日本版DVD公式ページ 范冰冰、張豊毅、张钧甯、张庭、周海媚、李李仁、李解らが主演。2014年12月21日湖南影視から放映開始、現在香港にて放送中。日本では9月2日にDVD発売、1ヶ月に1巻、計3巻。豪華台湾版購入しました!范冰冰、今年8月の米フォーブス世界女優収入ランキングでアジア人最高の4位15億円。還珠格格の脇役から始まって上り詰めた感が・・・。范冰冰工作室制作。
劇じたいは今どきの派手な設定で、なんと武則天が太宗の盟友となり高句麗遠征に付き従い軍功をあげると。もう史劇ではなくエンターテイメントなんだな。衣装もそうですが正直取り残されてついていけていません。髪飾り(おそらく笄)は七五三用みたいなものらしく、まずビジュアルがすごい。動画だと余計すごい。
太宗時代が半分を占め、残り駆け足で物語が進みます。今回の太宗(張豊毅)は迫力不足かな。許晴の「大清風雲」で多爾袞を演じた時もたけど、人が良さそうで王義之の書を墓に持って行くとんでもないオッサンには‥。あと武則天といえば子ども、孫、嫁など親族を殺しまくりですが、武則天は悪くないようになっている。新しいのはいいことだけど苦手。
「武媚娘伝奇」は台湾でのタイトルで、大陸放送では「武則天」です。合わず残念だけど実験的作品を作ってくれるのは大歓迎!友人に見せたところ、舞を教えてくれる先輩宮女が「後宮甄嬛伝」の端妃こと李宜娟さん演じる張含燕。趙飛燕をイメージかな?甄嬛パパもでてるらしい!歴史では最初から才人なので、ドラマで無位の宮女スタートなのが新鮮。
貞觀11(637)年、荊州武氏の少女、如意は唐朝後宮へ。おりしも亡くなった長孫皇后の命日、宮廷では《蘭陵王》の舞が催され、素晴らしい舞を見せた如意は太宗から媚娘の名を賜る。
このとき武媚娘14歲、太宗は39歲だったが、かつてない恋情が生まれる。その舞祭の夜、秀女・鄭婉により暗殺騒ぎが発生。媚娘は掖庭冷宮へ追われることになってしまう。
媚娘はそこで太宗の乳母であった彭氏という老女と出会う。彭氏は太宗が兄弟を殺し皇位についた「玄武門の変」をつぶさに見ており、媚娘は太宗と乳母の絆を感じ、太宗への思いをより深くする。
彭氏が亡くなってから媚娘は冷宮を出て、晴れて太宗から才人の位を授けられる。華々しい昇格に媚娘は他の妃嬪から嫉妬を買い、様々な陰謀へ巻き込まれる。
貞觀19(645)年,太宗は悲願・高句麗への出陣を決意。そこには媚娘が男裝し行軍へ同行する姿があった。凍えるような寒さと戦火の東遼の地において、媚娘と太宗は生死をともにしますます絆は深まる。
媚娘は様々な軍功をあげ、軍が都に引き上げ、媚娘はそれまでと変わり野心に目覚める。外戚で重臣でもある長孫無忌は「唐三代,武王代之(武姓のものが唐朝を滅ぼす)」という予言から媚娘を警戒する。
高句麗親征から帰還ののち太宗は体調を崩し、媚娘と今生の別れを意識するように。晩年は帝国や権力に終焉はあれど、愛は永遠と思うように。太宗との別れを意識した媚娘は、知性と野心すべて注ぎ権力闘争へ身を投じる‥。
※この時の高句麗遠征は失敗し、次代高宗に引き継がれるんじゃなかったかな。
※媚娘と太宗の関係がよくわからない。盟友?参謀兼側室?
※徐賢妃の出番があり期待したのだけど‥。ほか、虚構設定の妃嬪がたくさん。