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映画「悪い種子」(1956)

映画「悪い種子」(1956)_d0095406_20483720.jpg   推理小説とその舞台化作品が原作の、50年代とは思えない時代先取り&怖いサスペンス。あらすじにひかれ視聴しましたが、それまで、ルロイ監督はアカデミー受賞を逃しがちな、ラナ・ターナーやクラーク・ゲーブルを見出した人くらいの知識。映画の主要キャストは舞台版からそのまま起用、そのためジェスチャーが大げさという感想も聞きますが、舞台好きな私にはこれくらいが程よい。ヘイズコードのせいで結末がだいぶ穏健に変えられていますが、後味が悪い昨今のミステリーは苦手なので(気晴らしにならない)、この時代のサスペンス大好き。

  受賞:第14回ゴールデングローブ助演女優賞(E・ヘッカート)、ノミネート:第29回アカデミー主演女優賞(N・ケリー)、助演女優賞(P・マコーマックとE・ヘッカート)、撮影賞(ハル・ロッソン)。ロッソンはジーン・ハーロウと結婚していたことがあるらしい。

  【あらすじ】  上流階級の主婦クリスティーンは夫と一人娘の三人家族で、理想的な夫、愛らしく性格も良い娘と一見完璧な家庭。夏休み、ローダの通う学校の遠足で生徒が事故死する。クリスティーンは娘の身を案じ死んだ少年を憐れむものの、次第にローダの挙動に不審を覚える。さらに、他ならぬローダが少年の事故死に深くかかわっているのではと疑問を抱くようになり・・・。



    マコーマックもヘッカートもアカデミーを逃したのが不思議なくらい演技がいいです。それとヘイズコード時代に原作の救いのない結末はそのままで映像化できず、ローダが死にクリスティーンが生き残る様に変更。そして微妙なテンションのキャストあいさつと、ケリーによるマコーマックのおしりぺんぺんお仕置きシーンがラストに無理やり入っていて、接続がすごくヘン。それでも映画作ってくれたから御の字ですが。漫画でわたなべまさこ「聖ロザリンド」を連想しますが、映画が先なので、元ネタになっているのかな。犯罪者気質の遺伝、環境説について登場人物が論争し当時は話題に。



【キャスト】
クリスティーン・ペンマーク....ナンシー・ケリー
著名な作家の父を持つお嬢様で現在は専業主婦。性格は温厚、はつらつとした実娘ローダに比べかなりおとなしい。家主のモニカに強引に分析され、自分が養子ではないかと不安があると漏らすが、誰もが幼年期に抱く妄想と一蹴される。しかし、実は本当に養子で実母は著名な連続殺人犯、出生名はインゴールド・デンカー。兄は母に殺され、幼いながらも恐怖から実母の元から逃げ出していた。ローダのクラスメートが遠足で事故死した際、楽しげなローダに違和感を覚える。事態を把握してからは娘と無理心中を図るが失敗。大物舞台女優さんで、物憂げな表情とハスキーボイスで甘いしゃべり方が魅力的です。

ローダ・ペンマーク....パティ・マコーマッ ク
クリスティーン夫妻の一粒種。大人ウケは大変良いが、学校では書道コンクールのメダルに執着、獲得したクラスメートのクロードから無理やり奪おうとするなど凶悪な面を見せる。そして学校の遠足で彼を殴打しメダルを奪い、告げ口を恐れ殺害。実は以前、ご近所の老婦人もクリスタルボール目当てに事故死させたが、全く罪悪感を抱いていない。無理心中から生還と思いきや、件のメダルを探していたさ中、湖畔で落雷にあい死亡。

リロイ...ヘンリー・ ジョーンズ
アパートの使用人で見た目かなり危ないおじさん。ローダの本性を見抜き、撲殺の凶器からルミノール反応で血が検出可能と示唆を与え、それによりローダは凶器のタップシューズを処分する。「意地悪は意地悪の事がわかるんだよ」と言っていましたが、事の露見を恐れたローダの陰謀にはまり「事故死」するウッカリさん。死亡フラグとは思うがいざそうなるとガッカリ。気持ち悪い演技の光る俳優さんはペリー・メイスンの人。

デイグル夫人....アイリーン・ヘッカート
ローダの殺したクラスメート、クロード少年の母。自身はつましい出身で美容師。遅い結婚だったため、一人息子を失ったことでわが子を持つことは永遠に不可能に。クロードの事故死を疑い、ローダが何かを知っているはずとクリスティーン宅を訪れる。ゴールデングローブ受賞だけに、映画の中で一番お気に入りキャラです。ヘッカートは後にアカデミーも受賞し、この中では一番のビッグネームか。

