電視連続劇『紅粉須眉』(2001)

d0095406_17253254.jpg    越劇発展期の1920~1940年代を舞台に、3人の越劇女優の生涯を描いた大河ドラマ(もしくはNHK朝の連続TV小説)。全20話。最後のテロップに「感謝中国越劇之郷[山乗]州市人民政府的大力支持」とありスポンサーや製作にもずいぶん浙江色が強くて、普段は上海が目立つのに対抗しての地元の意地という感じか。面白いのは黄梅戯女優の韓再芬が主要人物のうち一人、越劇女優でシングルマザー役で出演。民国期の話は苦手なのですが、女優人生系列の話としては大変楽しめました。混乱する恋愛模様は別に面白くないけれど、親子の再会でグダグダもめるところが好きです。

・・・・・・キャスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【主要人物】
梅 琪...高 蓉
 この物語の主人公で琴姨と王占火の娘。三喜班四姉妹の最年長でリーダー。銭家の病気がちの息子の嫁に望まれるが、逃れて偶然に三喜班の舞台に逃げ込む(このへん『舞台姐妹』の竺春花と近い)。劇団では小生となり人気を博す。銭家から再び終われ上海に逃げ、高名な越劇女優の肖鳳飛の劇団に入る。華、李らの助けで銭家の追っ手を逃れ、後から合流した閻蘭らと活躍。主人公なわりに魅力には乏しい気もする。華と恋人になるあたりから調子に乗り始め、周囲と軋轢が増える。父の臨終に立会い、上海を去り杭州で仲間たちと新劇団を結成する。主人公のはずがジャケット、ドラマ説明のたび何賽飛の方が扱いが大きいのが悲しい。

琴 姨...韓再芬
 剡渓にある越劇団、三喜班のホープで役柄は小生。王占火に無理やり妻にされ梅琪を産み、王が死んでからはシングルマザーに。娘の代わりに銭家の嫁にと求められ、川に飛び込む。阿旺に助けられ、彼の船で療養。戻ってきた三喜班で活躍する梅琪の消息を聞き紹興劇場を訪れるが、銭家が起こした乱入騒動で倒れ、その後寝付く。熱心に介護してくれた阿旺へ逆プロポーズして結婚。梅琪が上海で成功してからは何度か会いに行き、そこで宣展懐と再会。最後は剡渓に戻り阿旺と平穏に暮らすみたい(よかったよかった)。10代→40代を演じる技能、おそらく吹替えながら越劇舞台の演技もすばらしく、実力を感じます。

王占火、宣展懐(同一人物)...王正軍
 王は剡渓の強盗(原文)。実はかつて軍閥の幹部だったが、落ち延びて剡渓にやってきた。舞台で琴姨に一目ぼれし、速攻で強奪、妻にする。そして琴姨が生まれるが、政変に巻き込まれ死ぬ。しかし実は上海に落逃げ延び、「宣展懐」と名を変えて裏の世界に幅をきかせていた。肖鳳飛の公私とものパトロン。李江に琴姨、梅琪母子の消息を探らせる。上海では常に梅琪を影から力添えし、銭三老爺の魔手から梅琪を救い銃で打たれて死ぬ。俳優さんはジャケットに「硬派小生」とあるがかなりおじいさん。あと宣太太みないな人を正妻にした思惑も不明。

肖鳳飛...何賽飛
 上海で人気の越劇女優。役柄は小旦(若い女性役)。宣展懐の愛人でもある小悪魔タイプ。李江から紹介された梅琪を自分の劇団に入れる。金持ち息子との恋についてアドバイスしたり舞台上でも梅琪や閻蘭ら後輩を育成。良い人過ぎたのか、最後は人間関係に絶望し自殺してしまう(彼女は別に何も悪いことしてないんだけど)。何賽飛は実際に越劇女優出身でドラマや映画でも活躍する息の長い女優さん。小旦は彼女の実際の役柄とも一致し、作中本人演唱かと期待しましたが違う。自宅で練習しているシーンの水袖さばきはさすがでしたが。

