS史劇出演で最多だとか?
Commented by うめ子 at 2009-03-31 09:02 x
黄梅さま、こんにちは!
記事拝見していたら「王と妃」見たくてたまらなくなりました。
今から見るとなるとDVD化を待つしかなさそうですね~
気長に待つことにいたします。
Commented by hungmei at 2009-03-31 13:25
うめ子さまこんにちは♪

この記事が少しでもファン獲得の助けになれば(笑)、何より嬉しいです!「王と妃」、ながーくてくどーいですが結構面白いです。「女人天下」みたいなお茶目さはなくて、ひたすら怨念ワールドですが・・ポニーキャニオンが「龍の涙」とともに版権を買ったそうなので、DVD化しませんかね。KBSワールドでもカットはあるんじゃないかなあと思うので(予想です)、DVDになったら私も見てみたいと思っています。私もケーブルはもうすぐ撤去する予定で、160話までの録画も見たら返さなくちゃいけないし、DVDほしいです(一部だけ)。

昨日はうめ子さまのブログにコメントつけまくってしまい申し訳ございませんでした(汗)。我慢しつつついついあれもこれもと・・気をつけます!

「王と私」ウォラ役の方は「王と妃」に厳貴人で出演してます。この頃30歳前後なのに、もう老けてます(爆)。不思議な女優さんですね~。現代劇で見るとお若いのかな?「火の鳥」ではいかがでしたでしょうか。
Commented by うめ子 at 2009-03-31 16:24 x
「王と妃」、DVD化の可能性はあるんですね。
耐えて待つことにいたします。

自分のブログのコメントはまだチェックしてないのですが(汗)
コメントの件は謝られるなんてとんでもない!
いつもありがとうございます♪また夜に拝見しますね~

ウォラったらやっぱりそんなに前から老けてたんですねえ。
「火の鳥」でも素敵な“年上”キャリアウーマンといった雰囲気で、
実年齢相応の若さには見えなかったです・・・。
雰囲気は現代装でも素敵でした。
Commented by hungmei at 2009-03-31 18:51
私も突っ込むほうですがうめ子さまの突っ込み大好きです♪
コメント、ご迷惑でなかったら、ぜひご覧になってくださいませ。

「王と私」、私の中では結構突っ込み所満載に思えたのですが
(つじつまがあわないというより、登場人物の言動が個性的で・・)
うめ子さまが「女人天下よりつっこみどころも少ないかも」と書か
れていたので「これから女人天下を見たらどんな突っ込みどころ
が?」と楽しみです。

ウォラ役の方はやっぱり老け顔でいらっしゃるんでしょうか(笑)。
「火の鳥」は未見ですが、だんだん気になってきました・・・。
「王と妃」は「王と私」「女人天下」ともだいぶキャストがかぶり
その意味でも見ていてあきません。ただくそ真面目なドラマで、
ちゃんと186話付き合うのは相当の気力が必要そうです。

明日あたり、ウォラ厳貴人が燕山君からアレされそうなので、
どんな見事な演技が楽しみです!

今日「王の女」を見ていたら、宿屋の女将役で「女人天下」の
祈祷師(正室キム氏に頼まれナンジョン母を崖から突き落とした人)
が、「女人天下」の時代と変わらぬお姿で登場していました!
Commented by アヤ at 2013-07-20 00:11 x
本当にこれは正統派の大河ですよね。史劇で一番好きかもしれません。

「王の男」の燕山君の孤独感は印象的でした。あの俳優さん、現代劇の医療ドラマ「ブレイン」でも良かったですよ。傾城・緑水は、「王と私」の緑水が可愛くて好みです♪

「インス大妃」ご覧になりました?チェ・シラさんは生まれ変わり?と思うくらいインス大妃です。大王大妃との戦いが見応えあります。垂簾政治の様子もよく分かります。

廃妃ユン氏は成宗の者山君時代からのお付きとして、何とまぁ「大人にして差し上げた」という大胆な設定ですね。

実際には12歳上らしいので、「王と私」よりは映像的にはリアリティがあると言えますね。涼やかな雰囲気で美貌だったと「王妃たちの・・」に書かれてましたね~。「王と私」のソリョンが熱演です^^

チョン貴人がどこのオバチャン?という感じで、これはないでしょ~レベルなのです。もう少しきれいな女優さん使って欲しかったです。王子を二人も挙げるのですから、寵愛も深かったわけで。なのになのに・・。
Commented by hungmei at 2013-07-22 00:55
アヤさま

すみません承認が遅れました(。´Д⊂)私も女人天下と王と妃が一番好きです!インス大妃ぼちぼち見てますが、あまりはかどらなくて。ソリョン役の女優さんだったんですね!見たことあるなあって気になってました。少年成宗と並ぶ姿にやや拒否感が。実際こんな感じだったんだろうな、とはすごく思うのですが。キムミスクさんのチョンヒ大王大妃がたまりません。もちろんチェシラさんも!

たまに他キャストであれ?っていう時がありますよね。チェサングンの女優さんもずっと好きです。しかしあのショタコンカップルを映像化した気概は評価したいので、涼しくなったら最後まで見てみたいです♪全編通して面白かったですか?


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