リチャード・ブラボー....ポール・フィックス
クリスティーンの父。犯罪分野の著名な作家だったが、今では他ジャンルに移行、現在は海底油田について執筆中。犯罪ルポの取材中、連続殺人犯のもとから逃げ出した娘=インゴールド・デンカーを拾い秘密裏に養女クリスティーンとする。この人ががんばれば心中は防げたような・・。

モニカ....イヴリン・ ヴァーデン
一家のアパートの家主。離婚経験あり噂好きなせっかいおばさん。すっかり騙され彼女がローダをかばうたびイライラ。上流階級の老婦人といったいでたちですが、女優さんはかつてのセックス・シンボルらしく美人!ペットの小鳥をローダが狙っており、次なるターゲットだったのは確実。

ケネス・ペンマーク....ウィリアム・ ホッパー
クリスティーンの夫、ローダの父。陸軍大佐。夏休みは家族旅行のはずが、急な任務で旅行はキャンセル。1か月ワシントンDCに単身赴任中。クリスティーンとはアツアツでそのへん舞台演技。心中未遂後ローダを抱きしめているが、夫婦仲は大丈夫なのか。

ミス・フェーン....ジョーン・クロイドン
ローダの通う厳粛な学校の校長で、上流階級のインテリ独身女性。ローダの暴力事件をもみ消すが、それがかえってクロード事故死を招き、父兄らを前に複雑な立場に。言動を見るとローダが犯人だと確信している様子。結局、ローダを退校処分に。舞台版にも同役で出演、いい味出してます!

タッカー....ジョージ・クラーク
エモリー....ジョゼ・ホワイト
モニカの知人で犯罪学者もしくはルポライターの男性二人組。タッカーさんがメガネの温厚そうな中年で、エモリーはジャーナリスト然とした容貌。お茶に招かれ、そこでの犯罪談義で連続殺人犯デンカー(クリスティーン実母)の消息について語る。タッカーはクリスティーンから遺伝説について解説を頼まれている。

S・デンカー
女性の連続殺人犯、家族を含め多数の人間を殺めるが、証拠を残さない知能犯。今は行方不明で、噂ではオーストラリアに逃亡したらしい。クリスティーンの実母。作中触れられませんが存命なのかどうか。
by hungmei | 2014-12-02 22:17 | 5雑感など | Comments(24)
Commented by チョロ at 2014-12-06 17:55 x
お久しぶりです。寒いですね。
ここで「悪い種子」を目にするとは思いませんでした。
私、横溝正史が好きなんですが、その短編に「悪い種子」の名前が出てきます。
横溝作品は、とかく「スケキヨ」ばかりがいわれますが、実はクリスティーとか「悪い種子」とかが持つ、遺伝とか特異気質に取材した作品が多くて、そういうのが好きな人は楽しめると思います。
クリスティーなど、最晩年の作でも40年経過しているのに、そこに描かれた犯罪者たちのメンタリティーは恐ろしいほど現代日本に酷似していて、変な話、日本は犯罪後進国なんだなぁと実感させられます。
久しぶりに横溝正史、読み直してみたくなりました。
Commented by hungmei at 2014-12-07 21:27
チョロさん

ご無沙汰しています!コメントありがとう ございました。横溝先生は金田一探偵ばか り読んでしまいますが、そんな短編がある のですね。クリスティー作品は、逆に名探 偵ものよりアクロイドとか有名な短編が好 きです。最晩年の作品、あまりなじみがな いのですが、面白そうなので読んでみます ね。

ブログの趣旨は中国エンタメですが、ミス テリーやサスペンスも大好きで、みた中か らこれはというものはつい記事にしちゃい ます。「悪い種子」は、たね、と読むと視 聴してから知りました。すごく良かったの でDVDを買い、何度か見ています。仰る通りに50年代にもう問題視されていたのに驚き ました。

