
イ・ジュンギが女形の芸人コンギルを、カム・ウソンが骨太な芸人チャンソンを演じた朝鮮時代のくらーい映画。実は映画館で見たのですが、残虐シーンの多さに気持ち悪くなり途中退出した思い出の(?)映画。このたびDVDにてやっと鑑賞。映像美がすばらしいですね!
チャン・ノクスと燕山君を正面きって描いた珍しい映画とのことでしたが、チャン・ノクスの方は出番もそれほどでなく若すぎるのもあって期待はずれ。
仁粹大妃と燕山君の確執も期待したら一瞬で終わり。カンソンの自由人ぶりがまぶしく、男性のほうがいきいきと描かれた映画だと思いました。
仁粹大妃と燕山君の確執、チャン・ノクスの詳細についてはこちら
・・・・あらすじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大道芸人のカンソンとコンギルは、売春をめぐるトラブルで漢陽へ逃げる。芸人仲間と新しい風刺の芝居を始め評判を得るが、それが王・燕山君と寵妃のチャン・ノクスを批判したものであったため処刑されそうに。しかし王づきの内侍(宦官)の計らいで王の御前で芸を披露。王は芸を気に入り、カンソンらを宮廷に住まわす。風刺劇のせい汚職大臣、王の生母粛清事件に関わった先代王の妃嬪らが処刑される事態を招く。風刺劇で生母である廃妃尹氏役を演じたコンギルに母を投影しを寵愛、官職まで与える燕山君。放蕩を諌めようとした臣下はコンギルを殺そうとするが失敗。コンギルと深い絆で結ばれたカンソンは生来の気性もあって再三、過激な批判を王に向け目を焼かれ、コンギルは自殺未遂。内侍は芸人を招きいれ王を暴走させたことを悔やみ自殺。盲目となったカンソンはそれでも綱渡りの芸を御前で披露させられる。静止を振り切りコンギルもそれに応じ、二人で死を覚悟し最後の劇を演じる中、宮城には蜂起軍が迫っていた(終)。
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芸人仲間たちは殺されそうとびくび見ていたら案の定、人間狩で殺されるし、大臣の粛清で指は切られるわ、王の祖母の仁粹大妃は妃嬪の粛清でショック死、目は焼かれるわ刀を素手で握るわ手首を切ってと血、血、血のオンパレード。これはクーデターも起きるわ。また同性愛表現はぼかされ(冒頭コンギルが男性相手にを売春するシーンと、王とコンギルのキスシーンまで)、
製作側も「同性愛でなく人類愛」と言っていたのが印象的。作中披露される綱渡りの芸がすばらしい。個人的には燕山君を演じたチョン・ジニョンがいい!生母の死がトラウマで、コンギルに母を投影し人形劇や影絵で二人きりの夜をすごす姿は痛々しい。また風刺劇の下ネタ(巨根ネタ多し)に笑わせていただきました。大衆芸能だからかこれでもかというほどお下劣。それでも妖艶なジュンギは凄いかも。でも女装したら似合ってなくて驚いた。仮面をつけた女装か男装が美しいです。
ほか出演: チョン・ジニョン /チャン・ハンソン / ユ・ヘジン / チョン・ソギョン