SBSドラマ、はじめ60話以上の予定が縮小され全42話、チャングムと同時期放送。李朝14~16代国王の時代、内乱と外交両面での混乱を舞台に繰り広げられる宮廷政治闘争劇。
前評判の悪さのわりには私には楽しかったです。人物造詣が浅く混乱していて、恋愛だけで全てが運んでいた気もしますが、そこも好き。廃位された王の立場から描かれるところがよし(見るの辛いけど)。原作はウォルタン「寝って行くあの雲よ」。
KNTV公式紹介ページ・・・・登場人物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ケットン(金尚書)...パク・ソニョン 貧しい出自の宮女。見習いの頃から宮廷から脱走をはかるなど豪気。遊び相手を務めていた光海君と偶然再会し、窮地を救ってもらい激しい恋に。光海君の父である宣祖の寵妃となるが、その途端どんどんあくどさをまし、一度は宮廷(避難中)から追出されたことも。光海君ユ氏の保護で潜伏し7年後に返り咲く。宣祖が危篤で光海君を廃そうとした際に宣祖を殺害。光海君即位後は礼を破って寵を受け、政敵謀殺全てを担う。この人の原動力は全て光海君のためで理解しずらいが、実在。最後は年老いた自分は引退するとして、新しい女官を光海君にあてがって出宮しようとする。宣祖だけでなく臨海君や永昌大君を謀殺したり、光海君の即位・王権維持には尽力するも、感情的な部分では悲しませてるような。王家だから仕方ないのか。「子どもは産み育ててみたいけど、私には出来ない」のが彼女らしい。
光海君....チ・ソン 15代国王。14代国王、宣祖の第2王子。臨海君の同母弟。10歳までは兄の腕枕で寝たらしい。倭乱を契機に世子に冊立、王が都から避難したのに比べ戦地に赴き民心を得る。しかし世子として明の承諾を得ておらず、その後嫡子の永昌大君が生まれると、15年間の世子の座も危うくなる。しかも臨終の宣祖に邪険にされ、死んでしまおうとするなど即位への野心が少ない(一応あるがすぐめげる)。夫人ユ氏とケットンにおされて即位まで辿り着いた感。父の宣祖や兄弟のの臨海君、永昌大君を殺したのはケットンと知らない。仁穆幽閉もケットンからごり押しされて承諾。この人が全然悪くないっていうのも?廃位されて必要以上にあくどく記述されてきたそうで、それへの反抗か。実務では優秀で若い官僚が支持したらしいし。廃位後は配流地で家族全員死ぬも66歳まで生きた。
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倭乱の様子が興味深く日本からの使者や戦闘は攻め入られた国視点で、大臣の一人が「
秀吉は千年ばらばらだった日本を統一したから、小国でも油断できない」とか。宮女の成人式(冠式)は王との結婚を意味し普通の結婚式(新郎不在)。タイトルは二代の王の寵妃であり、政治闘争に暗躍したケットンを「彼女こそ随一の『王の女』」という意味。意外なのは景福宮、昌徳宮、昌慶宮を燃やしたのは日本軍でなく奴隷たちが燃やしたとなっていたこと。倭乱のため行宮でのシーンが多く、いつもより狭い!だからケットンと光海君の密会も簡単?
