日本で「中国服装史」として出版され、非常に重宝している服飾史の大家の著書。図版が豊富な原書を見てみたく、調べたらそれほど高くなく買えるようで読んでみました。時代劇を見ながら、「この服は上下がつながっているのか、別なのか・・」と気になるし、紅楼夢で「袖なしを着て・・」と読めば袖なしってなんだ?と調べていたりしたので、最近は随分楽になったけど、こういう必携書があると助かります。学んだのは、漢代は深衣でフロアーライフ、魏晋南北朝や唐は腰高のスカート、宋では対襟でボタンや紐のない長袖の上着、元はモンゴル風、明は「漢族の昔の服」で思い出すやつ。清は満州族の旗装。ほか、遼は・・、なんというのかよくわかりませんが、時代劇でるような変な服じゃなかった。金、遼、北魏とかの時代劇がもっとあるといいな。