この映画は私が小学生のころテレビで見て非常に印象に残っており、今でも好きです。この間一緒に西太后展を高島屋に見に行った同い年の友人と、「西太后が天井から皇后(息子の嫁)を吊り下げ、落として殺す」シーンが忘れられないと言って盛り上がり、久々にレンタルで借りて見てしまいました。
しかし日本語版「西太后」には肝心の皇后吊り下げシーンが割愛されており、それならと本国版『垂簾聴政』をネットで買って見たらこれまた違う!もちろん日本語版ではしょられたシーンはたくさん入っていますが、日本版であった未婚時代の西太后のエピソードが全然ありません。このVCDでは咸豊帝との一人息子も生まれた後の1856年から話が始まっています。
変だなー、この映画の続編ぽいのはタイトルだけ知ってるけど、「垂簾聴政」が一番最初の映画じゃないのか。ネットで探してみたら劉暁慶主演の映画で
日本語タイトル「西太后」、原語「垂簾聴政」(83年)
「続西太后」、「火焼圓明園」(83年)
「続西太后・暴虐の美貌」、「一代妖后」(89年)
の記載が。この3つをくっつけたのが日本語版「西太后」ビデオだったのかな?せっかく最初っから劉暁慶主演の西太后をどっぷり楽しむつもりが・・。うう気になる。それとタイトルの漢字ですが、同じネットショップで一つのソフトが「垂簾聴政」だったり「垂簾听政」するので、聴と听は同じ字なのか?あと続作の姜文も出ている「李蓮英」が見たい・・。
83年公開で20年以上前の映画ですから、ソフト化された時期や場所でバリエーションがあるんでしょうか。せっかく通しで劉暁慶の西太后が楽しみたいと思ったのに、不完全燃焼。日本語版で探すといっても、もうあんまり売ってないんですよね。たまにレンタルでボロボロのビデオ見るくらい。ああどーしよう。それと同時期の映画「紅楼夢」の音楽とまったく同じに思える箇所があり、持っているソフトで確認しましたが、本当に同じ音楽が使われていてまたビックリです。