あと
ケットンと光海君の仲がバレバレで度々争議になるのと、宣祖の譲位騒ぎ&光海君の席藁待罪がうざい(笑)。それと仁穆王后が苦手で、これは光海君に感情移入してるから?光海君とケットンラブストーリーかと思っていたら、臨海君との兄弟愛も多め。王子がやたらいるのに仁穆王后を迎えて嫡子をもうけ争いになったり、じゃあ光海君の次に永昌大君を後継者にすればとか、考えると止まらないドラマ。あれだけラブラブでも妊娠出来ないのがこのドラマらしい(父王、息子の王、二代に侍ったため)。どうやって避妊したんだろう・・。
歴代の王:1太祖(李成桂)、2定宗、3太宗、4世宗、5文宗、6端宗、7世祖、
8睿宗、9成宗、10燕山君(廃位)、11中宗、12仁宗、13明宗、
14宣祖、15光海君、16仁祖、17孝宗、18顕宗(以下略)。
・・・・・あらすじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【李朝の後継者争い】
李朝14代宣祖の時代、懿仁王后・朴氏には子がなく、嫡流の王子が不在。しかし庶出の王子は臨海君、光海君、信城君らがいた。特に信城君の母は王の寵愛を集めるヤンファダン。野心の強いヤンファダンは兄の金公諒と結託し、息子の信城君を世子(王位継承者)につけようと画策するが、倭乱の最中に信城君は夭折。後継者争いでは、第一王子・臨海君は長子であるものの素行が乱暴で父から嫌われ、温厚で懿仁王后にも信任厚い第二王子の光海君が倭乱のためもあって世子に決定。その後、懿仁王后が亡くなり、宣祖は新しく19歳の正室・仁穆王后を迎え、嫡子の永昌大君と姉の貞明公主をもうける。
【ケットンと光海君の恋愛、宮廷闘争】
光海君は幼少時、12歳の宮女ケットンとよく兵隊ごっこをして遊んだ。光海君が成人・結婚して宮殿を出た後も、ケットンは密かに光海君を好いている。5年後、二人はふとしたことから再会し互いの愛情を確認する。その後、ケットンは光海君の父である宣祖の寵を受け金尚書となるが、懿仁王后とヤンファダンにより追放。7年のブランクを経て復帰後、一時的に寵愛を集めるが、仁穆王后の登場で次第に遠ざけられる。しかし持ち前の権力を伸ばし、光海君の即位に奔走。また宣祖が崩御すると名目上母子の関係ながら光海君は不倫関係になりラブラブで、民間でも噂に。ケットンは光海君の王権を磐石にするため、政的謀殺を総て担う。
【ケットンと光海君の末路】
臨海君は倭乱で手柄をたてるもその性格は変わらず世子レースから脱落、最後のチャンスとなる明の使者の前で狂ったフリをして王位を光海君に譲る。しかし光海君即位後、宣祖が光海君とケットンに毒殺されたと聞き挙兵し、捕らえられついに殺される。またケットンは永昌大君を流刑にし焼死させ、仁穆王后を10数年幽閉、最後には刺殺を企む。その頃ヤンファダンの孫・綾陽君は諸侯の後押しでクーデターを画策。クーデターを決行した綾陽君らはその正当化のため仁穆を奉る。光海君は廃位、家族ともども配流に。宮殿から逃亡したケットンだが、母に逃げるよう指示し禁衛府に出頭。イ・イチョムら光海君派とともに処刑される(終)。
・・・・・脇役・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【王族】
臨海君...キム・ユソク 14代宣祖の第一王子。母は恭嬪で光海君の同母兄で庶出。長子のため世子候補のはずが、狩を好み粗暴な振る舞いが多く父の宣祖から疎まれる。ライバルは信城君と思い画策、倭乱に派遣され日本軍の捕虜となるなど苦労が絶えない。お互い後ろ盾も失い、弟に「これから正々堂々と勝負できるな」、「嫡流王子が生まれたとなれば、弟から王位を奪うのでなく異腹弟から奪えばよい、気が軽くなる」と宣言(謎の正義感)。いざとなると光海君に王位を譲るため、明の使者の前で発狂したふり。しかしケットンと光海君が図り宣祖を殺したという噂を聞いて挙兵、捕らえられ流刑に。最後はケットンやイ・イチョムらの謀略で絞殺、その死は自殺とされる。だんだん良い人になっていき泣かせる人物です(でも最期の描かれ方がアッサリすぎる)。実は冒頭から弟が大好き。現代劇だと善良そうで全く別人。
