※BL=ボーイズラブが苦手な方はご注意ください※
●2021年1月18日追記
ナミン、チファの漢字名を追加しました。
●2020年11月23日追記
気になっているのですが、ナミンの名前が日本版のみ本/偽名で逆になっています。確かに英語版では「Nukyum(ナギョム)」、日本版では「チョン・ナギョム」とされている、作家名の下の方。韓国本国版は「ペク・ナギョム」たそうで、日本版て逆な理由は?語感の良さとかでしょうか。誰か教えて下さい…
《第二部開始記念ティザー映像※クリックしてみる》
昨年からウェブ上で日本公開されており、大陸、台湾、英語圏でも人気。台湾では先駆けてでは書籍化もされた人気時代劇BL作品。朝鮮王朝時代を舞台に、素行不良な大官の子息と、賤民の生まれでもと春画作家のカップルという珍しい設定のお話です。
【あらすじ】
孤児のペク・ナミンは春画で生計を立てていたが、恩師に咎められ筆を折る。描くことに生きがいも見出していたナミンは酒浸りになるが、そんなとき一人の男から「自分のために春画をかけ」と迫られる。その男こそ、有名な男色/漁色家のユン・スンホ。両班出身で父は高官だった。
作中、清からの阿片を吸う様子が有り光海君以降の治世かと思いますが、考証は重視しないそうです。朝鮮王朝時代の豪邸や韓菓、服飾は見ていて眼福。お天気と心情の絡め方がうまい。専ら女もの衣装ばかり追ってきたため、作中のメンズが着ている衣装の名前がわからず、勉強し直しました。
台湾タイトル/夜畫帳
大陸タイトル/野画集
●登場人物
ペク・ナミン(白羅謙(台)/白納謙(大))
賤民、屋敷の使用人よりさらに身分は低い様子。白丁/ペクチョンとか?短髪にはちまき、ズボンは紛れもない下層民。キーセン小屋に拾われ育てられたが、将来を考えお姉さんたちがチョンに預けた。男同士の春画で人気を博すも、慕っていた恩師のチョンから叱責され描くことをやめる。しかしユン・スンホに無理やり拉致され、彼の屋敷で取り巻きたちとの乱交を見ながら春画をかくはめに。好きな食べ物は韓菓(お菓子)、身長175センチ。
ユン・スンホ(尹勝浩/大陸、台湾で同じ)
祖父の代まで都で要職をつとめた家系だが、今は素封家ではあるものの無官。有名な放蕩息子かつ色狂い。父親と相当の確執があるようで長男なのに実家と別居。辛い過去があり今のムチャクチャな生活らしく、弟が訪ねてきた後は珍しく激しく気落ちしていた。ナミンのことが好きだが、周りが気づいても本人は無自覚。身長188センチ、暴力がすごく今なら牢屋行き。
チョン・イノン(鄭仁憲/同上)
ナミンの恩師、町の寺子屋師匠だが官僚になる夢を持つ。温厚そうに見えて冷血な策略家。スンホがパトロンとなり、スンホ邸居候で受験勉強。利用価値のなくなったナミンを切り捨て試験に旅立ち、引き続きスンホの秘密を探る。あえて考えれば雑科でなく進士科を受けるようなので、中人/チュンインではなく良人/一般人と予想。笠紐もつけてないし(両班もしくは科挙合格者のみ着用可能)。
イ・チファ(李志華(大)/李之樺(台))
スンホの悪友、今風に言うならセフレ。身なり言動から両班の子息。茶髪にくせ毛で区別しやすい。部屋の装飾が女性的で華美、チファ父はどう思ってるんだろう。小さい頃からスンホのことが好き。平民からスンホの男妾と言われ、一度はもめてスンホに髪を切られたり。やることは小悪だが大したことはない…と思いきや、現在ナミン殺害依頼中。
ミン(閔)
スンホの悪友かつセフレその2。表情豊かに動く眉毛が目印。スンホの本心を見抜き、チファにナミン殺害をけしかけ、スンホ邸でナミンに手を出しスンホからタコ殴りにされ、体を張って野次馬してる屈折したお兄さん。これが紈袴子弟でやりたい放題かと思うとげんなり。
?(一部でホクロ君とあだ名をつけられている)
スンホの悪友かつセフレその3。切れ長一重まぶたと頬のほくろが目印。自分を差し置き、横にいるナミンに意識が行くスンホに切れた。のちチファも同じ目に会う。ミンがチファにナミン殺害をほのめかすと止めに入り、バカ公子グループでは比較的まとも。
キム・ヨンデ(金龍大?)