・・・・感想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 伝統戯曲の発展期、政変激しい時代に数奇な人生を歩んだ女優の一生というモチーフは『舞台姐妹』(2008、越劇)、『小白玉露』(2002、評劇)などと同じですが、これが一番楽しめました。他の二つよりシンプルな構成、作中のロケはいまどきどこで撮ったのかと思うくらい往時の面影を残しています(見たことないけど)。水郷の美しい風景も紹興地方ならでは、古い劇場の荘厳さは素晴らしい。地名も今は[山乗]州市ですが作中よく「剡渓」と言っていて、昔の名前?歌の吹替えが単調(おそらく一人が担当)なのが残念。主人公が別れ別れになった父母となかなか再会できないのがすごーくもどかしく、現代劇でやったらくどいのですが、この時代だとはまるんですよね・・。
・・・・作中の劇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『梁山伯与祝英台』
 梅琪が最初に覚えた、越劇名作中の名作の歌。事あるごとに歌っている。紹興劇場でもこれが好評だった。登場人物のせりふにも比喩で多用される。→「他説道、先生men前一枝梅、樹上鳥児成双対、他説道、梅占三春鵲児叫、恭喜ni賢弟把家回、他説道草従之中一対[又鳥]、在后雌[又鳥]赴公[又鳥]、公[又鳥]獏比梁兄長送到路上上成鴛鴦」

『碧玉簪』
 上海で肖鳳飛と方雪花が上演していた。越劇創成期(1920年代~)の男優中心の頃から主要演目の地位を築いていた作品。肖、方が演じるときの衣装の襟飾りが変わっており、昔の写真をもとに再現したのでしょうか・・?スターになった梅琪と閻蘭もたびたび演じている。ほかにおそらく『盤夫索夫』も一瞬演じていたみたいだけれど、ほとんどこの2つしか出てこない。

越劇ドラマ『舞台姐妹』』※謝晋監督の同名映画リメイクで、何賽飛が似た役で出演。
評劇ドラマ『小白玉露』』※「戯曲ドラマ」で登場人物の心情は歌で表現しています。




・・・・・長いあらすじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 【主人公・梅琪の生立ち 1~4話】
 舞台は剡渓(今の[山乗]州市)。琴姨は越劇で評判の三喜班(劇団)で女性小生として人気。強盗の王占火は琴姨を誘拐して妻にし、二人の間には梅琪が生まれる。王占火は実は軍閥のもと幹部。剡渓に逃れてきており、ついに政変に巻き込まれ殺される。三喜班は剡渓を離れるが、剡渓に残った琴姨は一人で梅琪を養育。梅琪が18歳になり、銭家の病気の息子の嫁にと望まれると、梅琪を逃がす。梅琪は逃亡中、剡渓に戻ってきていた三喜班と偶然に出会い入団する。琴姨は娘の代わりに嫁にされそうになるが逃げ、阿旺にかくまわれる。

 【梅琪の飛躍 5~9話】
 王占火は「宣展懐」と改名し上海の裏世界で暗躍、越劇女優の肖鳳飛のパトロンになっていた。梅琪は三喜班で閻蘭、金葉、銀葉らと共に紹興劇場で活躍。そこへ琴姨と阿旺が訪れるが、その日の舞台は梅琪を狙った銭家の邪魔が入る。母子再会はならず、琴姨は倒れてしまう。梅琪は銭家から逃れ上海へ。李江の紹介で肖鳳飛の劇団に入るが再び銭家に追われる。いっぽう三喜班は劇場に放火され陳班主は半死半生、壊滅状態に。梅琪ら四姉妹は陳班主の意向で上海に逃れ、李江のはからいで肖鳳飛の劇団に。そして肖の引き合わせにより、それとは知らず実の父子は再会する。

 【梅琪の絶頂期 10~14話】
 梅琪は上海での生活にもなれ、華と恋人に。いっぽう剡渓にいる琴姨は阿旺の船で療養を継続。そこで琴姨は三喜班の陳班主と20年ぶりに再会、娘が上海にいることを知る。そして陳班主を仲人にして阿旺と琴姨は結婚。陳班主は病状の良くない琴姨のため、五哥を上海に遣わす。上海では方雪花の怪我により、梅琪が急遽代役に選ばれ一晩でスターになり方は舞台から降りる。上海に来た五哥は梅琪・閻蘭らと再会し肖の劇団で鼓板を担当することに。閻蘭も機会を与えられ舞台に上がるが、肖と同じ役柄である閻蘭は微妙な立場に。調子付いた梅琪とも溝が深まり、方と協同する・警察沙汰を起こすなど問題行動が増えていく。
 