宣 祖....イム・ドンジン 14代国王。13人の王子、10人王女がいる。幼少時あまり勉強をしなかったそうで荒っぽい。ヤンファダンを寵愛、彼女の息子・信城君を世子にしたがっていたが夭折。生前の信城君を庇ったケットンを気に入り手をつけるが、倭乱から逃れた義州行宮でのことだったので正式な職牌を与えず2年間忘れるお茶目なエロじじい。7年後にケットンが宮中に復帰すると寵愛するが、二番目の正室・仁穆王后を娶ってからは彼女に執心、嫡子の永昌を世子にと動き、光海君即位を目指すケットンにより殺害(老人が風にあたるともち米で死ぬらしい)。よく人にキレて怒鳴るし思慮の浅い短気なおじさん。臨海、光海に倭乱の戦功を認めず信城君らに称号ってどーゆー理由なんだろう。この王様も庶子。しかし嫡子相続が理想で自分が危篤だからって、光海君への冷遇はすごい。「王と妃」で世祖役の俳優さん。
ヤンファダン...イ・へスク 14代宣祖の側室。登場時は貴人だが、のち嬪(側室の最高位)。四男五女、最後の娘は40歳のとき義州行宮でもうけた。実子の信城君を王位につけようと、兄とともに共謀。はじめケットンを信城君を守ってくれたと信頼する。しかし信城君は倭乱の最中病死。ケットンの勢力を削ごうと新しく中殿を迎えるが、中殿と対立。「後宮である身が悔しい」と悔やむ。宣祖が死に掟どおり宮中を出(※)、失意のうちに亡くなるが、孫の綾陽君が16代仁祖となる最後の勝者。この悪役はいかにもな迫力。でももう少し活躍するといいんだけど・・イマイチ謀略が成功せずそのまま終わった。この人が宮廷を去ってからは楽しみが光海とケットンのベットシーンだけに。「女人天下」で主人公ナンジョンのライバル、正室キム氏役の女優さん。好み♪
仁穆王后・金氏....ホン・スヒョン 14代宣祖の二人目の正室。結婚当時19歳でケットンから寵愛をさらってゆく。宣祖は50代のため、35歳の義子(臨海君)、29歳の嫁(光海君夫人)などが出来、威厳を保つのに苦心。また倭乱による消失のため、行宮で行った彼女の祝賀式で王座に座ったとして、明に問題視された(思慮が浅いっつーか・・)。嫡出子の永昌大君を産むが、ケットンらによって殺害、宮殿の西宮に娘の貞明公主とともに10数年間幽閉。綾陽君のクーデターによって担ぎ出され、昌徳宮で綾陽君を16代仁祖とする(先王の正室たる大妃は、当時、国璽を扱える宮廷内の唯一の存在)。重要な役なのに若すぎるし迫力不足な気がする。
懿仁王后・朴氏...イ・チョンヒュン 14代宣祖のはじめの正室。最初から夫婦仲は悪く、ヤンファダンが寵愛を集めたくさんの子をもうけたのに比べ、彼女は20年来ひとりも子がなかった。ヤンファダンと対照的なおとなしく温厚な性格。そのためヤンファダンと対立、対抗馬としてケットンを後宮にしようとするが、かえって反抗されケットンを追放したりも。光海君の穏やかな性格を愛し、彼の世子としての立場を擁護し後ろ盾に。倭乱の遷都から戻った後、亡くなる。これで光海君を世子として支えてくれる存在がなくなり、即位が危ぶまれた。
チル(廃世子)...チョン・テウ 光海君の息子で世子だったが、父の廃位にともない連座して廃される。配流先から脱走をはかり、そのため殺される。祖父の寵妃を娶った父に批判的でケットンに向かい「誕生祝をすべきだが、祖母としてか、母としてすべきか・・」と皮肉ったり。そのことで母のユ氏に「父上とケットンの関係が理解できません」と詰め寄り、こっぴどく怒鳴られたことも。チ・ソンとチョン・テウじゃ同年代で息子という設定が辛いが、髭ありチソンとなしテウで、かつテウの声が高めで童顔なため、ギリギリかなあと。にしても不幸な王子役ばっかりの俳優さん。
光海夫人ユ氏(中殿、のち廃后)...サ・ガン 光海君の正室。おとなしく見えて夫の即位を狙いたき付けたフシあり。ケットンと夫の不倫も利用するが、即位後は世子と共に親子3人で囲む予定の夕餉もケットンが寝込んだと聞いた光海君にすっぽかされるなど、夫の愛を独占するケットンに憎しみが募る。嫉妬がワンパターン。夫の即位に伴い中殿となるが、クーデターで廃后に。配流された後は鬱病で死亡。
永昌大君...クォン・ミン 宣祖の唯一の嫡子で、仁穆王后の子。仁穆の父が彼を擁立し、光海君殺害をたくらんだとして死刑に。また永昌大君は流刑になり、毎日2個の芋だけを与えられた挙句に焼死させられる。見守る看守の悲哀が哀れですが、後半、打ち切りで余裕がなかったのか、この子の死に際があっさりしすぎてアレ?という感じ。「トンマッコル」「達磨よ、遊ぼう!」の映画から、「女人天下」仁宗子役など。
綾陽君....アン・ホンジン 16代仁祖。ヤンファダンの息子で信城君の弟、定遠君の息子。擁立されクーデターを起こし、光海君を廃位に。仁穆王后に慎重に接し彼女の望みどおりにするが、光海君一族殲滅は拒否した。この人といい他の王子・宗室といい、展開が早くすぐ月日がたつので登場するたび大きくなっていいた・・・。定遠君は最初から王位継承圏外?
