大陸越劇の「追魚」に影響されたっぽいこの作品。上海越劇でも王文絹(本当は女へん)と徐玉蘭の紅楼夢コンビでカラー映画が制作されていて、昔から大好きでした。王派の良さが本当に出ている気がする。
香港版は男装の麗人スター・凌波と、可愛らしい女優さん、豪華なセットとこちらもなかなかですが、キャストを見たら欧陽菲菲がでてるみたい。ファンでもないのにすごく確かめたい!
身近とは言い難い60年代香港映画に、日本芸能界にも登場した女優さんが出ていた、というのが嬉しいのかも。たぶん侍女あたりの役なんじゃないかと推測(^_^)v
…と喜び勇んで確認したところ、どうやら一字違いの名前の別人みたいでした。その方は欧陽菲菲でなく、よく見たらお名前が「沙菲(沙は草冠)」で、年格好も違う熟女の金夫人役。歌うシーンもないし、勘違いしたのは自分ですががっかり。散々なオチがついてしまいました…(>_<)
でも60年代香港ショウブラザーズ映画は、その後香港、台湾、大陸で活躍された俳優さん達が新人時代にたくさん出演していて、探す楽しみがあります。90年代日本で大ヒットしたキョンシーシリーズの浩雲道士役のイケメン俳優さんや、のちにカンフー映画に主流が移った後に活躍された人材もたくさん。大家キンフーも何気に「江山美人」にチラッと出演していたり。