スンホの家の古参使用人で、10年以上スンホの世話係。トラウマについても知っている。精神不安定な主人を恐れつつ心配し、またナミンのことも気にかけてくれる。心労多そう。小間使いという訳だが、管家とか家職だと思う。
屋敷のおばさんたち
はじめ「ご乱行は見てられない」「少し姿が見えないだけであの騒ぎ、あの子には旦那様の前で死んでもらわないと!」とナミンを敵視するも、スンホのムタイやナミンの健気さに軟化。ダッチョの嫌みからナミンをかばう。
ユン・スンウォン(尹勝?)
スンホの弟、親と同居。常識人。父の容態が思わしくないと兄へ知らせ、会いに来るよう頼むが。行列字のスンの漢字が気になる。この子は科挙を受けに行く様子。スンホだけ元の邸宅に住んでいるらしい。
スンホ父/大監
スンホ自身が描かれている春画を見て肩を震わす様子のみ登場(44話)。官職についていないはずが「大監」(正二品までの高官への呼び名)なのはこれいかに。名誉称号でももってるのか。お部屋の名前は媐瀯齋、読めない。
仕立て屋のおじさん
スンホ御用達だが、ナミンの冬服を依頼され二人の関係に気が付き言いふらしたおしゃべり好き。が、スンホがわざと店内で淫行をやらかしたので、この人だけのせいでもない。
ムミョン/Momyeong=名無し、の意味
普段は大道芸人、裏で殺し屋や女性相手の売春もしている。チファからナミン殺害を依頼され引き受けた。殺すだけか話の本筋に絡むかよくわからない。
ダッチョ
スンホ邸の使用人、ナミン逃亡について打擲され目を病む。その恨みからナミン殺害計画に参加するが、口封じに殺される。
●所管
ネット媒体のみ、日本で紙媒体は今の所ありませんが、専門サイトで有料視聴が可能。台湾では書籍が出ているようで、その時々で紀伊国屋東京店に入荷があるらしいです(Twitterより)。
毎週金曜10時更新(公式アナウンスは「毎週土曜更新」)でたまに休載あり。週刊連載は体力的に大変だと思うので、Byeonduck先生にはお体に気をつけてほしいものです。
44話で科挙のためチョンがスンホ邸を離れ漢陽(ハニャン/現代のソウル)へ赴き第一部は完結。現在第二部、チョンはナミンを引き続き利用するつもりのようですが、はっきり拒絶された側のナミンはどうなのか。
十八禁で過激な性描写という触れ込み、そんなに激しくなくていいなぁと読んでみたら、ギリギリ許容範囲内。でも乱交ありだわ両班バカ息子達の爛れた性交は見なくていいかな…それより作者さんが好きだそうな暴力描写、感情爆発シーンの方が個人的に強すぎて。刺激が強い!
今はほぼ見なくなってしまいましたが、韓国時代劇好きとして、キーセン小屋って妓房(キバン、日本で言う遊郭、中国で言う妓楼、青楼)のこと?小屋って。ちゃんとした家屋だよ、とか。
スンホが「若旦那」だと商家みたいなので、屋敷の主だし「旦那様」でよくないか?と和訳に納得がいかずこそばゆい。著者Twitterアカウントを見ると台湾版は「大少爺」だし、金瓶梅の西門慶や陳経済を思い出してしまい、両班子息それも長男=嫡長子相続の李氏朝鮮なら次期当主、になじまない気がしてならない。
●今後明かされる謎
ユン家は付き合いのあった家がことごとく謀反の門で粛清され、それ以来人里離れた場所に住み職も辞したらしいが、なぜユン家だけ無事なのか。スンホの幼少期の傷とは関連は、など。善人面のチョン先生が明かしてくれるのだろうか。
著者ペンネームは韓国語で「気まぐれ」の意味だそうで、本作は長年構想を温めいていたため完結は遠そうだとのこと。
ナミン出生の秘密とか出てくるのか。今と変わらない境遇だろうが、ルーツが分かると精神的に落ち着けそう。そし55話では両班子供服(防空頭巾みたいのを被る)姿のスンホについて医師からトラウマが語られたので、家族関係以外にもトラウマがあるのか。
スンホのトラウマはソン大監という、ヨンデおじさん曰く「あのお方が若に手紙をよこすはずがない」人が深く関係しているらしい。しかもユン家の屋敷に監禁され10代の頃から服薬、狂病と不眠症。闇は相当深そう。
連載一年をすぎ55話ときても、結構伏線だらけで確かにしばらく続きそうな予感。著者インタビューにて、スンホとナミンは幸せになれるか?「それなりに?」だそうです。それなり…。不幸で終わりはしないってくらいは期待できるかな。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-28253986"
hx-vals='{"url":"https:\/\/hungmei.exblog.jp\/28253986\/","__csrf_value":"95223a93a90589f1f4a1bbda38554e6e729ac41a81a7fde8c1a74bc0c0f77e7e56ef91cca567a69022eabd03b63429658c4c0a9f65e41522809734e607b8b6f0"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">