臨海夫人ホ氏...ア・ヒョン 臨海君の正妻。愛人にかまける夫に対し諦める。倭乱からの非難の際、光海君夫人は同行できるのに彼女は置いていかれていた。「キムサムスン」で主人公のお姉さん役。臨海君が流刑になると悲しむ。最後どうなった?
信城君 ヤンファダン(仁嬪金氏)の息子で、宣祖から非常に愛された。そのため世子に推されるが、倭乱の最中に病死。子役さんはかわいく、臨海君に鞭打たれケットンに庇われる。
宣祖の側室たち 宣祖は14人も息子がいるし娘も多いので、後宮もそれなり。でも出番が少なく一人一人思い出せない。私がこのドラマで不満な点・・・。ヤンファダンと共謀し新王妃を迎える画策。
定遠君、綾昌君 ヤンファダンの息子が定遠君、その息子でヤンファダンの孫が綾昌君。仁祖となる綾陽君の父と弟。光海在位時代に謀反の罪で追われともに自害。
【女官】
チ尚書(チュンボク)...キム・ミラン ケットンの同期の宮女で親友。光海君とのことも知って気遣う。一人芝居が得意、若い頃はお手つきになる夢があったが、のち尚書になるほど出世(何年たってる?)。お手つきとなったケットンを祝い、ケットンが追放されてからは悲しみ、7年後ケットンが復帰すると大喜び。政権闘争に明け暮れるケットンに頼まれスパイとして仁穆王后に仕える。しかし改心して王后への忠誠を誓い、彼女が狙われると罪滅ぼしとして身代わりに死ぬ。ケットンは彼女のぶんも長生きするよう仁穆王后に言い残す。この人が明るい頃は楽しかったなー。
ヤン尚書...ハン・ヨンソク 宣祖の中殿媽媽・懿仁王后に仕え、のち堤調尚書に。若い頃一晩だけ宣祖の愛を受け、ヤンファダンの無礼を諌めたりも。ヒラ時代のケットンとチュンボクの上司。ケットンの野心を心配しつつ宮中での母のような役割。光海君が臨終の宣祖から叱責されたとき(完全に言いがかり)も、慰めるなど温厚。最後、仁穆王后の安否を確認するため別宮へ。この人その後どうなったんだろう。「女人天下」で文定王后づきオム尚書役の女優さん(4年違いだけど顔がかわらない)。このドラマでお気に入りの役で、活躍もっと見たかった。最近、女優さんは亡くなられたそうです。本当に悲しい。
ピョン尚書....キム・ヨンソン 仁穆王后の側近でブレーン。王后は王女(嫡出のため翁主でなく公主)を出産、その後すぐに嫡出王子を妊娠するが、それを10ヶ月隠させいきなり王子誕生!で周囲を驚かせる。
カプ はじめヤンファダンづきで光海君邸のスパイを勤めたが、ケットンに弱みを握られ、チュンボク、ケットンと3人で仲良く避難先で寝ていたり。のち中殿ユ氏づき。
【市井の人々や義賊】
ケットンのお母さん....キム・エギョン ケットンの母。帰省した娘に濡れ場を見られたことも。でメイクが厚い。ケットンが出世しセコイ手を使い金回りがよくなりケットンに怒られたり、お忍びで光海君を連れてきたケットンの行いに卒倒したり。最後はケットン処刑により逃げる。ケットンにたいして「あんたは夫がかわっていいなー私も変えたい」など、頭が弱いみたい。かわいい。
ソンイ 観相を謎のじいさんから習った聡明な少女。下男のギチュクと幼少時から思いあい、駆け落ち。幼少時、倭乱で怪我をした臨海君の顔相を見るが・・・。酒屋を営みソンミンらと結託、ケットンと再会。光海君の顔相を「鳳凰が見えるはずが、片方の翼しかない」(欠けた片方はケットン)と評する。このためだけに幼少時代から登場?その後出てこないし。
