d0095406_1853593.jpg 安徽省黄梅戯劇院演出で、戯曲学校の生徒の録画(しかも20年くらい前っぽい)のが入っているのが特徴の安徽省音像出版社のレーベル。ジャケットは茶色に印字のみでジミだし、ぼろいし、安普請だしでいいところはなかったが(ここまで言っていいかな)、最近かったこれは紙ケースの中は立派なハードケースで規格がぜんぜん違う。良くなっている!

【打猪草】 出演;魏甦♀、韓軍♂
 作中の一曲「対花」が有名な、黄梅戯らしい素朴で農村風味全開の演目。これは黄梅戯学校の学生の演技でどう見ても相当むかし。のっぱらで偶然であった幼い少女と少年が、一緒に野原を歩くうちに惹かれあいそのやり取りのトキメキが売りの甘酸っぱい演目。男役の韓軍は成人後も活躍していて旧版ドラマ紅楼夢の柳湘蓮でおなじみ候長栄主演『玉堂春』で王金龍の小者を、韓再芬主演の人情劇『小辞店』ではだめんず愛人を好演。最近はたぶん製作側にまわっているはずです。彼がまだ10代前半ごろの録画みたい。ところでこの演目って二人に役名がないんだろうか・・・(いつも固有名詞で呼ばれない)。

【戯牡丹』 出演:黄新徳♂、李文♀
 古装戯。商店の話。黄新徳はいちおう黄梅戯の新版紅楼夢でイケメン柳湘蓮なのですが、やはりお顔が古風なイケメンでお年もありますし、ここでのひげ面は立派なおじさん。李文もスターなんだけどどー見てもオバハンぽい気がする。美人の役をやっても美人に見えない(爆)。黄梅戯って女性小生もあるけど、専業でやる人はいないし、やっぱり性別規範の確立した異性愛男女の物語なんだなあと再確認したのでした。なのであんまりちゃんと見ていない(すいません)。
 
# by hungmei | 2008-11-02 22:58 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(0)


 黄梅調電影の女王・凌波の代表作。金漢との共演。古く「木蘭辞」に見られる典故から、ディズニーアニメで有名になった女将軍の物語。岳楓監督、アジア映画祭第12回主演女優賞を獲得。【あらすじ】時の王朝は突厥と戦争を繰り返していたが、花家にも軍書(徴兵礼状)が届く。老父と幼い弟の身代わりに娘の木蘭が男装して従軍、武功を上げ将軍にまで出世する。12年後、潮時と除隊後は実家で女に戻る。そこへかつての同僚たちが行軍の途中立ち寄り、実は木蘭が女であったと知りって驚く。惹かれあっていた木蘭と李将軍はにおい袋と刀剣を交換し、帰還後の結婚を誓う。

・・登場人物・・・・・・・・・・・・
花木蘭.....凌波
 狩が好きな花家の次女。病気の父が徴兵され、弟もまだ幼児のため、男装し従軍する。はじめは男くさい軍隊に辟易するが花大哥より楽観的。「女は戦争しなくていいから楽だよな」と言われたとき「誰が銃後で田畑を維持してるか考えろよ」とキレる。突厥王を捕獲し武功をあげるが、毒矢の治療で服を脱がされそうになり大慌て。実家へ戻った後、李大哥たちが訪れたときの浮かれっぷりはすごかった。

李広.将軍.....金 漢
 木蘭と花大哥が初めに所属した部隊の将軍。木蘭は初めからこの人に気があったみたい。でも大して目立たないから何がなんだか。鈍いみたいでなかなか事態がのみこめないが、「梁祝」の例えを出され、木蘭が余興に女装したのではなく本当に女だとやっと気づく。金漢って顔も覚えにくくてどうもすっと入ってこない。大体、行軍の途中で婚約したので、彼が生きて生還できるかわかんなよな・・。

