残すところあと6話になった大長編、いよいよ甲子士禍が本格化。何でも
歴代王の中でも二度も士禍を起こしたのは燕山君だけだそうで・・・時に士禍の意味がよくわかってない(笑)。政変で人がたくさん死ぬこと?完全ネタバレなので、詳しくは↓「あらすじと感想はこちらから」をクリックするとご覧になれます。「王と妃」、今まで見た韓国時代劇でダントツ残虐度が高くグロいシーンにも容赦がないので、苦手な私は何度チャンネルを変えようかと・・。でも録画が出来ないのもあるし、気になるしで見てしまいました。気持ち悪かったー。実況風に書きたかったんですが、いつものあらすじ+感想スタイルでしか書けませんでした。インス大妃、燕山君と対峙してるとゴジラ対キングギドラみたいで
怒鳴り声で頭がクラクラ。
主役のインス大王大妃、燕山君に全く引かず怒鳴り散らし、周りの尚書たちが泣き崩れても一人、王をにらみつけます。燕山君は深夜に官僚も収集したため、王族のみならず廃妃に関係した官僚に惨禍が訪れるとオヤジ達も戦々恐々。また内侍キム・チョソンは大殿づきなはずなんだけど、この騒ぎで大王大妃殿に先回り、
内侍と女官でバリケードを張って燕山君襲来に備えています。早い。ここまで激怒している王に「もう夜も更けました、お休みになったほうが」と言えるのもこの人くらい。また悪名高い内侍キム・チャウォンですが、この騒ぎでビクビクしつつ粛清が始まるとたまに笑っている。「王と私」のチャウォンは半分狂ってるかな?という感じだったけど、こっちは正気に見えつつアブナイ。
・・・「王と妃」180話・・・・・・・・・・・・・・・
イム・サホンの手引きによって、廃妃ユン氏の母で燕山君の外祖母にあたるシン氏が血染めのチョゴリを持って大殿を訪れる。それは22年前、燕山君の生母・ユン氏が賜薬を飲んで流した血だった。処刑当日の様子をシン氏から聞き、「おばあさまに・・大王大妃(インス大妃)に会わねば」とチョゴリをひっつかんで大王大妃殿に行く燕山君。大王大妃殿には、騒ぎを聞きつけ燕山君からの復讐を恐れたチョン・オム貴人が逃げ込んでいた。燕山君は大王大妃殿に無理やり押し入り、「なぜ母上を嫌ったのですか」と大王大妃に問う。インス大王大妃は「後宮は呪うわ、王の顔に爪痕はつけるわ、しかも王まで呪おうとしたのだから廃位した」とあくまで強気。それで激怒した燕山君は次の間に控えていた両貴人をつかみ出し、庭で拷問を開始。しかもそれぞれの息子である鳳城君、安陽君に無理やり両貴人を殺させようとする。かつ大臣らを招集し、混乱は深まる。そして鳳城君と安陽君を連れて再び大王大妃殿に闖入し、褒美として酒をとらせようとする。
・・・感想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
延々と緊迫の拷問&粛清シーンが続くもので、見ながら長かった。いつも元気なオム貴人が絶句し、最後まで「殺せ!お前の母は卑しかった」とかまし燕山君に止めをさされるチョン貴人のほうがしぶとかったです。しかし、「王と私」でも相当だったと思ったけど、ここでは拷問中、王自ら熊手みたいな武器でチョン貴人の顔をひっかき、気絶したオム貴人に「情けないな」と水ぶっかけ、
しまいには二人の息子を連れてきて母を撲殺させます(両貴人の頭には袋がかぶせてあり、実録によると鳳城君は暗くてわからず打ち、安城君は自分の母と知って打てず泣き崩れたらしい。映像化もその通りでした)。
70歳
インス大王大妃の「無礼者!」「私の後悔は、母を廃妃にしただけでなく、なぜ息子も廃位しなかったかだ!」という女傑っぷりも健在。それを言ったらおしまいじゃねーか。いちいち実録での記述に関してナレーションが入るのも親切。また従順に仕えてきた嫁の月山君夫人、入宮を薦める弟に「大王大妃さまが受ける報い」とクール。ちなみに彼女の弟が中宗反正を支持するらしい。次回はユン氏復位や
ハン・ミンフェの剖棺斬屍(墓を暴き死体の首を切る極刑)があるよう。生首もさらされてました(汗)。しかしシン氏が語るユン氏像は美化しすぎ、そうだったかな?と納得いかない(笑)。