2008年10月4日補記:やはりCCTVの出版部門ともいうべき中国国際電視総公司出版発行からVCDで発売されているようです。卓越網などで探してみたのですが見つかりませんでした。上海帰りの方から見せていただきました。
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放映は87年ですが製作班結成が83年ということで、
03年に本土放映80年代紅楼夢テレビドラマのキャスト・スタッフ再会番組です。このたび念願のDVDを買い鑑賞してみました。単体ソフトは見つけられず、動画は3時間の番組は貫徹できず・・・完璧に見られて感激!右の写真はJChereで買ったときについてきたおまけの栞。迎春です(後ろの判詞が暗いのが難ですが、これがおまけとはいい感性だと思う。)
2月4日、CCTV-1チャンネルにて21-22時頃放送。現役の方、既に俳優業を引退された方、芸能界を引退しビジネスをされている方、アメリカやカナダにいらっしゃる方と様々。
当時を振り返っての感想から制作秘話、生まれたカップルの紹介など。沙王華さん(劉姥姥)がトリで登場、イギリス留学中の板児役・段亜平さんがいらしていて本物の孫のように号泣。「みんな演技かな」と思いつつつられて泣いて見る私。
欧洋奮強(宝玉)さんは「大作での主役を演じ終え俳優を続ける意義がなくなった」。
しかしキャスト紹介が寧国府メンバー→賈薔、賈芸→Y頭チーム→金陵十二釵、ってよくわからない順番。役柄的に暗い印象のあった周堅珍さん(王夫人)ですが、意外にオカン。賈赦役・李<吉頁>さんが演技指導を取り仕切たっそうで、本当に共同生活や演じるための古典や琴棋書画の勉強、アットホームでつながりが深くなりそう。しかもあの時代この手間暇お金のかけかた。スゴイ・・
沈玲さん(平児)・呉暁東さん(賈芸)、候長栄さん(柳湘蓮)・陳劍月さん(香菱)のご夫妻はこのドラマがきっかけと聞きましたが、高亮さん(賈レン)がこのドラマのヘアメイク・胡劍さんと結婚されたいたのを知りました。それに候長栄さんは黄梅戯俳優で作品を拝見していましたが、
郭宵珍さん(史湘雲)も安慶市(※)黄梅戯劇団所属だそう。お二人の黄梅戯名曲「対花」もあり、戯曲ズキにはたまりません。それより湘雲出演の黄梅戯作品探さなくちゃ!
安雯さん(晴雯)は演劇で早稲田大学へ留学経験があったり、薛蟠が今は会社社長でしょっとはげ気味なのが「らしい!」と思ったり、沈璐(秋桐)さんがオシャレなTVプロデューサー。
一方で李婷さん(賈母)は94年、馬広儒(賈瑞)さんは95年に病逝。馬さん32歳だったのに・・曹禺を始め当時の顧問の方や、今年は陳暁旭さん(黛玉)も鬼籍に入られ、泣けてきます。未採用フィルムもあり、賈薔役の方が新版紅楼夢に関わっていらっしゃるらしいので、楽しみ。
※・・安慶市は黄梅戯が盛ん。省都合肥に並んでメジャーな安徽省の都市。
黄梅戯発祥地として数年に一度ずつ黄梅戯フェスティバルなどあるそうです。
ウィキペディアの安慶市の説明に思いのほか黄梅戯の記載が多いです(笑)。
賈瑞役の馬広儒さん主演の黄梅戯ドラマ『西廂記』