花明大哥.....朱牧
 木蘭のいとこ、花叔叔の息子。きょうだいともども従軍し、木蘭を助けるお兄さん。「女であることを常に忘れるなよ!」と非常に心配している。この朴訥なお顔は他の黄梅調電影でもみたはず!気になります。花家で一人だけ顔の系統が違いすぎて笑える。

王大哥(王奎)、周大哥、陳大哥、呉大哥....呉は李昆
 戦地に赴くまでの道中であった同僚たち。王奎がリーダー格。周大哥は残した妻が心配で沈み、呉大哥はおちゃらけキャラクター。陳大哥のアクションはすごかった。このバカトリオが映画の清涼剤でした。戦場シーンばっかでつまんないんだもん。

花 母......陳燕燕
 木蘭の母。ショウブラ黄梅調でお母さん(貧乏な階級)といえばこの人で、高宝樹といえば金持ち母さん。木蘭の従軍には反対するが娘の熱意に折れ戦争へ送り出す。

花 父.....楊志卿
 木蘭の父で病床にあるが、徴兵礼状が来てしまう。まんまと木蘭の男装に騙され、なし崩しで戦場へ送り出し、家伝の花槍を木蘭に託す。さすがベテラン、老父演技が泣けます。

花大姐.....?
 花家の長女で木蘭の姉。妹が男装し従軍する作戦に賛成し、両親をかつぐ際には加担する。木蘭が除隊した後は嫁に行ったか姿が見えない。残念。

花木棣....?
 花家の長男で木蘭の幼い弟。木蘭の男装を一発で見抜くが長姉に黙らせられる。彼と老父が木立の下、木蘭を見送る姿は、ベタだけと泣けました。大きくなったらあんまりかわいくない。

花叔叔.....?
 突厥との戦火から逃れ花家へ非難してきた木蘭のおじで花明の父。俳優さんはさっき見た『女巡按』で老執事役で出ていた黄梅調のおなじみさんで、名前が気になる。

元帥....井 淼
 戦地の元帥。花木蘭の武功にこたえ将軍とし除隊を引き止めるが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ショウブラ黄梅調電影DVDの映像特典「細説黄梅調」巻5が入っており、これが後記になります。50年代末~60年代、黄梅調最盛期は香港は不況、かつ中国伝統芸術を尊重する動きがあったこと。文学、美人、歴史伝記など、現在のドラマや映画にも多大な影響を残したことがあげられ、美しいシメに・・でも60年末に香港経済が飛躍し始めてから黄梅調衰退は同時進行(最後の黄梅調電影はシルビア・チャンらの『金玉良縁紅楼夢』(1972)です)。ちなみに黄梅調は全部で40作くらいらしい。全部は無理でも、なるべくたくさん見たい。

・・・演員紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 【井淼】1913年、山東済南人、1933年上海の芸術学校で学び、抗日舞台などを演じた後、1949年台湾で舞台に出て、1963年以降は香港で活躍。ショウブラ在籍の21年間に100部ほどの電影に出演し、第六回金馬最優秀男優賞も獲得しています。1984年以後は引退、89年に台湾でなくなりました。享年76歳。
【陳燕燕】1915年生まれで旗人の子孫らしい。美人女優で20代では四大名旦に数えられ、古装の「悲劇影后」と称され、第八回アジア映画祭で最優秀主演女優賞獲得。60年代にショウブラへ入り、70年には引退、80年代にはドラマへ参加した後に99年亡くなりました。
 【金漢】本名:累仁序、山東人、61年から13年ショウブラに在籍後、一度台湾に行くが翌年には香港へ戻り、自社を創設し黄梅調電影『新紅楼夢』や越劇ふうの『金枝玉葉』を製作。凌波と『花木蘭』でのコンビがヒットし、『新紅楼夢』でもタッグを組む。『金枝玉葉』は大陸版越劇電影『追魚』(1959)の観音役の女優さんが出演し、大陸と台港の交流が伺えます。
 【楊志卿】河北隆平人、話劇出身で1941年映画界入り、47年には上海で俳優をしますが、51年に香港へ移住、ショウブラで100部以上の電影に30年間出演。黄梅調電影は俳優が固定しがちでマンネリな面もあるものの、彼の存在感は独特で名脇役。『倩女幽魂』(59)、『楊貴妃』(60)、『白蛇伝』、『梁祝』(ともに62)、大決門(71)など。
# by hungmei | 2008-11-02 19:01 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(3)