オススメ作品などありましたら、ご教示い ただけると嬉しいです(*^_^*)
Commented by チョロ at 2014-12-08 22:49 x
返信をありがとうございます!
「悪い種子」が出てきたのは、確か「支那扇の女」だったと思います。
金田一耕助の初登場は、「本陣殺人事件」ですが、それ以前は、元警察官の由利麟太郎(探偵)と新聞記者の三津木俊助というペアでした。
この由利先生は、金田一耕助の前身ともいえる人物ですが、もう1人、「山名耕作」という人物もいました。
筆者は登場人物の命名に好みがあるようで、「耕作」「耕助」のほか、「犬神家」の「青沼静馬」、これも頻度が高かったように思います。
御存知かどうか、横溝作品には、「人形佐七」シリーズという岡っ引き物(短編一五〇話)もあります。
何せ横溝正史ですから、話はおどろおどろしいのですが、親分(江戸っ子)・子分(江戸っ子と上方モン)の掛け合いが絶妙で結構笑えます。
興味がおありでしたら、古本屋さんを覗いてみても良いかもしれません。
Commented by hungmei at 2014-12-09 18:46
こちらこそご教示ありがとうございます!面白いものに出会えるチャンスは貴重なので、とてもありがたいです。「人形佐七」、少しだけ読んだことがあります。おお、時代が違うーー!と新鮮でした。そんなに長いとは、また探してみますね。「支那扇の女」も、タイトルからそそられます。横溝御大だけに由利麟太郎(探偵)と新聞記者の三津木俊助、山名耕作もうっすら聞いたことがあります。いろいろな蓄積があり、あの稀代の名探偵が生まれたのですね。

  青沼静馬、そういえば何度か見たような。幼少期から金田一探偵は大好きでしたので(今思うとよく親が視聴を許したと思います、土曜ワイド劇場なんかで見たような)、ルーツを探る意味でも、作品そのものも、興味がわきます。古本屋さんで探す必要があるんですね、時間がかかりそうですが、トライしてみます!

  人気作家ですが、周りに横溝ファンが少ないので、こちらで話題にできてとってもうれしいです^^
Commented by チョロ at 2014-12-09 19:18 x
hungmeiさま

横溝正史、私は角川文庫で持っています。このシリーズは、黒が基調で、劇画に彩色したような妖艶な女性が描かれていることが多く、よく古本屋さんに出ています。
人形佐七は、春陽文庫で全作読めます。
うちは子どもの頃、夜9時に就寝で、映画館とか連れて行ってくれない親でしたので、当時ブームだった「スケキヨ」(初版)とか、土曜ワイド劇場とか、全然見られませんでした。
たまたま大学の部室に「悪魔が来たりて~」があって、うっかり読んでしまったのが運の尽き、気がついたらジュブナイル物以外はほぼ揃ってしまいました(笑)。
流行った作家ですし、結構根強いファンもいますので、図書館の開架ではなく、書庫のほうに眠っているかもしれません。

『紅楼夢』の話から「スケキヨ」になるとは思いませんでした。人の縁って面白いものですね。
Commented by hungmei at 2014-12-10 11:36
チョロさま

情報ありがとうございます!角川版はスタイリッシュで、よく見かけますね。人形佐七は春陽文庫なのですね。さっそくチェックします!

大学の部室で初めて読まれる方が健全では^^確か、小学校高学年の頃、レンタルビデオ店に行くたび、古谷一行の金田一探偵ドラマを妹とキャッキャキャッキャいって親に借りてもらっていました。それくらい楽しみでした(笑)

書庫なら学生の特権で入り放題ですので、何かのついでにでもすぐ探してみます!紅楼夢もスケキヨも大好きです!いやー、嬉しい&楽しいな。奇遇ですね!
Commented by チョロ at 2014-12-18 20:11 x
hungmeiさま

雪は大丈夫でしたか?

クリスティの話が少し尻切れになっていましたので、2冊ほど紹介しますね。
一つはポアロ物で、「ヒッコリーロードの殺人」。
舞台が学生寮ということもあり、ポアロはむしろ脇役です。
1955年ですので、60年も前の作品なのですが、犯罪の性質は全然古くありません。
たぶん当時の日本人で、この作品の世界を生活実感を伴って感得できた読者は少なかったのでは?
そう思わせるほど、「現代的」な作品です。

ちょっとホラーが入っているという点では「親指のうずき」(1968)です。
トミー&タペンスという夫婦探偵ものです。
養老院におばを見舞いに行くところから物語が始まります。
テンポはスローで、派手なアクションとかは全く無いのですが、深夜に一人で読むのはおやめになった方が良いと思います。

クリスティには無実の人が無実と証明できない悲劇、あるいは真犯人がわからないがために、関係者全員がグレーのまま疑心暗鬼にさらされ続ける不幸を描いた作品もあります。
トリッキーな作品や、派手なスパイ物も良いですが、クリスティが長く読まれるのは、こういう心理物のような気がします。

それにしても、この寒さ、まだまだ続くらしいです。くれぐれもお気をつけ下さい。
Commented by hungmei at 2014-12-29 02:35
チョロさま

返信がだいぶおくれまして申し訳ありません!年末で予定が押せ押せで…

ご教示いただいた二作品、どちらもおもしろそうですね。特に二番目が気になります!
Commented by チョロ at 2014-12-29 22:02 x
hungmeiさま

