【正説清朝29皇后】
清朝の皇后を全員網羅してあり、一人あたりのページは少なめ。皇帝についての本もそうですが、こう並べるとみんな
似ていてクローンみたいですね。一応、一番左上の
西太后だけは写真!芸が細かい。しかしみんな「孝」「慈」「安」とか似た名前ばかりで、はっきり言って区別がつきません・・。
【正説清朝十二后妃】
こちらは上と違い有名どころだけをピックアップ、日本でお馴染み東・西太后、珍妃から、考庄皇后、董鄂妃など。面白かったのは
ヌルハチの大妃で殉死した阿巴亥=ドルゴンの母がトップに上がっていること。当時殉死の習慣はあったものの、たいてい身分の低い后が殉死し高位の后はしなかったそうで、大妃の彼女が殉死は不自然とホンタイジ陰謀説が語られていました。
考庄皇后についてもまとめて読めて、満足。今まで『考庄秘史』『康煕王朝』『清宮風雲』などを見て、なんで順治帝の跡継ぎっての六人の皇子のうち
当時最年長の二阿哥でもなく、三阿哥の康煕帝なんだろって思ってたら、天然痘の罹患で決まったんですね。順治帝がそれで死んだから、次は耐性のある子を選ぼうという・・聞いた事があったんですが、忘れてました。
それに『考庄秘史』『康煕王朝』で活躍した
蘇麻尓は考庄皇后の陪嫁Y頭とか、『考庄秘史』で姐の海蘭珠に入れあげ考庄に冷淡だったホンタイジを見て、ドルゴンがこっそりつれてきたという設定だった
李<女麻><女麻>も実在の康煕帝の乳母だとか、いろいろ勉強になりました。一応史実からモチーフをとってたんだなあと初めて知りました。