 編劇:王月訂(ショウブラ黄梅調の大御所編劇家)。伝統劇「双珠鳳」とどうやら同じ筋書き・登場人物名。この演目はその中の一節「送花楼台」しか見たことがなく、初めて大体全劇を見ました。大陸の越劇女優・湘蕭が女性小生を演じていますが、黄梅調女性小生のスター凌波も吹き替えで一部歌っているらしい。当時は黄梅調電影に越劇女性小生がと話題だったようですが、他であまり見ないのは、定着しなかったか(それか資料に残ってないだけ?)。他にも出演作がないか、気になるところです。この電影では珍しく李菁の男装が見られて、それだけでも目の保養。

越劇「送花楼台」のレビューはこちら

・・・あらすじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 南陽のお寺で偶然であった文必正♂は、霍定金♀に恋をし、接近するため書童の霍興として霍府に潜入。ある日他家からの花かごを定金に届ける役目を言いつけられた霍興は霍定金に告白。霍興(文必正)は霍府へ求婚に訪れることを約束し、洛陽へ戻る。しかし霍後母は周家との婚姻を取りまとめ、娘に自殺か周家へ嫁すかの選択を迫る。困った定金は侍女とともに火事騒動をおこし男装して家出、稟家に拾われ男児として養子となる。いっぽう霍家では娘が焼死したと文必正を訴え、文は投獄されるが何とか釈放される。その後、二人はそれぞれ科挙に受かり役人となり、ついに稟家で再会し、全員登場して問答の後、誤解は解けめでたく結ばれる。
・・・登場人物、キャスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・
霍定金(霍必正)....李菁
 霍府の長女。お寺で一瞬あっただけなのに、二回目に会ってそんなに男に惚れられるの?とやや疑問が・・。私通を咎められ結婚を強制され家に火をつけて家出、男装し恋人のいる洛陽まで赴く。しかしその後の騒ぎの原因だし、いくらなんでも燃やしすぎだと思った。男装し稟家に引き取られ、巡按(地方をまわる監査役みたいな役人)となり、文の獄死について再審を行う。

秋華....祝菁
 霍定金の侍女。吊り上げ眉メイクでY頭というより娼妓。お嬢様のガードは固いが二人が恋仲になってからは協力的。男装して家出するのも彼女の発案。男装して付き従う時もぜんぜん男に見えない(笑)。演じる祝は本名:張小琳、福建長楽人で、1947年生まれ。この映画で人気を博し、その後ショウブラ映画のアクション系などでも70年代まで活躍する女優さんです。

文必正(霍興)....湘蕭
 洛陽解元(科挙の最終試験のちょっと手前、地方試の主席合格者。状元ではない)で有名人。唐伯虎もそうだけど、解元のくせに奴隷になって気になる女に接近、実は金持ち読書人・・ってあんまり好きじゃない。演じる湘蕭は蘇州出身で、1961年に香港へ移住した越劇女優。凌波などの後発としてショウブラ黄梅調の女性小生として活躍しました。本名:毛雪萍。

霍天官....楊志卿
 霍府の主人、定金の父。後妻におされ影の薄い老父。火事の際は娘を助けようとがんばるがなにせご高齢、娘が死んだと思い事態に激怒、文必正をお上に訴える。その後、科挙の先輩である稟太師を訪れると何と死んだはずの娘(男装)とその恋人の新状元がおり、激怒。言い争いとなるが、稟太師のとりなしもあり、最後は二人の仲を認める。