>返信がだいぶおくれまして申し訳ありません!
とんでもありません!
こちらこそ、勝手気ままに書き込ませていただいてすみません。
私など、何の予定が有ったわけでもないのにこれから年賀状です……
どうか良いお年をお迎え下さい。
来たる年の御多幸をお祈り申し上げます。

Commented by hungmei at 2014-12-30 06:36
チョロさま

私もこれから年賀状です(笑)ヒッコリーロードの殺人と親指のうずき、文庫でありましたので通販で買ってみました。届くのが楽しみです!ポアロは、はじめてふれたのがドラマ版「複数の時計」で、よくわからないまま話が進んでしまい、それ以来とりかかりにくかったのですが、あらすじかなり惹かれます(^_^)

こちらこそ本年度も大変お世話になりました。どうぞ良いお年をお迎え下さいね。また、来年も変わらずおつき合いくださるようお願いいたします。どうぞよろしくおねがいします!
Commented by hungmei at 2015-01-07 21:13
両方読み終わりました!ヒッコリーロード、随分前に書かれたのに、今でも通用しますね。確かにびっくりです。ポアロさん、カーテンで亡くなった時の時代背景が40年代だったような気がしたんですが、この時はそれより年代が後ですね。そういう設定(?)なのかな。

「親指のうずき」は特に気に入りました!ドラマ化もされているようですね、映像でも見てみたいです。ホラー風味、満喫しました。最後、そうきたー!とワクワクしましたよー^^
Commented by チョロ at 2015-01-09 19:25 x
新年好! 今年も宜しくお願いします。

気に入っていただけたようで安心しました!
「カーテン」、おっしゃる通り、戦前の執筆です。
もともと、クリスティの死後に出版することになっていた作品なんですが、恒例のクリスマス出版に提供するため、生前(とはいえ没年の前年ですが(^^;))に刊行されました。ですので、現時点での実質上の遺作(未発表作があるとの噂もあります)は「カーテン」ではなく、「運命の裏木戸」です。

そういえば、よく、ポアロとミス・マープルものの間で、好みが分かれるようですが、私はどちらも好きです。
ミス・マープルの魅力を手軽かつリッチに楽しめるのは、短編集の「火曜クラブ」だと思います。機会があれば御一読下さいね。

余談ながら、ほとんど映画を見ない私が好きなのは、ルキノ・ヴィスコンティ監督のものです。貴族って素敵!退廃って美しい!そして私は庶民だ~と実感させてくれます……(思い知らされる、のほうが適切かも。。悲しい)

Commented by hungmei at 2015-01-10 20:39
新年好!今年もどうぞよろしくお願いいたします。クリスマスにはクリスティ、というやつですね!クリスティ先生は大作家がゆえに、自分で読んだ内容より聞きかじった内容が多くて。ミステリーなのに(笑)「アクロイド殺し」、今読んでいますが、トリックは著名で既に知っているので、不思議な感じがします。「そして誰もいなくなった」も、映画で初めて見た時に、「あ、知っている結末と違う!」(戯曲のほうが原作で小説と若干違っていた)となりました。十分楽しめましたけど・・

遺作は「運命の裏木戸」なのですね!また面白そうなタイトルです。未発表作、気になりすぎます。亡くなったのが最近(比較対象は曹雪斤先生で)ですと、まだまだそういう可能性があるんですね。

私はミス・マープルの方が好きかもしれません。女性主人公ものが好きです。でもイギリスドラマが好きなので、ポアロも親しみがあります。ベルギー人だと最近知りました(イギリスから見て外国人なのは知っていましたがよく把握していなかった)。「火曜クラブ」、おすすめありがとうございます。読んでみます^^

ヴィスコンティ!お耽美ですね。確かにさすが貴族だなと。お父様のご先祖は公爵なんでしたっけ。タイトルからして激しいですし。私も紅楼夢なんか読んでも庶民だな、と思う派ですー。お嬢様に感情移入はあまりできず(しないことはないですが)どちらかというと侍女やばあやに感情移入しています・・・

ヴィスコンティ監督作品で特にお好きなものはありますか?私は至極有名なものだけは見た事があります。ベニス死す、郵便配達人は二度ベルを鳴らす、地獄に堕ちた野郎ども、かな。
Commented by アヤ at 2015-01-11 01:02 x
ヴィスコンティ、良いですね。「ルートヴィヒ」が好きですが、何と言っても「ベニス・・」におけるビョルン・アンドレセンの「タッジオ」は永遠です。母親は「タジュ~」と呼んでましたね。