 【梅琪の覚醒期 15~20話】
 琴姨と阿旺が上海に船でやってきて、母子は感動の再会を果たす。そこで梅琪は宣展懐が実父であることを琴姨につげ、琴姨は複雑な心境で帰路に着く。梅琪は宣家で暮らすようになり、華と初ベッドイン。しかし閻蘭の問題行動や宣太太からの妨害、梅琪ら新世代の女優台頭と心労が続いた肖はついに自殺。李江はそのことで梅琪らと別れ、出国。肖の死で梅琪ら四姉妹は覚醒し、上海を去り杭州で新劇団結成を決める。ちょうど上海に来ていた琴姨はそれを知り梅琪らを励まし、宣展懐と再会。杭州行き前夜、ついに銭三老爺が梅琪を誘拐、助けに赴いた宣展懐と銭は相打ちで死ぬ。亡くなる間際、宣展懐と梅琪は実の親子の名乗りを交わし、涙で終わる。
 
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【三喜班関係、もしくは剡渓の人々】
阿 旺...楊宝龍
 三喜班の知り合いの船頭さん。王と琴姨を引き合わせた人。王が死んでからは琴姨をよく助け、梅琪の逃亡も手伝う。銭家に誘拐された琴姨を川から拾い上げ看病。琴姨のことが好き(なんと純情なことだ)。紹興劇場の乱入騒動の後は倒れた琴姨を再び救い療養を助ける。ついに琴姨と結婚。琴姨とこの人の恋路の方が娘のよりよっぽど気になりました・・。琴姨から逆プロポーズされて「自分は戯迷なだけで、結婚だなんて」と固辞するあたり最高に焦れます。琴姨を自分の船で上海へ連れて行き、母子の再会を助ける。いつも帽子スタイルで、取ったら意外とおじさんだった。

閻 蘭...邱 楊
 梅琪の相手役で三喜班四姉妹のサブリーダー、役柄は旦。五哥と初恋同士。三喜班が壊滅状態になってからは金叶、銀叶らと上海に逃げ、途中の杭州で出会った李江の計らいで梅琪と再会。肖鳳飛の劇団に入る。剡渓に残してきた五哥を気にかけており、上海に来た五哥と再会。しかし五哥や梅琪との不和が目立ち始め、酒びたりに。宣太太のちょっかいでますます自堕落になり、警察沙汰を起こすまでに。そして華と梅琪を喧嘩させ、華と一時的に恋人になる。宣太太のおだてによる悪乗りもそこまでで、その後は改心。杭州で梅琪らと越劇団結成。彼女もコドモっぽいが、調子付いた梅琪は確かにうざくて反発したくなりそう。

五 哥...譚 浩
 劇団所属のスタッフで脚本や演出、楽器演奏を手がける。陳班主の息子。閻蘭の恋人で彼の「君には二人の梁山伯がいるよ、舞台上では梅琪が、舞台の下では僕だ」というこっぱずかしい告白が超甘酸っぱい。紹興劇場での乱入騒ぎで足を負傷、片足が不自由になってしまう。三喜班壊滅後、閻蘭と共に上海行きを願うが、父の陳班主の引止めで叶わず。失意のもと暮らすが、琴姨の死を知らせに上海入り閻蘭と再会。肖の劇団で鼓板を勤める。閻蘭とラブラブに・・と思いきや、閻蘭はもっとビッグな恋人がほしくなったようで全然進まない。しかし宣太太が逮捕され、肖が死に、改心した閻蘭と再び結ばれ四姉妹とともに杭州で劇団創設に携わる。

金 葉...姚 笛、銀 葉...陳暁[月華] 
 三喜班の越劇女優。三喜班四姉妹のメンバー。区別があんまりつかない(爆)が一応、華やかなのが金叶、老け顔なのが銀叶。梅琪、閻蘭らより年下で無邪気。姚笛は現在撮影中の新版『紅楼夢』で王煕鳳役なので気をつけてみましたが、他の姉妹に先立ち断髪にしてからは結構かっこよかった(このドラマでは20歳前後)。『梁祝』で梅琪と閻蘭が主役なら、この二人は銀心と四九を演じる。のち、上海での生活に疲れた梅琪、閻蘭、五哥と杭州に行き自分たちの劇団を結成する。二人の役名で「叶」が「葉」の簡体字だとはじめて学びました。