稟太師....井淼
 京都にすむ、朝廷の重臣。霍天官と科挙の同窓生。男装した霍定金を養子とし、定金が役人になるのをサポート。はじめ霍府の息子と思っていたが実は定金が女と気づき、文必正との仲もサポート。後輩の霍天官が訪れた際、彼が怒り出すのをなだめ二人の仲を認めさせる。普段は悪役もこなす井淼だが、ここでの好々爺ぶり&歌(2回)は笑えた。すごい。
 
霍後母....高宝樹
 霍定金の継母。演じるのはショウブラ黄梅調でお母さん(上流階級)といったらこの人、という女優さん。押しが強くいかにもいやな継母キャラで、書童と通じた娘に自殺を迫り、それより周家へ嫁ぐようごり押し。歌った時は甲高くて、黄梅調というより京劇みたいだった。

文夫人
 文必正の母。しばらくぶりに息子が戻れば投獄されるわ、心配ばかりのお母さん。

周知県
 霍夫妻に頼まれ、娘の敵討ちに文必正を獄死されるよう頼まれ実行。楊武に実行犯を申し付けるが、楊武が実行しなかったので、後から足がつく。巡按となった霍定金にそれを咎められ処罰される。

楊武
 周知県に銀20両で頼まれ、文必正を獄死さすよう頼まれるが、殺さず逃がしてやる。なかなかにくい働きのひげ面のおっさん。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 VCDと違い、ショウブラザーズ黄梅調映画DVDには映像特典として「細説黄梅調」と題した解説番組が入っており、手持ちでは2:情采、3:熱潮、5:後記があります。1,4はみたいけどどーやって選べと・・。黄梅調は粤劇とは違い銅鑼など使わず比較的穏やかな旋律であったこと、50年代の厳鳳英ら黄梅戯電影全盛時代に大きく学んだこと、安徽の劇である黄梅戯を学ぶのに苦労したこと、高貴といより素朴な民衆音楽で外国でも受け入れられたことなどが紹介されています。
 現代の黄梅戯紹介で呉亜玲の「打猪草」が使われていたのがちょっとうれしかったです。黄梅調はとにかく素朴で簡単な歌、京劇、越劇、バンズも取り入れ、当時の作曲家である周藍萍、王福齢、王純らの功績が称えられていました。伝統楽器に詳しく抗日戦争時はさまざまな地方で演奏し、リーハンシャン率いる黄梅調電影でそれを開花させたそうです。面白いんだけど関係者のインタビューがさすが広東語なので、字幕がないと全然わからなかった。危なかった。
# by hungmei | 2008-11-02 16:32 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(0)


 湖南省・湘劇から題材をとり、越劇電影『追魚』(1959)でも有名なストーリー。貧乏書生が魚の精と鯉に落ち、最後は結ばれるハートフルな恋愛話です。凌波、李菁が主演した黄梅調電影版『魚美人』は特に評判がよく、いくつもの映画賞を獲得(李菁、凌波が主演女優賞と最優秀演技賞、ほか最優秀録音賞)。水中のシーンや空から観音様が光臨してくる姿など、ちゃちい特撮がかわいらしく、タヌキ顔でどんくさそーな李菁と役に立たない小生にかけてはぴかいちの凌波の、(ある意味)バカップルぶりが微笑ましく、すごーい歌が多い電影。歌ってばかりの記憶がある。

・あらすじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 金牡丹♀と張珍♂は親が決めた産まれる前からの許婚。しかし張家は没落し、金家では張珍を婿にするのを嫌がります。露骨な扱いに憤慨した張珍は、その慰めに池の鯉にエサをやって和んでいましたが(ペットセラピーか)、実はそれは水底で千年修行をし仙人を目指している鯉。凡心を起こした鯉は金牡丹に変身、張珍を騙して仲良くなりますが、ついにニセ牡丹の存在が発覚。包公は出て真偽裁判になるわ神様からの使いが来て鯉の悪行を処罰しようとするわ、二人はピンチに教われます。海の仲間の助けもむなしく、成敗されそうになった鯉を、観世音が救い人間に生まれ変わらせます。鯉は仙人になる道を捨て、張珍と夫婦となりめでたし。