イ・ハンミン/パンボク...イ・フン 冒頭、いきなり凧に乗って登場する。謀反一族の子孫で、ヤンファダン側の汚職名簿を入手し臨海君に接近。臨海君が死ぬと隠遁。前半のフリは何だったのか。
峠の茶屋の女将...クォン・ウナ 「女人天下」でも登場した女優さんで全く同じ役割でお笑い担当。ハンミン/パンボクにアプローチしたり、要所要所で登場。ハンミンら盗賊の長の嫁に(結婚6回目)。
ギチュク ソンイの下男。嫁入り前の彼女に付き添い襲われると庇って怪我。「王と私」とか「女人天下」キルサン、「キム尚書」ウォンピョも思い出すポジション。
カンア...シン・ウンジャン チョン大監が水揚げした妓生で、深い恩義を感じている。流刑になったチョン大監を追い、流刑地まで来るが大監が死ぬ。7年間の蟄居中のケットンと同居。「女人天下」で仁宗の正室、仁聖大妃だった。
エセン 臨海君のお気に入り妓生。よく臨海君を慰めている。歌(パンソリ?)がうまい。顔じゃなくて歌で選ばれたのかな・・?臨海君が流刑になると投獄されるが、忠義を尽くして自害。
ジチョン、ヤンガク 光海君が道端で拾った酒好きな参謀。ケットンが光海君に重要と強調。倭乱で一度離れ離れになるがぶじ再会し影からケットンと連携。しかし即位後は手元を離れる。
【官僚、両班】
イ・イチョム ユ氏の兄とともに、光海君側に加担、ケットンとの仲も知っている。「女人天下」のカッパチ役。最後はケットンとともに処刑。「国のためを思って」と言い残す。
クォン・ピル チャン大監の弟子で、カンアと流刑地に同行。そのときケットンと出会うが、永昌大君の惨死を朝廷に訴える。ケットンと再会、「貞潔なケットンが九尾狐になるとは」と皮肉る。
ユン・ジギョン 侍講院。クーデターでみんな逃げ出した宮殿に一人残り綾陽君に向かって「天子は天が決めるもの、私はそれに従うだけ」と礼を拒み気骨を示す。
金公諒(キム・ゴンリャン)...キム・ハクチョル ヤンファダンの兄。妹と共謀し信城君擁立に動くが脚。この人も典型的悪役。ヤンファダンが参謀でこの人は実行役、体育会系。「張禧嬪」でも悪役。
ホギュン 実在の人物で、庶子差別を批判した「洪吉童」の作者。「庶子差別は高麗時代にはありません」と、イ・イチョムが光海君の改革に登用。「東方薬鑑」ホジュンの親戚。
仁穆王后の母...キム・ヨンラン たいした役じゃないんだけど、「女人天下」「張禧嬪」で好きな女優さんなので、書いてみました。でも仁穆王后の行きすぎを諌めたり、いい人だった。
キム・リュウ、キム・リュウ夫人 父と弟の死でバラバラになった生残り、綾陽君をかくまう。夫人は「女人天下」の昌嬪だったのでつい・・。どっかの時代劇で見た俳優さん探しになっている。
イ・ハンボク 流刑にされた学者。光海君が呼び戻したがったが流刑地で死ぬ。「女人天下」のタンチュ。
イ・ウォンイク 光海君に、臨海君の処分を思いとどまるよう進言した高官。「張禧嬪」でも丸顔が印象的。
※王子、後宮のうち、王子は結婚まで、後宮は仕える王が亡くなるまで宮中にいられる。
例外は世子と中殿で、二人は結婚後も王の死後も宮中に残ることが出来る。
しかし成宗の側室・オム貴人とチョン貴人はなぜ燕山君に殺されるとき宮中に?
ほか、「女人天下」で廃妃慎氏だったキム・ヒジェン、同じくチョン・リョムのラ・ジェウン、