韓国時代劇『茶母(チェオクの剣)』(MBC、2003)

d0095406_1710326.jpg 時代劇の旗手イ・ビョンフン監督による「フュージョン時代劇」。それまで韓国時代劇であまりなかった特撮やワイヤーアクションの多様、中国武侠ドラマの要素を取り入れ大ヒット。めぐるましく変わる共謀や愛情関係、時には拷問や惨殺シーンなど結構激しい。時代劇初主演のハ・ジウォンがはまり役で、道ならぬ恋と三角関係に翻弄されるヒロインを演じています。同監督は韓国時代劇で最高視聴率をとった「ホジュン宮廷医官への道」(1999-2000)、初めて三国時代の百済を舞台にした「薯童謠(ソドンヨ)」(2005)、ビジネスマンに受けた「商道」(2001-2002)などがあります。

・・大雑把なあらすじ・・・・・・・・・・・・・・
  今でいう警察の役割を担っていた捕盗庁。そこで官婢のチェオクは茶母として働くが、聡明さと武技をかわれ捜査に加わっている。彼女の上司は従事官のファンボ・ユン。チェオクは密かに彼を慕っている。ある贋金事件の調査から始まり、チェオクは生き別れの兄で反乱をたくらむソンベクらと出会う。しかしそのうちにより大きな黒幕が控えていることを知り、ファンボ・ユン、ソンベク、チェオクは政治的にも恋愛の上でも何度も葛藤する。最後、反乱を防ぐべく捕盗庁はソンベクらと決戦。ファンボ・ユンはソンベクの剣に倒れ、実はチェオクとソンベクが生き別れの兄妹であると明かす。ソンベクは官兵の放った矢で死に、チェオクもまた兄を庇って矢を受け死ぬ。
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 舞台は朝鮮王朝ですがどの王の時代かは特定されていません。また茶母とは、お茶汲みなどの雑用係の女性のこと。それまでの時代劇の担い手だったキム・ジェヒン監督(「女人天下」[2000-2001]、「宮廷女官 キム尚書」[1995] )が好きな私でも面白いなあと思いました。キム・ジェヒンvsイ・ビョンウンは2003年に「チャングム」に挑んだ「王の女」が視聴率低迷で打ち切り、2007年の「王と私」途中降板など、イ・ビョンフン勝利の感が。中国のほうが時代劇は開拓されている気がするけど、時代劇シットコムが出てきたり(「オポチュル」[2008])、時代は変わってるのかも。でもキム・ジェヒン監督のベタな後宮ドラマも見たい!チェオク役ハ・ジォンはファンジニと同じ女優さん。
by hungmei | 2009-02-11 12:46 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(1)
Commented by hungmei at 2009-02-17 12:26
言が多いのもこのドラマの特徴だそうで、「痛いか、私も痛い」等流行語になったらしいです。個人的にno1は、捕盗庁でファン・ボユンの部下であるウォネが、「このイ・オゥネは、ついに嫁も娶らぬまま死にます」と決戦への出陣時にいったところ。この人は父チュネもボユンの部下で常に戦ってきたのでした。熱い・・。

また、チェオクに捕らえられたスリでのちに忠誠を誓い、捜査に協力するチュクチというおっさんもいるのですが、彼とソンベクの部下カッチュルの友情も素敵。でも最後は戦わなければいけないし、チョクチなんか妻を惨殺されてかなり痛々しかったです。「お前を殺したやつの首をへし折ってくる!」で出陣するし。殺された奥さんは初め悪役じみていたけど、最後はいかにもあったかいおっかさんという感じで、まさか殺されるとは思わず相当驚きました。私にはちょっと激しすぎるドラマでした・・。作中アクションは中国と違い足をあげないことが特徴らしい。


鑑賞作品レビュー、視聴検討作品の備忘録です


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