管見での朝鮮時代歴代王時代のドラマ化作品は以下のとおり。
王様ごとに区切っているので、主人公によっては複数代に渡るもの多々です。
高麗までの年表はこちら。また、
朝鮮王朝の妃嬪・宗室のまとめはこちらから。
趣味で映画も少し入っています。
・・・・朝鮮時代前期・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
初代太祖(テジョ、1393-1398) →「龍の涙」(95)
2代定宗(チョンジョン、1398-1400)→「龍の涙」
3代太宗(テジョン、1400-1418) →「龍の涙」、「大王世宗」(08)
4代世宗(セジョン、1418-1450) →「龍の涙」、「大王世宗」
5代文宗(ムンジョン、1450-1452) →「王と妃」(99)
6代端宗(タンジョン、1452-1455) →「王と妃」
7代世祖(セジョ、1455-1468) →「王と妃」、「王と私」(07)
8代睿宗(イエジョン、1468-1469) →「王と妃」、「王と私」
9代成宗(ソンジョン、1469-1494) →「王と妃」、「王と私」
10代燕山君(ヨンサングン、1494-1506)
→「王と妃」、「王と私」、「張緑水(チャンノクス)」(95)、
「洪吉童」(98)、「快刀 洪吉童」(08)※、映画「王の男」(05)
11代中宗(チュンジョン、1506-1544)→「大長吟」(03)、「黄真伊」(06)、「趙光祖」(96)、
「雷鳴(仮)」(00)、「女人天下」(01)
12代仁宗(インジョン、1544-1545)→「女人天下」
13代明宗(ミョンジョン、1545-1567)→「女人天下」、「林巨正(イム・コッチュン)」(98)
※「洪吉童」はホジュンの親戚ホギュンによって書かれた小説が原作。
書かれたのは中宗時代だが、小説の舞台は燕山君時代の設定。
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日本・清からの侵攻を経験した後期
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14代宣祖(ソンジョ1567-1608)、15代光海君(クァンヘグン、1608-1623)
→「王の女」(03)、「キム尚書」(95)、「不滅の李瞬臣」(04)、
「ホジュン」(99)、「最強 チル」(08)
16代仁祖(インジョ、1623-1659)→「イルジメ」(08、93)、「帰ってきたイルジメ」(09)
18代顕宗(ヒョンジョン、1659-1674)→「張禧嬪」(03)
19代粛宗(スクチョン、1674-1720)→「張禧嬪」、「シークレット・ルーム」(08)、
「張吉山(チャン・ギルサン)」(04)、「チェオクの剣」(05)、
「暗行御史パク・ムンス」(85、02)、映画「宮女」(07)、
映画「1742妓房動乱事件」(08)
20代景宗(キョンジョン、1720-1724)→「暗行御史パク・ムンス」(2002)
21代英祖(ヨンジョ、1724-1776)→「暗行御史パク・ムンス」、「イ・サン」(07)、
「大王への道」(98)
22代正祖(チョンジョ、1776-1800) →「イ・サン」、「大王への道」、
「洪国栄(ホン・グギョン)」(01)、
「大望」(02)、「正祖暗殺ミステリー」(07)、「風の絵師」(08)、
「漢城別曲」(07)、「商道(サンド)」(01)、「牧民心書」(00)
23代純祖(スンジョ、1800-1834) →「商道(サンド)」
24代憲宗(ホンジョン、1834-1849)、25代哲宗(チョルジョン、1849-1863)
→「太陽人イ・ジュマ」(02)、絢爛たる黎明」(95)
26代高宗(コジョン、1863-1907)→「イ・ジュマ」、「明成皇后」(01)、「別巡検」(05)、
「新・別巡検」(07)、「新・別巡検2」(08)
27代純宗(スンジョン、1907-1926) →「明成皇后」、「シークレット・ルーム2」(08)
なんとなく前~中期→映画「スキャンダル」(2003)、映画「ディエリスト」(2005)
なんとなく中~後期→「シムチョンの帰還」(07)、映画「淫乱書生」(06)、
映画「酔画仙」(2002)、「土地」(2005)
時代設定謎(でも朝鮮時代っぽい)→「耽羅は島だ」(09)
※26代高宗から大韓帝国皇帝に。
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インス大妃という女傑を主人公にした「王と妃」を見ていると、いかに彼女が長生きし多くの王を見てきたかわかります。
短期間に王が頻繁に変わるからともいえるけど、長生きしたもん勝ち?「王と妃」「王と私」の時代かぶりまくり。4代世宗あたりまでの初期の王位継承争い熾烈で朝鮮中期まで定宗は「恭定大王」とは呼ばれたものの、「定宗」と廟号がついたのは粛宗時代(「朝鮮王朝実録」)。6代端宗も叔父の7代仁祖から王位を追われて死に、復位したのが19代粛宗時代。公に議論できるようになったのが粛宗の頃なんでしょうか(200年位後)。
それと11代の中宗反正や16代仁祖反正のクーデターの類。ほか、王の廃位に従い廃后が復活したのも英祖、正祖あたりが多い。端宗の母・権氏(顕徳王后)とか中宗の初代王妃・慎氏(端敬王后)とか・・と思ったら、端敬王后復位は中宗時代。顕徳王后は英祖時代。仁祖の頃、徳宗仁その息子・桃源君、インス大妃夫、成宗父)、ハン・ミンフェの娘二人(ともに8・9代王の初代王妃)夭折や
仁祖の皮膚病は端宗とその母・顕徳王后の祟りの噂らしいのでそのせい?「王と私」では迫力ある幽霊姿で登場。韓国の幽霊ライトって青より赤が多い気がする。結構コワイ!