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幼少時の日本アニメ(1990年代メカもの)

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幼少時の日本アニメ(1990年代メカもの)_d0095406_105995.jpg【機動警察パトレイバー】
 1990年代、当時珍しかったメディアミックスで発表された作品。OVA→TVアニメ放送→OVA新シリーズ、同時平行で少年サンデー連載・とりみきによる漫画、劇場版3作品と華麗なプロフィール。総括的ガイドブックがほしくても、多岐にわたるメディアでの細かいストーリやキャラクタの異同により全体把握が出来ない。近未来の警視庁でロボット機動隊が導入されたという架空の設定によるアニメだが、鮮やかに描き出される群像劇でもある。

・・・・・あらすじ、メディア紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・
 21世紀初頭、技術の発達によって「レイバー」と呼ばれる人型ロボットが開発され、工事現場や生産工場での労働の主流を占めるように。それに付随しレイバーを使った犯罪も激増、警視庁はその対策として機動隊下に新小隊を設立、レイバー犯罪専属とする。隊員はそのパイロット、バックス(指揮担当)、後方支援(レイバー運搬車の運転など)にわかれている。小隊の基地は東京の埋立地にあるが、周囲への迷惑を考えたのか陸の孤島。基地には小隊最大の所属人員数を誇る整備部隊と優等生の第一小隊がいるが、物語の核は出動すると物を壊す、事件解決できない、不良隊員ばかりのオチこぼれ第二小隊。それらをめぐるドタバタや、レイバー犯罪を画策する多国籍企業の暗躍など多岐にわたるエピソードが繰り広げられる。

初期OVA→コメディ中心。一番はじめに発表された。設定もキャラも原型はここ。
TVアニメ→上記に加えややシリアスあり。水曜16時位で放送していた記憶がある。
OVA→これも比較的コメディ中心かな。オチこぼれ第二小隊とその基地の日常を描く。
劇場版→前2作は普通の劇業版、しかし第三作はお馴染みのキャラが登場せず別物。
漫画版→比較的シリアス。一話完結でなく、敵機との確執という一貫したテーマがある。
小説版→上記作品群でのサイドストーリーや裏設定の紹介が中心。暗めの印象。
・・・・・・登場人物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
泉野明♀
 いちおう主人公。北海道出身で酒豪の婦警。自ら志願し、乗り心地最悪のパトレイバーに搭乗が決まる天然系で第一機のパイロット。頭は良くないがレイバー操作の才能がある。アニメでは富永み~な(今はサザエさんのカツオを演じている声優さん)が担当し、甘い印象があるが、敵機との戦いを経験しだんだん自立していく。最後のほうの登場となる劇場版第二作では小隊を離れ、篠原重工に出向しレイバー開発に携わっていた。

香貫花クランシー♀
 NY市警所属のアジア系アメリカ人。祖母は日本人で、両親を不慮の事故でなくした暗い過去を持つ。アニメ版では冒頭から大田の第二機指揮担当として登場し、NY市警から研修に来ているという設定。冷静沈着で太田をやりこめ操縦する才色兼備。漫画版ではその役割は終始一貫して熊耳が担い、漫画終盤で人身売買に絡んだ多国籍企業の操作で第二小隊を訪れる設定だった。そして漫画のラストに少し関与する。

篠原遊馬♂
 篠原重工(レイバー最大手)の御曹司。第一機の指揮担当で泉と相方。死んだ兄がいるが、父と不仲で実家に寄り付かない。なぜか警察官になりしかも第二小隊に入ってくる。複雑な育ちから性格がややひねくれていて、泉に気があるようだが最後まで煮え切らない。劇場版第二作では泉とともに篠原重工に出向、そのうち警察辞めて会社継ぐってことはないよな・・。

熊耳武緒♀
 漫画版では最初から登場するが、アニメではクランシーと入れ違いで登場。大田の搭乗する第二機の指揮と第二小隊の主任を担当、階級もみんなより高くて巡査部長。暴れる大田を操作出来る有能な上司で才色兼備だが、怖い話だけは苦手。漫画版だと敵機を操る多国籍企業の社員にしてもと香港マフィアの課長(?)とかつて恋人だったらしい。

大田巡査♂
 第二小隊所属、第二機パイロット。猪突猛進、考えるより手が出るタイプで、機動隊出身。どうも銃を乱射したがる傾向があり、高いパトレイバー用の薬莢を無駄遣いし予算を食いつぶす。しかし漫画・アニメともに有能な指揮担当女性にやりこめらる。劇場版第二作で警察内のレイバー学校教官になっていた。

ひろみちゃん♂
 第二小隊所属、レイバー運送車担当。後方支援。このポジションに選ばれたのは巨体で搭乗席に乗れなかったからだという巨体。でも性格は小隊一優しく、基地では家庭菜園に励んでいる。漫画版ではよく泣いて太田を諌めていた。ちなみに基地の炊事班長でもある料理上手。

