youtubeで映像が見られますので、たんに見た目の感じで比べてみました。新版は李少紅監督(「紅おしろい」などの女性監督)の傾向か画面が暗く、衣装がこれまでにない戯曲風なため、いったいどうなるのか。戯曲ファンとしてはなれてしまい見るのも平気なんですが・・。
で、今でも再放送されれる不朽の名作はこちら。特に、2006年に主役の林黛玉を演じた陳暁旭さんが実際に40代でなくなられ(乳がん)、余計にメモリアルな作品になっているのでは。シーンは黛玉が故郷の蘇州に父を残し、長安(と小説には有るが北京とも考えられる)の母の実家・貴族の賈府に初めてやってきたところです。最後のほうにに出てくる悪役・王煕鳳もはまり役。
URLは⇒http://www.youtube.com/watch?v=L-w4lcjFWXM&feature=player_embedded
銅銭頭が評判の悪い新版(6月放送決定ただそうです)はこちら。全体的にキャストが若く、幼年時代と少年時代の俳優が違い(これは珍しいと思う)、心配なのはオールCGということ。旧版は中国各地で、それこそ当時そんなお金がどこに?というほどロケをし、北京大観園(現存する庭園で営業しています。結構立派。パックツアーにも入ったり)も建設するほどの力の入れようでした。
URL⇒http://www.youtube.com/watch?v=ccMgX9mur1M&feature=player_embedded
李監督も小学生時代から好きですが、予想すると、新版は幻想的で鮮やかな色彩になるのかなー。ッ旧版は、原作の神話的部分を省いたりしてかなり現実的な印象があります。またドラマの監督に当初名前のあがった胡mei監督(こちらも骨太な作品をとる女性監督)、映画版をとられるそうで、3月にクランクインしたと聞きました。映画は80年代に「西太后」で日本でも有名な劉暁慶出演の6部12時間にわたる「紅楼夢」がありますが、戯曲舞台版のように3時間程度に編集するんでしょうか。
それかレッドクリフなみにパート1、2。ちなみに80年代映画版にはチェンカイコー夫人が紫鵑で出演しており、「北京バイオリン」映画版で彼女が登場したのは嬉しかったです。