トーマス・マンの故郷、リューベックへは行った事があります。北ドイツの独特の雰囲気は忘れられません。

黄梅さま、本年も宜しくお願いいたします。
Commented by hungmei at 2015-01-11 15:07
アヤさま

こちらこそ今年もよろしくお願いいたします!典雅ですよね、ヴィスコンティ監督。ルートヴィヒ、まだ未見です、チェックしますね。アンドレセンさんは他作品にはあまり出てないんでしょうか。お見かけしません。

トーマス・マン、さすがですね(笑)北ドイツ、興味がありますが行ったことがありません。ドイツといえば、エコ、勤勉、森、寒い、城、徴兵制廃止、閉店法、ビール、ソーセージ、酢キャベツ、ジャガイモ・・・。ヨーロッパの中なら一番行きたい国です^^

リューベック、いかがでしたか。そうした地名があるのもよく知りませんでした。
Commented by チョロ at 2015-01-11 17:29 x
みなさま こんにちは

みなさまが挙げていない作品で、私が好きなのは「暗殺の森」です。

それにしてもDNA鑑定が当たり前になった現在、横溝作品みたいな首無しトリックは、もう使えないんでしょうね。私は今の時代、横溝正史が新作を出すとしたら、どんな作品を生み出したのか、かなわぬ夢を追うことがあります。
Commented by hungmei at 2015-01-11 18:28
チョロさま

「暗殺の森」みてみますね!ご教示ありがとうございます(^^)/顔のない死体、てやつですね。たしかに、あれすきなんですが(小説としてはです!)、今は鑑定ですぐわかりますね。精度も上がっていると言うし。首なし、顔判別不可で好きなのは、横溝先生「黒猫亭事件」です。ドラマ化されたDVDも買っちゃいました…。ちいさいときから、白骨だの首なしだのときめいてました。いやな子ども(´д`)
Commented by チョロ at 2015-01-11 23:01 x
「暗殺の森」はベルトリッチでした!すみません。
やっぱりロクに映画を見ない人は、混線してしまいますね。

白骨・首なし……これにときめくことは無かったです。といいますのが、ときめく前に、祖母が「人形だ」だの「作り物の血だ」だのと言って、雰囲気をぶちこわしてくれていたからです。。。
Commented by アヤ at 2015-01-12 12:18 x
先日、「犬神家・・」をTVでやってましたが、この高峰三枝子版が良いですね~。3姉妹、迫力ありますし。昔の映画って本当に見応えあります。

アンドレセンは今も健在のようですが、「ベニス」以来はぱっとしないようですね。

ベルトリッチの「ラストエンペラー」は音楽も好きで、サントラ盤も買っちゃいました。婉容が可哀相です。ホント。写真を見ると「諍い女」の主人公に顔が似てると思われませんか?
Commented by hungmei at 2015-01-17 02:00
チョロ様

ベルトリッチ監督も濃厚な作風ですね。それこそラストエンペラーくらいしかみたことがないし、「暗殺の森」というタイトルがすごく気になりますから、見てみます(^^)/

たしかに、昔のドラマの死体は嘘っぽいですね(笑)私も、その偽物っぽさが好きな面はあるかも。最近の海外推理ドラマなど、かなり死体が生々しくつくられていて、あれにはときめきません。て、どっちにしろ良い趣味ではないですね~
Commented by hungmei at 2015-01-17 02:01
アヤ様

高峰三枝子、良いですよね!私も70年代市川監督オリジナル版が大好きです。リメイクの三姉妹もすてきですが、オリジナルの高峰三枝子はたまりません(笑) 

高峰秀子主演の女子校の話で舎監役だったのが、特に好きですね。いま名前がでてこなくて。桜の園、だったかな。

婉容とスン・リー、たしかに、目元の印象がにているかも、です!(^^)
Commented by アヤ at 2015-07-02 20:27 x
お久しぶりです。お元気でしたか?さてさて、ララTV「武則天秘史」を観始めました!黄梅さんは?
Commented by アヤ at 2015-07-18 11:51 x
既に観られてましたね。失礼しました。その記事を読んで、楽しく視聴してます^^
Commented by hungmei at 2015-07-23 12:35
アヤさま

ご来訪ありがとうございます!ララTVで武則天秘史やってるんですね。あれは面白ったです。しかも、時代劇トップ女優ファン・ビンビンでまた武則天、来年あたり本国で放送するそうです。中国人は(そして私は)どれだけ武則天劇が好きなのか(笑)

コメントいただいていて気が付くのが遅れ申し訳ありませんでした!ちょこちょこログインはしていたように思うのですが・・使って10年いまだうまく扱えないブログの難しさよ。。
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