このブログは、管理人のhungmei(=黄梅
、aを入れ忘れ)が好きな中国伝統演劇である越劇と黄梅戯に
ついて主に扱っています。中国古典小説の名作「紅楼夢」にはまったのがキッカケで、越劇に興味を持ったのが始まりでした。「紅楼夢」という演目を通して黄梅戯にも触れ、この二種の演劇について発信、情報収集をしたいと思い始めました。おまけで、中韓の時代劇についても触れてあります。
【越劇】
越劇は1906年浙江省紹興地方<山乗>県で始まったとされています。最初は男性のみで演じていましたが、現在では「中国版タカラヅカ」とも言われています。基本は女優のみで全ての役柄を演じ、しなやかな仕草と優美で繊細な唄が特徴。<山乗>州弁や上海語が使われており、俳優さんもほとんどはその地方の出身の方々。「紅楼夢」「梁山伯と祝英台」など恋愛もので人気で、京劇につぐ全国第二位の戯曲。
【黄梅戯】
黄梅戯は清末に湖北省黄梅地方で生まれ、現在は安徽省が本場。中国の地方劇では土地の言葉を使いますが、黄梅戯では<通話を使い男女共演。唄は裏声を使わず力強い響きで、もと農村の唄というのもあり、越劇のような優雅さに加え農作業や機織のシーンなど土臭いところも魅力です。1990年代新版「紅楼夢」が大ヒット、中国5大地方劇の一つ。代表的なのは「女附馬」「天河配」「牛郎織女」「徽州女人」など。
黄梅戯曲専門サイト※中文【他の劇種との違い・特徴】
京劇は裏声も使い北京語の抑揚のある台詞運びが特徴ですが、越劇・黄梅戯では裏声は使わずかつ言葉も抑揚よりも滑らかさが強調されていると思いました。また崑曲は湯顕祖「牡丹亭」など、中国古代文学の粋を集めた上品な劇種で、文人男性に特に人気があるらしい。越劇や黄梅戯は京劇に比べ「田舎臭い」と言われることも。越劇はタカラヅカと似ていますが、女優さんは結婚・出産されてからも引退せず現役続行します。
詳しくは、「※このブログについて※」から、該当記事を参照してください。