・・・・・・・登場人物、演員紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
凌波.....張珍/ 貧乏婿で使用人からもばかにされるかわいそうな許婚。今回出番少なし。
李青.....鯉精、金牡丹(二役)/ 神将が攻めて来る時にはアクションを披露。さすが。
真假包公....井淼/ 越劇電影では真と假は別人が担当したが、ここでは一人二役。
金夫人....欧阳莎菲/ 普段はお母さん役といえば高宝樹なんだけど、珍しく欧阳莎菲。
金 寵....楊志卿 / 金牡丹の父。普段に比べ、楊の出番が多かった。
春 蘭.....葉 青 / 金家の侍女で牡丹づき。張珍にも冷たい。
王 朝.....毅 馮 / 金家の下男。張珍の世話担当。
観世音....陳霞華 / トリに出てきて鯉を救済。その色気は観音に見えない。
亀 精.....蒋炎超、蟹 精.....唐 迪、蝸 精.....黄莎莉、蝦 精.....韓単傑 /
 海の仲間たち。冒頭、水底のシーンでは思わずTDRの海底二万マイルを思出す。
# by hungmei | 2008-11-02 12:45 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(0)
 ショウブラザーズ黄梅調電影の大御所は他にも『楊貴妃』(1962)などを演じた李麗華、『江山美人』(1959)で黄梅調電影隆盛の幕開けを担い「亜州影后」と称された林黛、『梁山伯与祝英台』(1963)で大ヒットを飛ばし古装美人と称えられた楽蒂、儚げで梅妃などを演じ、『鳳還巣』(1964)、『魂断奈何天』 (1965)では主演した李香君、『西廂記』(1964)の崔鶯鶯や『七仙女』(1963)で主演が光る方盈、『蝴蝶盃』(1963)の丁紅などがいます。

 その中でも共演回数が多くはまっているのがこの凌波(男役)と李菁(女役)だと思います(※)。女性小生と女性のよさがいきていて、そこは越劇にも近い。凌波(本名:君海棠、福建人、1940年生)はショウブラでスターになる前、14歳から小娟という芸名で粤語や廈語(=びんなん語?)電影に出演。1962年から北京映画に出始め、彼女は歌のうまさが特徴。たとえば林黛や楽蒂が吹き替え(歌)もある中、凌波は自分で歌っています。女性小生として地位を確立し「最佳男主角」を受賞。黄梅調衰退後は『傾国傾城』(1977)などに出演、その後89年にカナダに移住しました。

ショウブラ黄梅調電影の簡単な紹介はこちら

【凌波粵語歌唱片之一】


【凌波 (小娟) 廈語片之一】


【遺忘歌手-凌波 郊道】


 李菁は本名:李国瑛、1948年生まれ。「亜州影后」=アジアの映画女王、のほか「娃娃影后」という愛称があり、童顔ってこと?出演作品には「娃娃美人」がありましたが・・。代表作は黄梅調電影の『宋宮秘史』、『血手印』、『宝蓮灯』(1965)、文芸作品の『珊瑚』など。1970年代には恋人の病死をうけ映画からは半分引退、1983年には母をなくしましたが、1994年チャウシンチーとコンリー『唐伯虎点秋香』では製作にも加わっているようです。
 凌波が黄梅調電影衰退後にスランプ、復活後も海外移住で引退したのにたいし、李菁はは安定して活動。香港に居住し続け黄梅調電影が廃れた後もややセクシー路線の『艶女離魂』(1974)などホラー映画から、文芸作品まで安定してショウブラザーズ映画で長く活躍、出演作品は50以上だそうです。ほか『四角』、『鷹王』、など。凌波が黄梅調の印象がかなり強いのに比べ、李菁は確かに現代ものにもたくさん出ていてそんなに黄梅調のイメージだけという感じがしない。出世作は『魚美人』(65)。
 