みき巡査♂
 民間企業出身(理系)で、なぜか第二小隊に配属になった。はじめ大田の乗る第二機を指揮していたが、そりが合わず胃炎が悪化、熊耳(漫画)/クランシー(アニメ)と交代し第二機指揮から降りる。その後はスキルをいかし事務を担当していたみたい。アニメ版だと新婚さんで、奥さんは夫を苦しめる小隊が大嫌い。
 
後藤隊長♂(第二小隊)
 問題ばっかりの第二小隊の隊長。昔は「カミソリ後藤」と呼ばれた切れ者だったが、今のあだ名は「昼行灯」。ノベルスで出た裏ストーリーによると、妻をなくし過去にいろいろ仕事であったらしい謎が多い人。漫画版では敵機の陰に多国籍企業の暗躍があるといち早く見抜き動向をマークしていた。第一、第二小隊を統括する課長を何かとかつぎあげ利用する。おかげで課長は基地によりつかない(普段は警視庁にいるのか?)。

南雲隊長♀(第一小隊)
 第二小隊とは違って優秀な第一小隊の隊長。優秀な幹部候補生だったが(これもノベルスから)上司と不倫してパトレイバー部隊に飛ばされてきたらしい。後藤とツーカーで過去についても知っている様子の、こちらも謎の多い隊長。その冷静沈着なさまは将来の熊耳を見るよう。第一小隊をも利用して第二小隊の花道を作ろうとする後藤に驚くが、さして怒りはしない。

シゲさん♂、おやっさん♂
 レイバー部隊の中で最多の人数を誇る整備班だが、その主任がシゲさん。班長はおやっさんと呼ばれるおじいさん。中心となるエピソードは少ないものの、いつも脇を固めてくれている。おやっさんがAV摘発など整備班の風紀粛清に乗り出す「火の七日間」は笑えました。

敵機とその操縦者の少年、そのバックにいる香港マフィア
 確か、「シャフトエンタープライズ」という多国籍企業の香港人課長がマフィア出身で、法規制を破り最強のレイバーを作って第二小隊に挑戦する・・というプロットだったと思う。違法な点というのはレイバーと操縦者を生物学的に直結させる(よくわからんが操縦者の脳みそと機械を直結させちゃう、とか危ない装置)もので、そのために教え易く足のつきにくい少年を国際人身売買組織から買い入れ教育した。
  漫画ではこの課長の暗躍と敵機との戦いが一貫して描かれ、一番シリアスだった。はじめは圧倒的有利さを誇った敵機も、最後は泉の操縦するパトレイバーに敗れ、課長は暗殺される。ちなみに課長が熊耳巡査部長のもと恋人というすごい因縁。「最強のレイバー」を作るため、違法と知りながら開発に関わる日本人技術者たちのマッドサイエンティストぶりもみもの(他は至極フツーの人たちですが、才能があるだけに誘惑には勝てなかったのでしょうか)。

13号
 日本人化学者・西脇博士が開発した生物兵器。恐ろしい繁殖力と無敵の攻撃力を持ち、アニメでも漫画でも東京都民を恐怖に陥れる。大学の実験室か何かでずっと秘蔵されていたのが、ふとしたことから東京湾に持ち込まれそこで繁殖。人を食い殺す習性があるため、警視庁が総力を挙げて200×年の夏に挑んだ怪獣。本筋は上記の敵機との攻防だが、この13号事件も結構インパクトがありました。この兵器開発には米軍も関わっていたらしい。

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幼少時の日本アニメ(1990年代メカもの)_d0095406_10524100.jpg【新世紀GPXサイバーフォーミュラ】
 1991年にテレビ放送、50話程度を一年かける予定がスポンサーのタカラが下りてしまい36話で終了した近未来モータースポーツアニメ。しかしその後、OVAとして10年続き、2001年まで新作が出ました。またゲームにおいてはその世界観を受け継ぎ、まだストーリーが進行しているらしい長寿アニメ。氷のサーキットなどあり得ない設定やキャラクタの個性、またF1など実際のモータースポーツに取材したリアリティが売りの作品です。

・・・・・・あらすじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 作中は2020年ほどになっていて、F1より規制がゆるくハイテクを搭載した車で繰り広げられる架空のレーシング大会「サイバーフォーミュラ」が舞台。天才科学者を父に持つ風見ハヤトは偶然から父の設計したサイバーカーに乗りレースに出場。数々の苦難を乗り越え、14歳初参戦にして初優勝を果たす(ここまでがTV放送)。その後、若き帝王と称され4度の優勝を数えるが、怪我による棄権、引退の危機、恋人との不仲、ライバルとの確執などなどを乗り越えていく(OVA)。周囲のドライバーも個性豊かで、人間関係とメカ部分の両方がしっかり楽しめます。

・・・・・・個人的趣味に偏った登場人物紹介・・・・・・・
風見ハヤト 
  主人公。2000年以降生まれ。キレやすい少年で初めはバイクレースを志していた。しかし父の遺志を受け継ぎサイバーフォーミュラへ参戦、若き帝王となり数々の優勝経験を持つ。のちに所属チーム・スゴウのオーナー令嬢と結婚(21歳で・・・早い!)。作品は好きですがこの主人公が大嫌いな私はいまいち見返す気にならない。この人のどこがいいの?