陳班主...陳良平
 三喜班の琴姨の兄弟子で劇団リーダー格。琴姨が誘拐されたときも先頭をきって王家に殴りこむ。のち班主(団長)になり、閻蘭、金叶、銀叶を連れて剡渓に戻る。そこで梅琪と再会し劇団に迎え入れる。紹興劇場での乱入騒ぎで梅琪を逃がし、三喜班壊滅後は三人娘にも上海に逃がすが、五哥は引き止める。偶然に琴姨と20年ぶりに再会、阿旺と琴姨の仲人を務める。その後、剡渓で元気に活躍しているといいのですが。杭州も少しは近いしさ。

銭三小爺..孫 城
 ポマードできっちり髪を固め、洋服を着こなす金持ちおじさん。管家の「嫁は琴姨でも」に賛同する判断のあやしい人。使用人に対する態度に悪徳さがにじみ出ている。上海で宣展懐となった死んだはずの王占火に出会いいち早くそれに気づく。梅琪を執拗に狙い、剡渓と上海を往復。ラスト、梅琪を手に入れようとまたしても誘拐、それを助けに来た宣展懐を相打ちになり死ぬ。父の銭老爺の妄執が移ったのか。最後を飾る悪役にしてはスケールが小さい。

銭管家...丁蕾虎
 銭家の執事。梅琪を嫁に作戦の実行係。花嫁に逃げられ怒られて散々な目にあう。「40代に見えないし美しいし、嫁は琴姨でも!」と進言して琴姨を誘拐するが、また逃げられる。三喜班に入り紹興劇場で演じていた梅琪を見つけ、奪還しようと舞台を壊すが李江に撃退される。その後、上海まで梅琪を追いかけ再び誘拐、また失敗。見るたびに白髪が増えている。哀れ。前半のヒール。

銭老爺...李 季
 銭三小爺の父、病気がちの孫の嫁に梅琪を選ぶ。彼女に逃げられ大激怒、息子たちの画策で梅琪の母の琴姨が代理に誘拐されるがこちらも逃亡、ショックで倒れる。意外に出番が多い。なぜ梅琪にこだわるかというと、越劇好きだかららしい(アホか)。爺の妄執恐るべし。

銭太太
 銭三小爺の妻。宣太太に負けず嫌味な金持ちばばあ。息子を溺愛する。夫婦喧嘩で武器は持ち出すわ銭家のリーサルウェポン。筋にはまったく関連しないが、このおばはんの嫌味な面があらわれると、ドラマを見ている実感と不思議な感慨がわいてきます。

竺班主
 琴姨がいた三喜班(越劇団)の先代団長。貧乏だが志は高い。役柄は小生。2話でトラブルに巻き込まれ亡くなる。苦労人で芸人魂に厚い貧乏団長は必ず不遇に終わるのが、この系統のドラマのお約束。この俳優さん、クレジットに出ないんですが・・・。出してくれ。

銭小爺
 銭老爺の孫、銭三小爺と銭太太の息子。病気がちで嫁候補がおらず梅琪に白羽の矢が立つが、この人一瞬しか出番がない(第一話のみ)。その後も健在なようで、会話には出てくる。

大叔
 質屋の主人で阿旺の事情を知り、特別に融資してくれる。阿旺の結婚式にも出席する恩人。

【上海の人々】
李 江...林 林
 宣展懐の要望で、剡渓に琴姨・梅琪親子を探しにきた青年。越劇の戯曲本などを三喜班に提供し、「十八相送」の改良などを提案。実は共産党地下活動に携わっている。銭管家が紹興劇場に乱入したときはその場を救い、梅琪・閻蘭らを上海に逃がして肖鳳飛に対面させる。華とともにお助けドラえもんみたいな便利な人(この人とみんな偶然に出会いすぎ。きっと情報キャッチして張っているんだろう)。梅琪とも肖ともちょっと仲の良い器用なおにーさん。党地下活動のため結果的には肖の自殺の遠因となり、梅琪らと不仲になる。最後は出国して逃亡。