李菁出演作品一覧(yesasia.com)

※凌波、李菁共演(主役カップル)作品一覧は『魚美人』、『西廂記』(ともに65)、『西廂記』(66)、『三笑』(69)など。ほか、女性役の共演では『宋宮秘史』(1965)、『十四女英豪』(72)がある。
# by hungmei | 2008-11-02 10:07 | 2中韓古装電影・電視劇 | Comments(1)
 youtubeでこんな紅楼夢映画化作品を発見。みるからにB級というかエロですが、気になったのではってみました。以前調べた張国栄による紅楼夢だと知って、こういう内容だったのか、と少し驚き。一年前には1977年にはショウブラザーズで粤語による「紅楼春夢」(Dream of Eroticism)がありましたが、そこまで過激でなくても近いものが・・前編見ていないのでなんとも言えませんが。でもタイトルに「Erotic」だもんな・・。ちなみに性的シーンが豊富だったりすると18歳以上でないと閲覧不可なので、アカウント作成しなくてはならず、どれくらいエロかの分水嶺なのですが、これはOKみたい。

賈宝玉が庭で侍女をナンパ(?)するシーン、レスリーチャンの宝玉は大きすぎです
香港台湾での映像化作品一覧
# by hungmei | 2008-11-02 06:01 | 3紅楼夢/ドラマ、書籍等 | Comments(0)
d0095406_14202279.jpg  好きな王派の王志萍だけの歌を集めたものとあって期待して購入。「教唱版」ってどんなのかなーと思ったら、冒頭に本当に後輩(?)に教えながら歌うシーンがあり、そこでの普通メイク姿は40代にふさわしい落着き。歌は堪能できて大満足なんだけど、歌と字幕だけで本人の扮装映像ゼロでとても痛い!でも外見からはイメージが違う気象の激しい女性を演じた「尤三姐」(紅楼夢の尤姉妹のエピソード)が聞けたのは初めてでした。8もタイトルだけしか知らなかった。

・・収録曲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1、教唱:春香伝から「降降細雨降降風」
2、白衣卿相から「主題曲」
3、母忘曲「我本是出世貴人私生養」
4、西廂記「今宵成全恩義配」
5、孟麗君「我視富貴如浮雲」
6、春香伝「降降細雨降降風」
7、紅楼夢「風蕭蕭」
8、皇帝与村姑「合寵布蘭在張家渓」
9、紫玉釵「一支玉釵托情[りっしんべん素」
10、追魚「鯉精真是眼晴亮」
11、尤三姐「鴛鴦宝剣喜成双」
12、白毛女「記得那年除夕夜」
13、孟麗君「他那里字字句句訴哀腸」
# by hungmei | 2008-11-01 14:34 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(0)
 黄梅戯で女優スターだと馬蘭、呉瓊、徐君のような旦(女役)・小生(男性役)兼任の人が多い気がするんですが、そのスタンドプレーヤーとして、また男性小生とのコンビでならトップクラス(かなり私の独断)なのが呉亜玲だと思っています。新版「紅楼夢」で林黛玉を演じたのだから、女役として非常に優れていると予想しているのですが・・・うわさでははきはきした性格らしい。

youko.comでの呉亜玲出演作品一覧

 youko.com(優酷)は日本からの特にアニメ映像視聴をブロックしているらしく、IPアドレスではねられるのですが、いろいろ設定をいじくると(面倒だけど)見られるのでそのうち試したい。なのでURLだけ備忘録としてはっておきました。

写真は「孟姜女」と「黛玉葬花」です。

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# by hungmei | 2008-11-01 13:39 | 1越劇、黄梅戯、地方劇 | Comments(0)

鑑賞作品レビュー、視聴検討作品の備忘録です


by hungmei(黄梅)