新条直樹
  スゴウと違い大企業チームのアオイから出場している日本人ドライバー。初めその天才ぶりをうたわれるがスランプが多くて地味。しかしTV放送で「トップで走っていたものの車がエンスト、自力で車を押して5位くらいでゴール」というのがたまらなく好きで応援したくなる。途中アオイから解雇されるが、アメリカロードレースを経て復活する不屈のお兄さん。実はスゴウのメカニックと恋愛関係にあり、彼女はスゴウからアオイに移籍しアメリカ行きにも付添う。

ジャッキー・グーデリアン&フランツ・ハイネル
 それぞれアメリカ、ドイツの別チームのドライバー。犬猿の仲で名コンビ。お調子者のグーデリアンが挑発すると冷静沈着なはずのハイネルが激高、つられてリタイアが多かった(ハイネルは冷静沈着というが疑問)。女性に関してもナンパなグーと潔癖なハイネルで好対照だが、OVAではハイネルが監督・メカ設計、グーがドライバーとして参戦、優勝も果たす。ハイネルは兼ドライバーとして動いたこともあるが、のちには完全に引退、メカ設計と監督業に専念する。

エデリー・ブーツホルツ
 ちょいとガラの悪い多国籍企業がスポンサーのチーム、ミッシングリンクから出走するロシア人ドライバー。TV放送当時は「ソ連」だったんだけど、途中からちゃんと変わっていた。昔F1に出場しており、そのときの事故で片目・片腕を失う。義眼と義腕はTVの時はメカメカしくてサイボーグみたいだったけど、OVAではだんだん自然なものに変化。常に通年成績5-7位あたりにランクインする堅実な走りで性格も同じ。私はこの人が一番お気に入りで、実はドイツ育ち、家族は母のみでドイツ在住、猫を飼っているという裏設定も何かで読んだ。

シューマッハ/菅生修
 スゴウチームのオーナーの息子。のちハヤトの義兄となる。TVシリーズでは諸事情により正体を隠して出走、前半はぶっちぎりの成績で活躍するが、持病の視神経の病気やその他の理由により後半は引退(このへんのスミスの陰謀話は省略)。のち、実はスゴウの御曹司だとわかり風見やチーム一同と和解する。ドライバーとして復帰した時期もあったが、視神経の病気は完治に至らず、スゴウのオーナー兼監督に就任。ブーツホルツと親友。

カール・ヒリター・フォン・ランドル
 オーストリア人ドライバーでなんとお貴族様。シューマッハに代わってチームドライバーとして後半戦から登場し、早熟な天才ぶりで風見と首位を争う。高尚なお育ちだけにレースにも執事を従え、紅茶タイムを欠かさない。こいつといいシューマッハといいこのチームのドライバーは奇行が多かった。口にくわえた薔薇をなげて、風見の恋人を奪おうとしたこともある。アホ。
 
女性ドライバーたち
 TV版では出てた記憶がないが、その後はどんどん女性ドライバーも増えたようです。ギャルレーサーも今いるし、嬉しいな。

アンリ・クレイトー
 OVAから登場した少年レーサー。先発の風見を強く意識している。スゴウ所属。早熟な天才モチーフが苦手なので、この人を見るのも苦手でOVAに手が出せない私。

クレア
 OVAから登場したスゴウチームのスタッフ。白人。それしか知らない(すいません)。菅生修と懇意。なんやら風見にアドバイスしたりコーチみたいな感じか。
by hungmei | 2008-12-25 06:17 | 5雑感など | Comments(1)
Commented by hungmei at 2009-01-03 20:35
サイバーフォーミュラのTV放送時OP・EDですが、G・GRIPといく女性バンド(たぶん今は解散したのかなあ・・)が歌っています。OPの「I'II come」は「急いーで ゆくかーらー」という肯定ソング。EDの「Winners」は「人の目が背中にないのは、前を向いて歩くため(??)」というもの。特に前者はけっこう好きで、今でも聞いてしまいます。カラオケでも歌ったことあるけど、アニソンだから好みが別れるんですよね。でもこの歌は励まされるなあ・・久々に日本語の歌でどきどきしました!

ちなみにパトレイバーTVアニメのOPは仁藤優子が歌っていて、放送初回はアニメと仁藤優子のMCの掛け合い(?)という珍しい構成だったのを記憶しています。当時、小学生くらいだったから、なんでこのねーちゃん(仁藤)アニメと話してんだろ、と思った・・。

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