華克人...劉[石みっつ] 
 梅琪が上海に来て最初に出会った人。華銀行の御曹司でお金持ち。路上で悪漢に絡まれる梅琪を救い肖鳳飛のもとに送り届ける。肖鳳飛と知り合いで、たびたび梅琪の危機を(お金の力で)救い、のち梅琪の恋人に。この時期の上流階級の服の趣味がわからんので彼のイケメンさもよくわからない・・。梅琪に求婚しふられ大騒ぎしたり李江に嫉妬してへそを曲げたり、うざいバカップルぶりを発揮。李江が働くお兄さんなんだけどこいつは親の金で騒いでるばかり(に、見える。実は何か仕事してるのかなあ)、最後は梅琪と別れ、上海に残る。

方雲花...廖琪英 
 上海の越劇女優で小生。肖鳳飛の相手役だったが、バラの花束で顔を怪我する。代役の梅琪が人気を博したことで舞台を降りてしまい、肖を悩ませる。そのことを恨みに思い、たびたび梅琪や閻蘭と会って二人の心情をかき乱すが、肖の死を誰よりも悲しんだのは彼女だった。いかにも小生顔のりりしい女優さんですが、もっと出番がほしかったなあ。

宣太太...張 英
 宣展懐の妻。夫と関係のある肖鳳飛を苦々しく思いつつお付き合いはする。越劇が好きでよく下手な真似をする。肖への対抗心から梅琪や閻蘭のパトロンに。銭家にそそのかされ肖らを落としいれようと画策。それが発覚し逮捕されたときに発狂、その後ずっと越劇の真似をしていた。確か『小白梅露』でいじわるやり手婆の女優さんで、笑いと毒のある不思議なの存在感あり。
by hungmei | 2009-02-01 17:27 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(2)
Commented by hungmei at 2009-02-03 08:30
見ていたら2話のVCDがうちのプレーヤーと相性が悪く再生できなくてショック。「なぜ銭家はそんなに梅琪にこだわるのか?」などと疑問ははさみつつ、10話くらいまでは面白かったです。後半10話はどうかな・・。まあまあ?『舞台姐妹』がかなり史実の越劇を意識していたのに比べ、こちらはそうでもない(もしくは事実があっても私は読んだことがない)感じ。

華みたいな金持ちボンボンと薄っぺらい恋愛するも破綻とか、大事な人(この場合、肖と父)の死で覚醒、仕事に生きるとか、李江のようにはじめ頼りに見えた人も実は・・のような展開はお約束ですが、面白いです。ただし、杭州での越劇団創設の方が私には興味があるので、その手前で話が終わったのは残念。親子の感動再会ドラマだから仕方ないけど。そのへん越劇改革とその人間模様がテーマの『舞台姐妹』と決定的に趣が異なります。
Commented by hungmei at 2009-02-03 08:35
見ながら自分は琴姨がなくなる感動の母子シーンを期待していることに気づき、ちょっと恥ずかしくなりました。でもベタたのが好きで・・でも琴姨死んだら阿旺が悲しむから、別にいいや。閻蘭と五哥もその後うまくいくといいんだけどなあー。普通(?)、梅琪にふられるような「上海で自堕落になる」モチーフは閻蘭に全部担わされていて、それだけに実力のある梅琪の嫌味さが目立って後半から梅琪がうっとおしくなりました。

「結婚から逃れ劇団へ入る」のが『舞台姐妹』の竺春花と同じでも、竺は童養シーからの逃亡、梅琪は金持ちの正妻からの逃亡だから(理由は息子が病気がちなため)、そこも違うし。 10話以降、上海で成功した梅琪が覚醒するまでのイザコザに時間をかけすぎ、話が進まなくなると面白さが半減。そこを少しでも杭州でのシーンにさいてくれればなあ・・と思いつつ、『舞台』よりも『小白』より真剣に魅入ってしまったドラマです。上海から撤退、杭州へって、いいね!(また上海入りするかもしんないけど)。


鑑賞作品レビュー、視聴検討作品の備忘録です


by hungmei(黄梅)

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